
No.7ベストアンサー
- 回答日時:
#1です。
お礼ありがとうございます。>稼働停止中であっても地震により冷却水や電源喪失することで大事故になると考えていました。
すこし補足です。
停止中でも冷却水や電源喪失があれば大事故につながります。
ただ、運転中で活発に核分裂している原子炉に比べれば「対処時間もあるし、放射性物質をまき散らさない方法での対処も可能」という点が異なります。
フクイチの問題は、運転中の原子炉が総電源喪失で制御できなくなり、その結果沸騰し続ける冷却水を冷やす水を入れられず、蒸発した水で原子炉内がどんどん加圧されて「このままではいずれ原子炉隔壁が破壊されて、放射性物質が外界にまき散らされる(チェルノブイリと同じ)という状態になったことです。
チェルノブイリと同じ状態にならなかったのは、日本の原子炉が軽水炉という水を使うタイプ(チェルノブイリは黒鉛炉)で、水を注入すればある程度は制御が回復するものだったからです。
しかし、圧力が高くなりすぎた原子炉内に送水できるだけの圧力があるポンプが無かったので、電源が回復しても制御回復には至りませんでした。
結果的にベントとよばれる原子炉の窓を解放し、内部圧力を逃がして圧力を下げています。(パンパンに膨らんだ風船の口を開けるとしぼむのと同じ)
その代わり、原子炉内の放射性物質は外界に出ていきますので、周辺の土壌汚染と関東周辺までの空気汚染を引き起こしたのです。
停止中の原子炉は、原子炉容器内の圧力が高まりにくいので、対処する時間も方法も運転中の原子炉よりは多いですが、リスク原因は同じです。
この点について、他の方が「リスクは無視できるほど低い」と書いておられますが、それは間違いです。
実際にはリスクはフクイチの時と同じだけ存在しますし、可能性が低いだけでチェルノブイリと同じ状態になるリスクも存在するからです。
可能性が低くリスクが高い、という内容なら「危険度判定」は高い状態になります。
個人的には危険度判定を下げるために「苛烈事故が起きたときにそれを誰が収束させるのか、今のうちに決めておくこと」で再稼働できるとかんがえています。
ちなみにフクイチの事故を受けて、原発輸出をしているフランスと原子炉を持つアメリカは「収束責任の所在」を決定しています。日本政府がそれをやらないのは怠慢以外のなにものでもないです。
ありがとうございました。
私も稼働中や停止中により危険度が大きく変わるとは考えていません。最悪の状態になるまでの時間が長いか、短いかの違いと考えます。
地震により電源や冷却水を喪失してしまえば停止中でも何れは危険な状態に至ると考えます。
なお、原子力発電所の構造にの違いによりリスクも夫々違いがあるようですね。
No.13
- 回答日時:
>メンテナンスする方の技術、技能面の維持に心配はないでしょうか?
所詮は機械ですので技術的な問題はありません。誤解されている方が多いかもしれませんが特別な機械設備はなく、極めてコンベンショナルな保全です。
>原子力発電所の停止リスクが心配されます。
経済的なリスクが大きいです。
再稼働の見込みが薄いと判断したならば速やかに廃炉の方向に舵取りする方がリスクという点では正しいです。
笑える話しに、六ヶ所村では実運用する前にメーカーの保証期限を超過してしまった機械設備が山程あります。
これらを動かして何かの不具合があっても製造者に責任を問うことはできません。
貴方の御家庭の家電製品などをイメージして、日本の原子力業界の異常性を考えてみることができます。
No.12
- 回答日時:
>原子力発電所を再稼働するとリスクが高くなりますか?
他の方も回答されていますが、再稼働するということは原子炉内を臨界状態にすることです。
定期点検中は臨界状態ではなく、冷温停止状態ですから短時間で原子炉がメルトダウンすることにはなりません。
つまり、稼働している状態と稼働していない状態では対応するための時間が全く違います。
>原子力発電所に核燃料が有るかぎり危険で有ると考えます
仰るとおり危険です。
原子炉のすぐ横に燃料プールというものがあり、ここに保管されている燃料(使用済み燃料を含みます)は臨界状態になく冷温状態ですが電源喪失により冷却水が循環されなくなると高温になりメルトダウンしますが、それに至る迄の時間は臨界状態の原子炉に冷却水が供給されなくなることに比べれば遥かに長いです。(保管されている燃料に因って時間は変わります)
>原子力発電所を長期間に渡り運転停止することで設備の維持管理面における問題点はないのでしょうか。
安全上の問題はありませんが経費はかかっていますから経済的なら問題はあります。
No.11
- 回答日時:
リスクはあるかもしれませんが、電気料金は安くなる方になります。
震災前まで、あの周辺は
国の補助金と福利厚生で潤ってました。
ですから、その廃棄物が青森県横浜町の施設に保管されていて、その最終処分地を国が探しています。はいどうぞとはいかず、土のち質とかを調査したうえで、OKが出ると、本格的な工事に入ります。
その深さになるまで、ずーっとそこに住民が住み着く可能性があるので、税が潤います。
国の補助金も入るので、福利厚生も厚くなります。
これが表向きです。
ウランじゃない安全な核燃料なら、どんな原子力分解をしても安全です。
でも安全って、みんなの家に電気が届いて何もなくなったことを確認して始めて安全です。
安全じゃないことは生きている間にはありえません。
風力だって、羽が暴走するくらい回転すれば後に折れることもあります。
太陽光だって、銅線が焼けるかもしれません。
地熱は火山が噴火すると、発電できません。
水力は雨がないと、発電できません
火力は燃料がないと発電できませんし、二酸化炭素がモクモクと…
震災があったから、危ないってわかっただけで、もし津波とかで爆発しなかったら、あなたはこの質問をいましてたでしょうか?
皆様、いろいろとご回答をいただきありがとうございました。
国会で再稼働や廃炉について本気で議論することもないまま原子力発電所の管理費用だけが嵩み電気料金に転嫁されているようです。
東日本大震災から11年になりますがなんの進展もなく時間だけが過ぎていきます。国はこれからどうするか早期に進む道を決めて国民の賛同を得ることが重要と考えます。このままでは原子力発電も失われた〇〇年になってしまいます。
しかし政府与党は半年以上費やしても政治資金規正法案の改正案すら纏めることができませんでした。残念でなりません!
国は廃炉に舵を切る場合は、完了まで一世紀を要しますので適格かつ綿密な廃炉行程を作成し孫子世代に託すしかありませんので、納得のできる説明も含め宜しくお願いいたしいと考えます。
No.10
- 回答日時:
>発電せず管理費用を電気料金に転嫁するだけなら原子力発電所は
>不用なので廃炉ですね?
私の回答の趣旨がうまく伝わらなかったようですね。
私の意見は原子力は早く動かすべきであり、動いてないことが日本に大きな損失を与えているということです。このことが将来への大きなリスクを抱えてるってことです。
No.8
- 回答日時:
稼働したらリスクが高まるのは間違いじゃありません。
停止中でもリスクはありますけど運転中とは比較にならない。なお、運転停止していてもメンテは継続していますので技術的な問題はそれほど起こらないと思います。ただ、いわゆる再生可能エネルギー施設をこのまま無計画に増やしてゆくと、治水や災害、廃棄物の処理なんかで極めて大きなリスクが出てきてしまうんではないかと危惧しています。本来は原発も再生可能エネルギーもひとくくりにして、リスクとベネフィットを考えてゆく必要があると思います。
また、今の日本というか世界は、温室効果ガスをバンバン排出している中国の生産する太陽光パネルを買って温暖化対策に腐心している形です。再生エネに関わる利権構造もひどいですし、なんか気にくわないですね。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
空中で捨てられた航空機燃料の...
-
原発の核燃料棒の寿命は3年、な...
-
ボイラー効率の計算方法
-
ドタキャンされました
-
火力発電について
-
バイオディーゼルの装置について
-
原発を止めてる時と動かしてる...
-
昨日 渋谷でハイエースのエンジ...
-
酸性雨の原因物質の排出を抑え...
-
福島原発2号炉の圧力容器の下部...
-
ボイラーの給水温度変化による...
-
石油のない生活
-
福島原発の今後
-
バイオディーゼル燃料の原料と...
-
市民プールのシーズンオフの活...
-
メルトダウンの可能性!
-
燃料プールはなんであんなの
-
ボイラーの効率について
-
再処理の「トン・ウラン」の意味
-
石油関連の用語で「MCF」って何?
おすすめ情報