昨日見た夢を教えて下さい

よるさへや 夢の通ひ路
この部分だけでも、古文として成り立ちますでしょうか?

A 回答 (1件)

引用HP:

https://ogurasansou.jp.net/columns/hyakunin/2017 …

藤原敏行朝臣(18番) 『古今集』恋・559
住の江の 岸による波 よるさへや
夢の通ひ路(ぢ) 人目(ひとめ)よくらむ

【住の江の】
「住の江」は、摂津国住吉(せっつのくにすみよし=現在の大阪府大阪市住吉区)の海岸のことです。
 

【岸による波】
「よる」は「寄せてくる」という意味です。ここまでが「寄る」と同音の「夜」を導きだす序詞になります。
 

【夜さへや】
「さへ」は、すでにある事実に、さらに他の事実が加わり、「…までも」という意味になります。「や」は疑問の意味を表す係助詞で、全体で「(昼間ならともかく)夜までも…するのか」という意味です。
 

【夢の通ひ路(ぢ)】
「夢の中で女性のもとに通っていく道すがら」という意味です。現実の話ではなく、夢の中での話です。
 

【人目(ひとめ)よくらむ】
「人目(ひとめ)」は「他人の見る目」のことです。「よく」は「避ける」という意味の下二段動詞の終止形。「らむ」は原因や理由を推量する助動詞の連体形で、「夜さへや」の係助詞「や」の結びとなります。全体で「他人の目を避けてしまうのだろう」という意味になります。

この解説によると
「岸に寄る波」の「寄る」が「夜」を導き出す序詞
「夜さへや」が「夜までも…するのか」と後ろの詞を引っ張り、
「夢の通ひ路」は
単なる「夢の中で女性のもとに通っていく道すがら」ではなく
「人目よくらむ」「夢の通ひ路」なので

「よるさへや 夢の通ひ路」だけでは、(古)文として成り立たないのでは
ないかと思われます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!助かりました!

お礼日時:2024/05/20 22:06

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