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男は「楽しむことは悪いこと」と言われて育った。

男の父親は弁護士で事業家。法律事務所を営みながらいくつかの事業をしていた。休みは無く、朝から晩まで仕事をした。趣味は無く、寡黙で、「人生とは仕事」と言う価値観で生きていた。

男の母親はお嬢様育ちで少し見栄っ張りだった。周りの人間が旅行や趣味で人生を楽しんでいるのを否定的な目で見ていた。稼ぎも少なく、向上心も無く、それでいて楽しいことをする周りの人間を下に見ていた。社会的地位のある仕事をし、朝から晩まで働く父親を「立派な人」として子供に言い聞かせた。

勉強することは偉い事、仕事をすることは偉い事、一流大学に行けなかった人間は恥ずかしい人間、社会的地位のある仕事をしていない人間は人生の負け組である。そのような価値観が家庭内にあった。

勉強を楽しまなければいけない、仕事を楽しまなければいけない、それ以外の趣味などで楽しむ人間はただの暇人だから真似してはいけない、常に目標を持ち立派な人間にならなければいけない。そのような価値観で男は育った。

男は大人になった。一流大学に行き一流企業に就職した。仕事をし、仕事をし、仕事をし、何年も仕事だけをした。ある日ベットから動けなくなった。しばらくして解雇通知が届いた。

男は人生をやり直そうと思ったがどうすればいいか分からなかった。とりあえず楽しいことをしてみたいと思った。

カラオケに行った。何をして良いのか分からず外に出た。パチンコ屋に行った。騒音で頭が痛くなって外に出た。映画に行った。何が楽しいのか分からなかった。沖縄に旅行に行ってみた。なぜか罪悪感に苛まれてすぐに帰ってきた。何をやっても楽しくない。そもそも「楽しい」とは何だ?

男は「楽しい」という感情が分からなかった。

「楽しむことは悪いこと」と言われて育ったため、楽しいことを知らずに育ち、楽しいと感じたら楽しいという感情と同時に罪悪感に襲われる。男にとって「楽しい」と言う感情は罪悪感に替わってしまうため、「楽しい」という感情が分からなかった。

この先どうすればいいのか。
男は何もわからなくなっていた。

仕事をしなくても資産運用で最低限の生活は出来そうだったのでしばらく引きこもることにした。男は寝て、寝て、寝て、数か月ただベットで寝た。天井を見つめ、壁に頭突きし、ごろごろした。

男は何も分からなかった。
なぜ生きているのかもわからなくなっていた。

男に何かアドバイスはありますか?

A 回答 (3件)

大切な友人や恋人との出会いがあれば変われるのかな?と思いました。

異性でも同性でも。
やっぱり別の環境で生きて来た別の考えを持つ友達と触れ合う事で見える世界が広がるような部分はあると思いますね。
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哀れだね。


犬や猫なら救って幸せにしてあげられるけど、人間はね。
他人に手の出しようがないから。
そうだ、インド行くのはどうかな?
人生観変わるそうですよ。
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男だったら大丈夫ですよ


色んな事をやってみてください
あとその両親とは離れて暮らさないとダメですよ
プレッシャーと洗脳で自分が無くなってしまいます
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