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No.4
- 回答日時:
No.1 です。
#3 さんが挙げられているのは
「ウランの核分裂で生成される物質のうち、体内に長く滞留して『内部被ばく』を引き起こすもの」
というものですね。
ヨウ素は甲状腺に集まって滞留するので、「放射性ではないヨウ素」を大量に摂取して置換させる、早く体外に排出させるのが「ヨウ素剤」です。
原発事故直後に「ヨウ素剤」を飲むのはそういう効果を期待してのことです。
セシウムは「カリウム」と同じように振る舞うので、カリウムを含む食品に混じって窃取され、カリウムに混じって臓器や細胞内滞留します。細胞内から放射線(ベータ線)を出すので、「1 cm のプラスチック板で遮へいできる」ベータ線であっても臓器や細胞に直接ダメージを与えます。(体外からであれば、衣服や体表面でかなり減衰する)
同様に、ストロンチウムは「カルシウム」と同じように振る舞うので、カルシウムを含む食品に混じって窃取され、骨に大量に存在するカルシウムに混じって骨の中に滞留します。骨の中内から放射線(ベータ線)を出すので、骨髄などに直接ダメージを与えます。
このような「原発由来の放射性物質」以外にも、人体内には平均的に約7000ベクレルの放射性物質が存在します。通常の自然界からの食物摂取によるものです。
↓
https://www.ene100.jp/fukushima/370
人間を含む生物への影響は、上記のような「内部被ばく(体内被曝)」のダメージが大きいですが、質問者さんの質問文では、「外部からの照射」を問題にしているようですね。
放射線には、ご存じのとおり「アルファ線」「ベータ線」「ガンマ線、X線」「中性子線」「その他の荷電粒子」などがありますが、
・アルファ線:紙1枚で遮へいできる
・ベータ線:薄い(数mm)金属板、1 cm 程度のプラスチック版で遮へいできる
・ガンマ線、X線:鉛板などで遮へいするが透過性が高い
・中性子線:数メートルの水やコンクリーとなどで遮へいするが透過性が高い
という特徴があります。
↓
https://www.hepco.co.jp/energy/atomic/explanatio …
アルファ線やベータ線は主に「皮膚」などの体表面で全エネルギーを失うので、皮膚の「火傷」に似た状態や「脱毛」などの症状を引き起こし、「体表面の30%以上を火傷すると死に至る」といわれるように、全身に「火傷」症状を引き起こすような強い放射線を浴びれば死に至ります。
#1 に「放射線の強度」と書いたのはそういう意味です。
放射線を出す物質にはよりません。
中性子線は通常の自然界には存在しませんが、ウランやプルトニウムの核分裂の際には大量に中性子線が放出されます。
広島、長崎の原爆以外にも、1999年に東海村で発生したJCOのウラン臨界事故、アメリカのマンハッタン計画で製作されたプルトニウムの塊(デーモン・コア)の臨界事故が有名です。
JCO臨界事故
↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%B5%B7 …
デーモン・コア
↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%BC …
No.3
- 回答日時:
どれが最も危険かは特定できませんが、特に危険な放射性物質は以下のようなものです。
ヨウ素131 (I-131):
ヨウ素131は甲状腺に集まり、放射線を放出します。甲状腺がんのリスクを増加させる可能性があります。
急性被ばくでは、甲状腺機能障害や甲状腺がんが発生することがあります。
セシウム134 (Cs-134) および セシウム137 (Cs-137):
セシウムは体内に取り込まれ、筋肉や臓器に蓄積します。放射線を放出し、細胞を傷つける可能性があります。
急性被ばくでは、吐き気、嘔吐、下痢、脱毛、内出血などの症状が現れることがあります。
ストロンチウム90 (Sr-90):
ストロンチウム90は骨に集まり、骨髄を傷つける可能性があります。白血病や骨肉腫のリスクを増加させることがあります。
急性被ばくでは、骨髄抑制や骨の変形が起こることがあります。

No.2
- 回答日時:
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