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質問概要
タイトルの通り

質問詳細
野球の話なのですが、こっちの質問ジャンルの方がふさわしいと思ったのでここに投稿します。

プロ野球読売巨人軍に在籍していた西本聖(にしもと たかし)投手の本を読みました。
彼は甲子園にも出場していないし、有名大学の出身でもありません。
無名の高校野球選手でした。(ただし高校は四国の名門の高松商業です)
巨人軍のスカウトマンがドラフトで指名する、と約束してくれたのですが、いろいろあって(要するにライバル球団とのドラフトの駆け引きの為に後回しにされてしまった)ドラフト外での入団となりました。(当時の監督は第一次長嶋監督時代)

ドラフト外の非注目選手ですので、コーチもあまり目をかけない、どうでもいい選手です。
同期や後輩の注目選手(定岡正二、江川卓など)と比較して、
彼らを上回る努力をし、彼らを上回る成績を挙げなければコーチ、監督には注目してもらえません。

その点については、彼は先に広島球団にプロ入りした実兄から
「お前は無名選手なのだから、人が遊んでいるときにも練習し、人よりもいい成績を挙げねばプロではやっていけない。
 その努力が必要だ」
とよく言い聞かされていたので、それを忠実に守り、努力しました。
二軍のみんなから「飲みに行こうぜ!」と誘われても
「僕、あんまりお酒が飲めないものですから」
と断ったり、誘われても中座して寮に帰ってきて黙々とトレーニングしていたそうです。

仲間が練習をさぼってはしゃいでいるときも、そういう連中からは一人離れて練習していたそうです。

長嶋監督に言われれば先発、中継ぎ、抑え、となんでもこなしました。
当時は中継ぎ投手の重要性が理解されていなかったので、あまりやりたがる投手はいなかったのですが、少しでも長嶋監督の役に立ちたい、と思い、出場命令があればいつでも試合出場したそうです。

ついには巨人軍の先発投手ローテーション入りも果たし、安定した勝ち星を挙げるようになります。
また、現在では常識になっている水泳トレーニングを取り入れたりしていました。
(当時は、”投手は肩を冷やしてはいけない”というのが球界の常識であり、冷房の使用や水泳、アイシングなどはご法度だった)

安定した戦力とみてもらえるようになってからは、水泳トレーニングの重要性を説明したり、先発出場翌日の完全休養などを認めてもらったりしたそうです。

しかしながら、こういった努力について、チームメイトの口さがのない連中や、彼を理解しようとしない一部のコーチは
「勝手な奴だ」
「和を乱す奴」
「一人で勝手な練習をしている」
「コーチの言うことを聞かない扱いづらい選手だ」
「”黙々と練習する努力家”をアピールする計算高い奴」
「みんなが練習しているときに勝手に休んで、
 みんなが休んでいる時に一人で練習してアピールしている」
などと悪口を言い、スポーツ新聞はそれを面白おかしく書きたてました。

巨人軍での終盤は皆川コーチと意見のすれ違いが爆発し、それを表明したことが”首脳陣批判”とされて罰金200万円、ならびに皆川コーチと和解すること、と一方的に言われます。(実は皆川コーチは若手投手みんなから嫌われていたそうです)
このコーチとの和解については西本投手、皆川コーチ、球団マネージャー、王監督の4人で”和解のゴルフ会”をすることとなりましたが、これもマスコミには”茶番劇”と書かれたそうです。(実際に見せかけの和解だったらしい)

その後、トレードに出され、他球団でプレイしましたが、現役最後の年、”再び巨人軍監督になった長嶋監督の下でもう一度やりたい”、と思います。
長嶋監督は「巨人のエースだったというプライドを捨てねばならんがその覚悟はあるか? あるなら俺にまた電話してくれ、あとは俺に任せろ」と言いました。
堀内コーチにもテスト生になることを事前に了承してもらいました。
こうして長嶋監督、及び堀内コーチの許可を得て、巨人軍のテストを受けます。(かつて同球団の先発の柱だったにもかかわらず、です)

ところがテストは2回で済むはずなのに、2回目のテストを受けても結果が言い渡されず、彼はぼろぼろの体で3回目のテストを受けることになります。のちに聞いた話では西本のテスト受験を堀内コーチががあまりよく思ってなかったらしく、堀内コーチ曰く「私はテストを受けるな、と言ったはず」だというのです。(事前にテスト受けることを了承してもらっていたはずなのに・・・)

3回目のテストを受けて、やっと再度の巨人入りを果たした後、西本氏は長嶋監督にお礼のあいさつに行くのですが、長嶋監督も奥歯にものが挟まった感じで
「巨人軍にはいろいろあるからな、俺の立場も分かってくれ」
とのことでした。

こうしてやっとテスト生合格できたにもかかわらず、案の定、その年は一度も一軍に上がることなく二軍暮らしのまま、現役を引退しました。

***

このように
「黙々と努力して、それが開花しても、
 ”あいつは一人でいるのが好きな奴”
 ”わざと目につくところで練習して、首脳陣に『僕はちゃんと努力してます』と見せつけている”
 ”みんなの和を乱す勝手な奴”
 ”俺は、勝手なことをするのは止めろ、って言ったけど、あいつが勝手なことをやっているんだ、
 本当に扱いづらいよ”
 と言われてしまうような人」
ってどう生きればいいんでしょうかね?

皆さんの学校、部活、クラブ、サークル、職場、団体、町内会、コミュニティにもそういう人いると思いますが、そういう人はどう生きればいいのでしょうか?
アドバイスお願いします。

A 回答 (6件)

黙々とやっていて扱いにくい人と、黙々とやっているけど仲間と思える人がいます



その違いは、何か言われた時に明るく誠実に説明しているのと、貴方に言われる筋合いは無いと冷たくスルーするかの違いです

結局何考えているか分からない人とは一緒に活動したくないって事ですね~

質問の答えは「何を考えてるのか分かるように、明るく誠実に応えたらいいです」
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

西本氏も、自他ともに巨人のエースと認められるようになってからはコーチに
「全体メニューをこなすより独自調整したい。理由はこれこれこういう理由からです」
ということをキチンと説明して了解を得たはずなのに、上層部やマスコミには
「西本が勝手なことをやっている」
と伝えられてしまったそうです。
かわいそうですね

お礼日時:2025/06/13 21:14

1人でもくもくとやりたいなら個人技の方が合っています。


あるいは野球でも、自分に合ったチームは別にあったかもしれません。
とあるチームにこだわるなら、そのチームの方針に合わせるしかないですよね。

>職場、団体、町内会、コミュニティ
何らかの役に立っていれば、コミュニケーションが苦手でもそれなりに居場所はありますよ。
ただ、プロ野球選手の場合は、役に立つということは試合で勝つということですからね。
速い球が投げれても勝利に貢献できなければ意味はないし、チームプレーの競技で勝つためにはチームの和、コミュニケーションは必須です。
球団は、選手個人の技能を上げるために契約してるわけではありません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

チームの和、というのが、
「旧態依然としたやり方に異を唱えずに従うこと、疑問すら持たないこと」
「上司(コーチ、監督)の目を盗んで、練習のさぼりやおふざけに参加すること」
なのか? という問いに
「その通り。
 上層部の命令が間違っていても、言うとおりにするのがチームの和である。
 みんながさぼっているなら一緒にさぼるのがチームの和である
 みんながさぼっているのに、自分だけ黙々とトレーニングするのは、チームの和を乱す邪魔者だ」
と答える人はそんなに多くはいないと思います。

ただ、実際問題、間違った命令に異を唱えたり、さぼりの輪に加わらないと
「自分勝手な奴」
「命令違反」
「扱いづらい」
「いい子ちゃんぶりやがって」
と言われてしまうんですよね・・・

お礼日時:2025/06/13 18:12

「出る杭は打たれる」は、昔から言われ、実際にもあると思いますが。


「出過ぎた杭は打たれない」と言う反語的なフレーズも、言い得て妙と思います。

また西本投手の場合も、無名から巨人軍のエースにまで登り詰めてるので、充分に「出過ぎた杭」の事例と思われます。

一方では、皆川コーチとの衝突からのトレードや、巨人再入団後の不遇は、「別の問題」でしょう。

まず「首脳陣批判」は、明らかにガバナンスの問題であり、「出てはいけないところに、出た杭」と言うところです。
エースと言えども、許されない行為と言うか。
エースだからこそ、やってはいけないことかも知れません。

再入団後の不遇も、ガバナンス問題が尾を引いている可能性は考えられるほか、経営方針や人材育成などの観点があるかも?

新人や若手の育成は、常に課題だろうし、投手部門は堀内コーチに任せていたわけです。
長嶋監督の権限で、出戻りの元エースを重用することも可能とは思いますが、「そう言うことはやらない」と言う選択も、監督の立場では妥当でしょう。

また西本投手は、もはや「出る杭」だったかも知れず。
長嶋監督は「出ても良いけど、出なかった杭」かな?
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
長嶋監督にしても、12年のブランクを経て監督復帰して、そこへ”地獄の伊東キャンプで鍛えたメンバー”の一人の西本が自分を慕って戻ってきたなら
「あの時のことを思い出して一緒に頑張ろう!」
となるはずでしょうが、いろんな事情からそれができなかったんですね…

長嶋監督が言うとおり、巨人軍にはいろいろあるんでしょうね。

お礼日時:2025/06/13 18:05

>そういう人はどう生きればいいのでしょうか?


そういうことが、許される集団に入るしかない。

集団は、目的があり、その目的に対して行動します。
集団の方が、個人よりも強いからです。
集団には、目的がありその方向に進みます。
進み方に関しても、ある程度の統制を取ります。

質問者さんの仰ることは、「進み方の手法」となります。
進み方の手法が、気に入らない場合は、その集団にいてはいけない。

>どう生きればいいか?
個人として生きるか?
そのような、手法を取る集団に入ればいいだけです。

例えば、会社に関しても、手法ではなく、結果(目的)だけで
成績を計る会社があるのと同じです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>そういうことが、許される集団に入るしかない。

当時の12球団の中にそういう球団があればよかったんですけどね・・・
まあ、球団全体が彼の生き方に合致していなくても、少なくとも彼の直属の上司である投手コーチがよき理解者になってくれたらよかったのに・・・
と思います。

お礼日時:2025/06/13 18:01

長いので題名だけで、失礼します。


そうですね〜
お爺さんと孫とロバってお話は、ご存知ですか?
お爺さんがロバに乗って、孫が綱を引いてたら
道行く人が「なあなあ、お爺さん乗せて子供が綱ひいとるで〜子供乗せてやったらええのにな〜!」と
言ってたので、次は孫をロバに乗せてお爺さんが綱をひいていると、またまた道行く人が「なあなあ!見てあれ!子供を乗せてお爺さんが歩いとるやん!お爺さんかわいそー!」と聞こえたので、
次は,2人が綱を持って歩いてると、
またまたまた道行く人が、「えー!!!ロバの意味ないやん!」ってお話。
ニュアンス的に若干の言い方は違うけど、まあそんな感じで。
なにがいいたいかと、いうと
なにしても、言われるときは言われるんです。
だから、どー生きればいいのでしょうの質問にたいして、自分の思った生き方で。が回答です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

仰る通りですね、
何をしても批判する人は一定数存在しますね
ただ、彼のように地道に努力していて、成績も伴っているにもかかわらず、
理解してくれる人が周囲に少ないと、”なんだか損してるなあ”、という感じがします。

お礼日時:2025/06/13 17:59

今まで通りに生きていけば良いです。

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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
運が悪かった、と思うしかないのでしょうかね・・・

お礼日時:2025/06/13 13:03

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