東アジア有事が起こったら、自衛隊は米軍の指揮下で働くんですか？

東アジア有事が起こったら、自衛隊は米軍の指揮下で働くんですか？

No.4 ベストアンサー 回答者： kantansi 回答日時： 2024/03/14 12:29

はい、日米地位協定でそのように決められていると主張する人もいますが、岸田首相は、そんな事実は無いと公式に否定しています。

　

2022年10月末に、英軍事週刊誌ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー東京特派員が岸田首相に対して、「有事に際しての日米軍の指揮命令権統合（即ち、有事に際して自衛隊は米軍の指揮下に入ると言うこと）」について書面で質問したところ、岸田首相も書面で回答し、

「自衛隊による全ての活動は、米軍との共同対処を含め、我が国の主体的な判断の下、憲法、国内法令等に従って行われるものであり、自衛隊及び米軍は各々独立した指揮系統に従って行動している」と述べ、有事の際の日米の指揮命令権の統合を否定したとのことです。

さらに、「この点は日米防衛協力のための指針においても、『自衛隊及び米軍は、緊密に協力し及び調整しつつ、各々の指揮系統を通じて行動する』こととしている」と指摘しました。

そして、「他方で、指揮系統が別であっても、それを前提として、平素から日米で共同訓練などを重ねており、平時から緊急事態に至るまで、緊密な協議や適時の情報共有、調整等を適切に行うことなどにより、いかなる事態に際しても、自衛隊と米軍で整合のとれた対処ができると考えている」と述べました。

一方、有事の際の自衛隊と米軍の指揮命令権の統合をめぐっては、2022年10月21日に日本経済新聞と米戦略国際問題研究所（CSIS）が共催したシンポジウムで、ゲイリー・ラフヘッド元米海軍作戦部長が、有事の際に自衛隊と米軍が一体となって作戦を遂行しやすくするための「統合本部体制が必要だ」と指摘、有事の指揮命令や情報共有を日米が一体となって運用すべきだと主張しました。

ラフヘッド元米海軍作戦部長のように、日米間では最近、台湾有事を見据えて米韓と似たような有事の際の指揮命令構造を作ろうとする意見が出ているのも事実です。

北朝鮮と対峙する韓国では、1950～53年の朝鮮戦争以降、韓国軍と在韓米軍の戦時の作戦統制権（OPCON）は米軍が握っています。　戦時の効率的な作戦を遂行するために米軍との「米韓連合軍司令部」が1978年に創設されました。　米韓が「重大な緊張状態や軍事介入の可能性がある」と判断すれば、韓国軍兵士約60万人は米韓連合司令官を兼務する米国人の在韓米軍司令官の指揮下に入ることになっています。

この回答へのお礼

大変詳しく教えていただき、みなさん、ありがとうございました！

お礼日時：2024/03/20 10:15

No.9 回答者： merciusako 回答日時： 2024/03/14 20:08

自衛隊は、実戦経験がないのですよ。

米軍のお供として実戦経験を積むのです。

ついでに、マリファナも教えて貰うのです。
恐怖心を無くすにはマリファナが一番みたいですからね。

No.8 回答者： wellow 回答日時： 2024/03/14 17:06

共同作戦なのだから、作戦単位で誰かが主導権を取る。

同じ階級であってもそう。米軍の装備（例えば輸送機）を使うなら米軍が表に立つだろうし、日本の山間部で行動するなら土地勘がある自衛隊が表に立つだろう。

No.7 回答者： sukopon 回答日時： 2024/03/14 16:33

当然そうなりますね　米軍ポチですから

No.6 回答者： satoshino 回答日時： 2024/03/14 14:45

その時の政権次第でしょう

現在の日本国憲法下ではあり得ませんが
憲法改正し自衛隊が軍隊になったら
アメリカ軍と韓国軍のようになる可能性はあるのでは？

政府自民党は、台湾有事は日本の有事とか
台湾海峡を守るための覚悟が必要
などと言っています

No.5 回答者： 興亜一心 回答日時： 2024/03/14 12:30

自民党政権なら、喜んで自衛隊員を殺すでしょう。

No.3 回答者： isoworld 回答日時： 2024/03/14 10:28

そういうことにはなりません。

日本は憲法の定めによって戦争に加担し武力（軍事力）を行使することができませんから、米国などの同盟国に協調して、側面支援（たとえば軍事物資・医薬品・食料の供給）するだけです。

No.2 回答者： fadklsj 回答日時： 2024/03/14 10:28

恐ろしいことにその辺が曖昧なままなんです。

真摯に議論すると世論が湧き上がり論争になります。日本は実質上アメリカの属国ですから、アメリカがそれを望んでいない限り、そのままになるでしょう。そして、有事の際にはなし崩し的にこれまた「実質上」アメリカの指揮下に入るでしょう。だれもこの事実に対峙せずに2024年に及んだことが日本政治の恥部なのです。

No.1 回答者： phj 回答日時： 2024/03/14 09:54

いいえ。

そんなことにはなりません。

自衛隊が米軍の指揮下で動くことになるのは、日本有事の際だけです。

それ以外の有事、たとえば台湾有事の際に「自衛隊が米軍の指揮下に入るか？」と言われるなら《実質的にそうなるかもしれないが、その場合は日本だけではない》ということになります。

もし台湾有事が起きた場合、中国の「侵略」に対してアメリカや日本を含めた「国際連携」で対処することになります。
　となると軍事力の行使についても「連合軍」の形になり、実質的に米軍が指揮を執ることになるとしても、その下に居るのは自衛隊だけでなく、台湾軍やNATO諸国軍、さらには韓国軍やフィリピン軍なども参加するかもしれません。

このような形になれば「自衛隊が米軍の指揮下に入る」ということになるでしょうが、それは世界中で行われているやり方なので、特に自衛隊だけがおかしいということではないです。