プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

デザインの専門学校に通う学生です。

自分はパッケージやポスターWebなどのデザインを学ぶ学校に通っています。
日々学んで思うことがあります。

デザインって正解はありませんよね?
例えば一つの作品を作って複数の先生にアドバイスを求めたら、
A先生には褒められた部分をB先生は改善するように指摘された場合など誰の先生のアドバイスを参考にすればいいのでしょうか?

ぶっちゃけデザインは人それぞれ感じるものだったり違うわけで、先生のアドバイスって参考になるのでしょうか?

A 回答 (1件)

>デザインって正解はありませんよね?



よく言われる言葉ですよね。
でもこれは、デザイナーが言ってしまったらダメなんですよ。

何年もデザイン系の仕事に従事して感じるのは、次のような言葉です。

「デザインには正解がある。
 ただし、その時点での正解でしかない。」

別の言葉としては

「100%の安全はない」

でしょうか。
安全でない状況が目の前にあれば、それは不正解ですが、
その場の安全が一時的にでも確保されていれば正解ということです。


100人いたら100人に刺さる表現やレイアウトがある = 100通りの正解は1つのデザインでは担保できない = 正解はない。

けれども最大公約数は狙えますよね。
パッケージやポスター、Webのデザインは最大公約数の高さを狙うもの、と考えてみてください。
その流れで下記のご質問にお答えすると、

>A先生には褒められた部分をB先生は改善するように指摘された場合など誰の先生のアドバイスを参考にすればいいのでしょうか?

ここで A or B と考えてしまうと、最大公約数が低くなってしまいます。

A先生とB先生は、必ず頭のどこかで「前提条件」を設定しています。
その条件によって、褒められた部分は否定される部分にもなりうる、ということがわかりますね。

そこでデザイナーはどうするかというと、リサーチを深める、が最適解かなあと思うわけですよ。
まるまる鵜呑みにするんじゃなくて、さらに他の人にも講評をいただく。

ある人には褒められたけれど、ある人には否定された。相反するのでどちらの理由もわからない。
自分としてはこう考えているが、他の視点はあるか?
つまりリサーチの際に指摘の根拠を探ってみるわけです。

実際、仕事をしていたら、これらのような流れはしょっちゅうです。
一発でプレゼンが通らなかったらデザインとして不正解なんで、いろんな話をクライアントから聞くのと、世の中の流れを調べ尽くします。

そうやって確度を上げていくわけです。


>ぶっちゃけデザインは人それぞれ感じるものだったり違うわけで、先生のアドバイスって参考になるのでしょうか?

なので↑のように考えてしまうと、じゃあ学校行かなくていいじゃん、ってなるんですよ。
現場ではどうやってるかというと、否定された部分は一度作ってみて二つ並べて確認します。
試してみたけどなんか違うので、最初に作ったこっちの方がいいと思う、みたいなことをやってます。

あるいは、2つ作ったら新しいアイディアが生まれた、みたいなことも多いです。

先生のアドバイスを受けた時点で動きを止めてしまうと、成長や発見がないので、やって試してみるというのが一般的ですね。

実際、大手企業ではABテストというものをやります。

たとえばA先生案とB先生案を、実際に同じ規模の売場で置いてみて、反応を見たりします。
(中小企業ではできないことですけれども)

学生さんですから仕方がないという面はあるんですが、デザイナーが「参考になるのか? なんの意味があるのか?」と決めてしまうと生き残れませんので、もう一歩踏み込んで考えてみてください。
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