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No.3
- 回答日時:
広く世間一般がどうかは知りません。
ウチの子どもたちとその仲間の様子です。
私はプロファイルに記した通りの在米の隠居爺です。
ウチの子どもたちは、地元の州立大に通っています。
大学はそこそこのレベルで、専攻は医歯薬バイオ系と工科系、今はそこの大学院に居ます。
以下は彼らの勉強と仕事の様子や考え方についてです。
大学に進学について、彼らには高校までの生活を通して明確な目的・目標を持たせました。
それは以下のようなものです。
大学に行く目的は『大学でないと手に入らない優れたモノを身につけること』
その『モノ』とは、
知識・技術・技能・資格・人脈・経験・ノウハウ・実績
そして、その目標は、
① 他の人がやらない有益なことができるようになる
② 他の人ができない有益なことができるようになる
③ 有益なことで他の人より優れた結果がだせるようになる
④ 以上のことを証明する実績を示せるようにする
なんか仰々しいというか、硬い感じがするかもしれませんが、それには以下の二つの当地の背景・事情があるからです。
(1) 高校を出たら子どもは自立させる
(2) 大学進学に必要な費用が高額
当地では高校までが義務教育です。
そこから、『高校を出る時が親から自立する時だ』と社会では見られます。
高校を出たら、進学しようが社会に出ようが、それは子供自身が決め、子どもはそれに責任をもって臨みます。
『責任を持って臨む』とは、大学に進学するなら、学費はもちろん、生活費も自分で何とかするということです。
そこで (2) が問題になります。
日本では大学は国公立なら私立より安いですが、当地ではそうではありません。
レジャー大学とか日本のFランなどというのと同じような所は知りませんが、それなりのレベルになれば、国公立でも学費は高いのです。
ウチの子どもたちが通っている大学の学費は年額で600万円弱です。
そして、保険などが高いことから生活にもお金がかかり、最低でも年額で300万円はかかります。
つまり、4年間だと4千万円近いお金がかかるのです。
そんな高額なお金を子供が当調達するのか。
それは借りて調達するのが一般的です。
日本のように親に出してもらう子も居ない訳ではありません。
しかし、家が買えるような金額のお金をポンと出せる親は多くはありません。
子どもが何人も居ればなおさらです。
だから、親からでさえ借りるというのが一般的で、多くの場合、財団や金融機関から借りて賄います。
借りるのですから返さなければなりません。
高額ですから返すのは容易でありません。
ではどうするのか。
そこで冒頭に述べた大学進学の目的が意味を持ってきます。
『大学でないと手に入らない優れたモノ』を使うのです。
当地の学生はよく勉強すると言われます。
しかしそれは、ただ机に向かっていい成績をとればいいというものではありません。
究極の目標は、大学を出たら、大学で勉強した『大学でないと手に入らないモノ』の ①②③ という優れた点を生かし、良い結果を出そうとするのです。
それはどうやってか。
それは、大学時代を通し、講義などで習ったことをすぐに使ってみて、理論などをうまく使って良い成果を出すにはどうすればいいかを実践的に身につけていくのです。
理系のウチの子どもたちの場合、大学に入ると自分が専攻したい分野で研究が活発に行われている研究室に行き、研究の助手をさせてほしいと頼んだと言います。
そういう所なら、勉強したことを実際に使っているから、理論の応用のノウハウを勉強できると考えたのでしょう。
結果としてですが、彼らは研究室にインターンとして雇ってもらい、そこでの研究の手伝いをしつつ、そこと付き合っているスポンサー企業・機関にも出入りさせてもらい、理論の応用ばかりでなく、仕事の進め方、人・企業などとの付き合い方、人脈なんかも手に入れることができたと言っています。
日本では、就職するまでは学生と企業とに接点はありません。
だから、社会での働き方は、会社に入り、そこで会社側が用意した『研修』とか『実習』などというものを通して覚えていきます。
そして、実際に職場に入っても、最初は教育係の先輩社員について回って手取り足取り教えてもらい、ひとり立ちするのに何か月も掛けます。
それでやっと専門知識を使う時が来るわけですが、本人にはノウハウは全くありません。
結局、先輩社員がやっていることを真似るなどして自己訓練をし、一人前になるには何年もかかるというのが実態でしょう。
ウチの子たちのような場合、その過程をすでに学生時代に終わらせているわけですから、社会に出たら即戦力です。
それも『他の人より優れた』ということにフォーカスして自己訓練してきていますから、出せる成果は結構高いものです。
それが良い報酬に結び付くので、高額な借金をしても返せる自信につながっているのです。
実際、彼らは大学進学当初はかなりの金額のお金を借りました。
しかし、インターンシップを開始し、そこでいろいろ実績を出すにつれ、研究室を通していろいろな機関などに働きかけをしてもらえ、ある種の返さなくていい奨学金がもらえるようになりました。
その金額は素晴らしく、学費だけでなく、生活費や、借りたお金の返済にも充てられるほどのものでした。
勉強の成績を一定以上に保ち、インターンシップでそれなりの実績を出し続けたことで、結果として4年間そのお金をもらい続けることがっ出来、卒業時には無借金というだけでなく、新車が買えるぐらいの貯金まで貯めることができたと言ってました。
こうしたインターンシップに励むと、そこで培った実績は、ただ飲食店やコンビニの店員でアルバイトしていたのとは違い、ちょうど中途採用の前職の経歴・実績のような評価が得られ、その内容によっては入社時にいきなり優秀なプロとして高給取りに採用されたりします。
ウチの子どもたちの場合は同じ大学の大学院に進学し、インターンシップで世話になった研究室で研究を続けることにしたようですが、大学院の学生の暮らし方も日本とはだいぶ違うようです。
彼らは自分の研究をしていますが、そこから出てくる成果の一部はスポンサーとシェアしています。
また、スポンサーの活動の方にも、コンサルタントのような形で積極的に参加しています。
そういったものは、実績として本人の評価を高めることにつながるばかりでなく、スポンサーからの報酬としても返ってきます。
そういう意味では、ウチの子どもたちの周りでは就活という概念はありません。
大学生活の中で行うインターンシップがいわば就活そのものと言えそうです。
それは勉強したことを如何に仕事に生かせるかを考える自己訓練の場ですから、学業をおろそかにするどころか、学業そのものと私の目には映っています。
まだ学生でありながら、日本の大企業に勤める中堅のサラリーマンぐらいの収入はあるようで、伴侶としたい人を見つけ、我が家の近くにあるプールやジムを備えた瀟洒なアパートで大きなワンコとともに同棲しています。
40年前に私が日本でしていた学生生活とはだいぶ違うものを子どもたちでは見ていますが、今の日本の学生さんたちの生活はどんなものなのでしょう。
この回答へのお礼
お礼日時:2023/11/19 09:32
貴重なお話ありがとうございます。
機能した場合、すごいシナジーが生まれるのだなと感じました。
一長一短があるのは感じますが、動機付けがやはり重要ですね。。
No.2
- 回答日時:
海外に新卒神話はないよ。
「人材」と認められれば、中途だろうと好条件で迎えられる。
それと統一的な就職期がないので「早期化」とか「冗長化」とかいう概念もない。
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