
以下が内容です。あるのだとしたら誰の貨幣論なのかを教えてください。
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前提として商品と商品の間の交換レートはあるものとする。
まずは相場が成立していない状態を想定する。
商品A1個 = 商品B2個 ー①
商品B1個 = 商品C2個 ー②
商品C3個 = 商品A1個 ー③
という交換レートだとしてみる。
すると①と②と③からA1個→B2個→C4個→A1個とC1個という交換が成立してしまう。
更にこの交換を回すことで無限に増やしていくことができる。
3商品間で交換レートにこのような歪みがある全ての場合において、この無限ループによる無限増殖は可能になる。
ここから交換レートの変動を考える。
それぞれが交換レートを変えることでそれ以上得をすることがない状態で均衡するというゲーム理論的な仮定をすると、
①はA2個 = C6個 = B3個(元々はA2個 = B4個)
②はB2個 = A1個 = C3個(元々はB2個 = C4個)
③はC4個 = B2個 = A1個(元々はC3個 = A1個)
という風にそれぞれが修正され得る。右方向に交換していて有利だったのがそれぞれ修正されている。
どの修正をされても良いという意味で、AとBとCの価値はそれぞれ絶対的ではない。しかしにも関わらずどの修正でも相場が発生している。
4商品目を加える場合も、例えば③を採用した場合A1個 = B2個 = C4個 = Dx個と交換レートを定めるのが所謂ナッシュ均衡となる。
一方にA1個 = B2個 = C4個がある状態で、A2個 = Dx個、Dx個 = B2個と定めてしまうと、A1個→B2個→Dx個→A2個という風になり、無限に損をしたり得をしたりして合意に至らない。
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
要するにあなたが示していることは「裁定取引」を財の交換に適用しただけだ。
「裁定取引」は経済学(とくにファイナンス分野)の基礎的概念で、ある意味で「一物一価」の法則が成立しないときは市場に参加する者にはコストをかけずに利益をあげることができるということだ。よく取り上げられる例は外国為替市場だ。いま、世界の外国為替市場は円、ドル、ユーロの3つからなるとしよう。たとえば、市場の外国為替レートは日本市場の対ドルレートは1ドル=150円、日本市場の対ユーロレートは1ユーロ=165円、欧州(米国)の対ドルレート(対ユーロレート)は1ユーロ=1.06ドルだったとしよう。このとき、裁定取引機会があることはわかるでしょうか?日本市場で1ドル=150円のレートで1.06ドルを買い(したがって1.06×150=159円支払う)それによってヨーロッパ市場(あるいは米国市場)で1ユーロを買い、それを日本市場で1ユーロ=165円で転売すれば、この一連の取引によって165-159=6(円)の利益が出る。外国市場のディーラーたちは一瞬のうちに膨大な利益を手にすることができるので、この取引に参入する者たちの行動によって1ドル=150円、1ユーロ=165円、1ユーロ=1.06ドルという為替レートは一瞬のうちに裁定利益が出ない水準に調整されるでしょう。No.5
- 回答日時:
まず質問。
>すると①と②と③からA1個→B2個→C4個→A1個とC1個という交換が成立してしまう。
とあるが、
1.最後の「A1個とC1個という交換が成立してしまう」とあるのは「A1個とC4個という交換が成立してしまう」の間違いではないか?つまり、③の「C3個とA1個」に矛盾するということではないか?
2.「①はA2個 = C6個 = B3個(元々はA2個 = B4個)
②はB2個 = A1個 = C3個(元々はB2個 = C4個)
③はC4個 = B2個 = A1個(元々はC3個 = A1個)
という風にそれぞれが修正され得る。」とあるが、修正の仕方がよくわからない。
3.あなたはナッシュ均衡ということばをつかっているが、ナッシュ均衡の議論するなら、ここのゲームをきちんと設定しないといけない。プレイヤーはだれか?戦略は何であって、戦略集合は何か?利得関数はどうなっている?これらが規定されないと、各プレイヤーは相手の戦略が与えられたときどういう行動をとって自分の利得を最大化するのかわからない。
4.あなたが「修正した」という真ん中の議論をみると、ナッシュ均衡が成立しているのではなく、「no arbitrage condition」(裁定取引が存在しない状況)が成立しているだけだ。それだけでは「均衡」とはいえない。「裁定取引がない状態」は均衡の必要条件であっても、十分条件ではない。あなたの修正前の状態はあきらかに裁定取引の余地があるので、均衡でないことはもちろんだが、修正後の状況は裁定取引の余地はなくすという条件は満たしているが、それだけでは均衡とはいえないということだ。
No.4
- 回答日時:
江戸時代の幕領の年貢は米価が安い時は、御定め相場(幕府が定める扶持米の相場)+3両で石代納つまり金納、市場が高くなると米を買わせて納める買米納(または市場の相場での金納)がおこなわれたので、米が貨幣かな?。
都合により市場と相場と公定価格を選択して使ってました。均衡していないので農民の不満は高まりました。No.3
- 回答日時:
結局貨幣がその場所・そのタイミングでの尺度を担保しているので、貨幣に置き換えれば命題の解決にはつながります。
場所や時間が変われば無限増殖可能なのは#1で述べた通りで、その論理は「市場」といいます
No.2
- 回答日時:
> 理論上はどの商品でも貨幣になり得る
貨幣には保存・交換・尺度の3つの機能が必要で、それを信用のある団体が保証する必要があります。どの商品でもなり得るというのは間違いです
No.1
- 回答日時:
貨幣論ってどの部分を言っていますか?
普通の商売の話にしか見えないですし、無限増殖するからビジネスは成り立つんですが・・・
物々交換するような原始的な市場の話なら別ですがおなじマーケット内ではなかなか無限増殖は起こりません。つまりA,B,Cにはぞれぞれ貨幣価値が存在するからです。そして需要と供給によって貨幣価値は変動します。同時に均衡することはないですが、時間や地域をずらすことで命題のような取引を成立させることは可能です。
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これらの機序によって、商品Aa個 = 商品Bb個 = 商品Cc個 = 商品Dd個 = 商品Ee個 = ~~~ = 商品Zz個 = ~~~のように物々交換からでも相場(交換価値が統一されていている状態)が生まれる。相場が生まれれば理論上はどの商品でも貨幣になり得る。
失礼しました。どこが貨幣論なのかという批判を受けましたので補足を付けました。
ここでいう相場とは「商品Aa個 = 商品Bb個 = 商品Cc個 = 商品Dd個 = 商品Ee個 = ~~~ = 商品Zz個 = ~~~」のように複数の商品間で交換価値が統一されている状態を指します。
マルクス主義ではまずは貨幣があってこのような交換価値の統一が成立すると考えると思います。また現代の経済学でも貨幣(あるいは価値尺度材)でこのような相場が成立していることを前提に理論を展開していると思います。ここでは交換価値の統一が成立していない状態から成立するまでの過程を貨幣抜きで説明しています。
同じ理論を結構しっかり探しても見つからないので、この論文が同じことを言っている、あるいは有名な〇〇理論を単純化したものでしかない、というような専門家からの返事を期待しています。
ここでいう相場が成立していない状態も経済学は扱っているようですね。そして相場が成立するようになるまでの理論もあるようです。「市場」と何で調べたらそれらしい情報に行きつくでしょうか。よろしくお願いいたします。
>1.最後の「A1個とC1個という交換が成立してしまう」とあるのは「A1個とC4個という交換が成立してしまう」の間違いではないか?
「すると①と②と③から(A1個→B2個→C4個→A1個+C1個)という交換が成立してしまう。」という意図で書きました。C4個で終わらせなかったのは、交換を1周することで最初のA1個からC1個分増えるということを表したかったからです。
>修正の仕方がよくわからない。
①②③それぞれの交換レートで右方向に交換するのが有利だったのを修正する際に、交換のループを回して得をしなくなるゼロ地点までは修正できると考えました。それまでは修正してもなお合意することが得である状態が続くからです。①の場合は②´(B3個=C6個)と③´(C6個=A2個)からはじき出せます。
>3と4
2を表現するのにそれ以外の単語を思いつかなかったので適当に使ってしまいました。不勉強でした。