【コナン30周年】嘘でしょ!?と思った○○周年を教えて【ハルヒ20周年】

働くためにアメリカに行ったのに戻る人もいますか?

子持ちの人が正社員じゃないとここでもアメリカでも派遣切りや解雇しやすさは同じだと思われてアメリカで働くために息子(娘)と一緒に羽田空港から行ったのに、それを後悔して1年以内にアメリカでの仕事をやめて息子(娘)を連れてアメリカから羽田空港に戻ったりそんな経験がある子持ち人はいないんでしょうか?
慎重に決定する必要があるそう

A 回答 (3件)

『夢破れて帰国した経験がある人はいないんでしょうか?』という問いへの答えは『そういう人の方が多い』だと思います。



その理由は『優れた結果を出し続けるのが難しいから』だと思います。



外国での暮らしに憧れる方は多いです。
雑誌・テレビ・ネットなどで海外の暮らしを見聞きしたり、実際に海外旅行をして現地を見るとそう思う人は多いものです。

円安や景気の良さで海外の方が収入が高く見える。
ワーキングホリデーなどの制度で海外で働いて暮らす経験がしやすくなり、その経験談などでは日本よりそこでの生活の方が良く見える。
『海外では実力を認めてもらえる』なんて言う人が居る。

そんなところから、自分もしたくなる、できそうな気もしてくるものです。
そう言った人々にアメリカは根強い人気があります。
先進国として一番安定で、世界の生活をリードしている感がありますから。

しかし、アメリカで暮らしていけるようにするための現実のハードさを知っている人はそう多くはありません。
世界でもアメリカは特にそれが難しい国と言っても良いかもしれません。
現実にはそれほど甘いものではないのです。



海外への移住は国内の移住とは違います。
国内なら、引っ越した先で適当に職を探す事が出来ますが、海外ではそれが簡単ではないのです。

他の国に行くには、国に入り、そこに滞在するための許可が必要です。
その許可証がビザ(査証)です。

日本は世界で最も信用されている国なので、観光のような『一時的』で『働かない』という目的ならば、多くの国ではそのビザの取得が免除されています。

しかし、働いて収入を得て長く暮らす『移住』を目的にその国に入って滞在するには、『長く滞在できる』ことと『働ける』ことが許された『ビザ』を手に入れる必要があります。

いくつかの国では、まずその国に来て、アルバイトでもしながらその国の生活に慣れ、そのうえで正規の仕事を見つけようと言うようなことが可能です。

それがワーキングホリデーなどと呼ばれる制度で、それを利用したい人は、あらかじめ『ワーキングホリデービザ』を手に入れてその国に行きます。



しかし、アメリカにはその制度がありません。
なので、アメリカに移住してくるには『就労ビザ』を手に入れなければなりません。

そのために最初にしなければならないのは、アメリカの企業に雇ってもらえる約束を手に入れることです。

それが難しいのです。
なぜなら、そこで雇ってもらえる仕事には制限があるからです。

外国から来る人は、普通のアメリカ市民が出来るような仕事には就けないのです。
まずはアルバイトでもして生活してみて・・・などと言うことはできないのです。

アメリカは自由の国です。
その『自由』には『職業選択の自由』もあります。
なのになぜどんな仕事にも就けないのか?

それは、憲法や法律が保証している『自由』は『その国の人に保証している』のであって、外国人に保証しているわけではないからです。

パスポートの1ページ目にはこう書かれています。

  『通路故障なく旅行させ』『保護扶助を与え』

つまり、あなたが外国で手に入るのは旅行での安全と移動の自由ぐらいだけなのです。
それも『関係の諸官に要請する』とありますから、その自由も『保証される』ものではなく『お願いします』と頼んで手に入っているだけなのです。

だから、アメリカではアメリカの外国人に対する法律に従わなければいけなくなるわけです。



それに従うと、日本の人が就ける仕事は、アメリカでは得にくい技能を使うとか、アメリカでは得にくいほど高い能力を使う仕事とかということになります。

そして、それを証明する証拠を具体的に提示する必要があります。

外国人を雇う人(会社)は、外国人から提示されたその能力の証拠とともに、『その能力を必要とするからその外国人を雇う』ということを記した労働許可証の申請書をアメリカの移民局に提出します。

移民局はそれを審査し、その外国人が本当にその能力があり、その人を雇うことがアメリカの人の職を奪わないと判断されると労働許可証が発行されます。

その人は雇用主を通してそれを受け取り、パスポートと一緒にそれを日本のアメリカ大使館に提出すると、パスポートに就労ビザのシールが貼られて返ってきます。

これで初めてその人はアメリカに移住できるのです。



これを実現させるには、まず、その人は『それなりのレベル』の得意技を持つ必要があります。

その『それなりのレベル』はタダ学歴があればいい、資格があればいいのではありません。
社会的に認知された第三者が認めるプロとしての高い実績がなければいけないのです。

例えば寿司職人。
調理師免許を持つなんて言うのは当たり前です。
そのうえで、業界で名のあるお店で何年か修業したり、そういったところで働いた実務経験が必要です。

場合に依っては、その腕が業界の雑誌で優れているという記事になっていたり、業界で権威のある賞をもらったり、業界で名の通ったお店ののれん分けをしてもらった、などという『社会的に認知された第三者が認めた実績』も必要になることもあります。

他の例で言えば、技術者。
大学でその道を専攻して学位を持っているのは当たり前。
そのうえで、その分野の企業で数年以上の実務経験が必要です。

この場合も、業界雑誌に高い実績が紹介されたり、専攻分野で多くの企業や製品に使われる特許をいくつも持っているとか、専攻分野の学会で論文が表彰されたとか、その人が開発した製品が好評を博した実績を記した証明書をその会社が公式文書として出した、などという証明も必要になることがあります。



アメリカに長く滞在された経験をされた日本の方は多いと思います。
延べで言えば何千万人もいるでしょう。

そのほとんどの方々は、日本の企業や国の機関などから派遣されてきた人、その家族、留学生、外国人と結婚して相手の母国に行った女性なんかです。

企業などからの派遣者は、仕事は日本から持ってきたものでしょうし、日本人の枠組みのなかでアメリカの人とは別に評価されて暮らしてますから、生活している土地がアメリカというだけで、アメリカ社会で揉まれているわけではありません。

まぁ、それでも会社の中ではアメリカに派遣されるためにはそれなりの評価は受けているのでしょうけど、帯同してアメリカに来た家族はそうではありません。

その人たちは自分で何か努力してきたわけではありません。

留学生も含め、何年かすると日本に帰ることが前提という意味では、その方々の根底にあるのは『長い海外旅行を楽しんでいる』という意識です。

結婚して海外に出られた方も、配偶者にぶら下がり、自力で生活している人は少ないので、大なり小なり海外旅行気分的な意識の方々は多いと思います。

つまり、ほとんどの人は『自力』でアメリカで仕事を手に入れ、アメリカ社会で揉まれて現地の人と同じ土俵で競争して評価を手に入れているわけではないのです。

質問にある『夢破れて帰る人』はそう言う人たちに隠れてあまり見えないとは思いますが、就労ビザを取って日本を離れ、自立して日本を頼らずに自力で外国で暮らした人たちです。



私はプロファイルに記した通りの在米の隠居爺です。

私の場合、別件でアメリカに正規に滞在していた時に、当地の仲間の仕事をボランティックに手伝ってやったことが『私の能力の証明』になり、そのまま当地に居着きました。

そう言うと簡単に聞こえるかもしれませんが、それはある特殊な通信システムを開発してあげたというものです。

システムを構築し、その部品要素をひとつひとつ設計してプログラムや図面を書き、信頼性などを解析して必要な対策要素を組み込み、それをシステム半導体を使ったワンチップに収め、特殊な半導体上に実装し、テストベッドを作り、評価・デバッグしてリファインサイクルを回す・・・

膨大な作業を伴うもので思った以上に時間はかかりましたが、私はその全部をひとりでこなしました。

『得難い』とか『高い』『優れた』と言う意味がお判りでしょうか。



この言葉を別の表現をするなら、こんな感じです。

  アメリカの人が『やらない』有益なことが出来る
  アメリカの人が『できない』有益なことが出来る
  有益なことでアメリカの人『より優れた成果』が出せる

移住を成功させるには、それを『やりつづける』ことと、それをただしているだけではなく、『結果を出し続ける』ことが出来なければならないのです。

その『継続する』ことが難しいのです。



就労ビザは『特定の雇い主』の下で働くためのものであり、それには『有効期限』があります。

もしその雇い主(会社)からクビになったらビザは無効になります。

有効期限は更新できますが、それも雇い主には雇い続けてくれると言ってもらう必要があります。

クビになったり期限が切れれば日本に帰らなければなりません。

そこの自由を手に入れるには『永住権』を手に入れなければなりませんが、それを手に入れるには就労ビザの比ではない手間と時間がかかります。



自力で外国で暮らす、とりわけアメリカで暮らすということの大変さがわかっていただけたでしょうか。

成功して手に入りさえすればアメリカの暮らしは快適なのは私が証明できます。

それを目指す人は多くはないですが居ます。

しかし成功できる人は多くはないのはこういう背景があるからです。

『子持ち』『正社員じゃない』『派遣切り』『解雇しやすさ』なんて関係ありません。
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今は昔よりもアメリカで働くための就労ビザの取得は難しくなっていますので、就労ビザを取った人はそれなりの覚悟をもって渡米するため1年やそこらで戻ってくる人は少ないと思います。



ただ、就労ビザで渡米後、永住権を取るために10年間働き続けるのは決して楽なことではないです。私の友人も永住権を取るためかなりの理不尽でも我慢してある日突然仲のよかった友人がレイオフされ、朝出社したら隣の机がからっぽなのを見ても、次が自分かもしれないと思うと涙も出なかったそうです。そんなに頑張って永住権を取ったのに、いわゆる燃え尽き症候群のようになって、日本に戻ってきて永住権も放棄してしまったのです。そこまでではなくとも就労ビザの途中で日本に戻ってくる人はそれなりにいると聞いています。
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わりと少なくないんじゃないかなと思います。


アメリカンドリームみたいな憧れだけで渡米した人、歯医者とか病院関係の料金体型がどんな感じなのかとか全然調べないで行った人、そもそも英語できないのに意思疎通ができないことに挫けやすい人とか。
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