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 昨日、外国語のカテゴリーで『フランス語は数が数えられない言語?そんなアホな』という質問をしました。
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1426333

 かえってきた答えは、
http://www.sf.airnet.ne.jp/~ts/language/number/f …
 このURLだったのですが、このページを見ればわかるように、フランス語の数字の数え方は16進法と60進法の名残を残した10進法で、純粋な10進法に慣れ親しんだ日本人の目にはたいへんユニークな数え方なのです。

 この数え方を知ってか知らずか、東京都知事の石原慎太郎氏が、昨年10月に「フランス語は数を勘定できない言語で、国際語として失格」等と発言し、日本のフランス語関係者から猛反発を食らっているのですが、肝心のフランス語での数字の数え方についての是非はまったく議論がないのです。

 フランスといえば、パスカル、フェルマー、ポアンカレ、フーリエ、、、偉大な数学者も多数いるし、ブルバキって数学者集団も理系人間の間じゃ有名だし、フィールズ賞の受賞者数だって日本人より多いわけですが、そのことと、このフランス語のユニークな数字の数え方に何か関係があるのでしょうか?

 四則演算レベルならフランス語の数え方は確かに有利かな、と思うのですが、高等な数学については???合理的な説明が見つかりません。
 どなたかご存じないでしょうか?

#あとついでに、このようなユニークな数え方の言語は他にあるのかということも知りたいです。

A 回答 (5件)

数学者の端くれとして,ぜひ一言述べさせて下さい.



冗談や比喩ではなく,数学者は数学を考えるときは数学語で思考するので,言語は関係ないと思います.

数学語というのは数式や数学の大系を含めた意味で,ホントに数学語で考えるんですってば!ウソだと思ったら数学の論文を見てみて下さい.分野にもよると思いますが,どの国の言葉で見ても似たような感じに見えると思います.だから古い数百年前の多言語の論文でも,見るとだいたい分かることがあります.(絶対に理解できるとは言いませんが...)
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この回答へのお礼

>冗談や比喩ではなく,数学者は数学を考えるときは数学語で思考するので,言語は関係ないと思います.
 確かにおっしゃるとおり。高等数学になればなるほど、10進法にすらこだわらない世界で思考するわけですから、言語はいよいよ関係なくなりますよね。

お礼日時:2005/06/04 23:28

石原発言の「数を勘定できない」が実際のところ何を意味しているのか、私にはまだ疑問です。

「数えられない」と「数え方が複雑」は別なことですから。フランス語では1週間のことを8日というので、私はそのことを言っているのかなとも思いましたが、石原発言の真意はまだ分かりません。

数え方が複雑ということについてですが、人間の母語における「慣れ」の能力は相当なもので、規則にすると複雑であっても、数をいちいち分解して数えることはせずにひとかたまりで発想しますから、どんな数え方でもほとんど関係ないと思います。他の言語ではデンマーク語も複雑で、「50」は (2+1/2)×20、「60」は3×20、「70」は(3+1/2)×20といった言い方をします。が、もちろんデンマーク人はこれに慣れ親しんでいて不自由を感じていません。

フランスは確かに天才数学者を多く輩出しましたが、数字の数え方のためとは考えにくいと私は思います。そろばんならまだしも、高等数学では具体的な数字が頻出するわけではありませんし、もしフランス語ということが影響するなら、多言語国家、例えばスイスではフランス語地域がドイツ語地域やイタリア語地域より、ベルギーのフランス語(ワロン語)地域がフラマン語地域より、カナダのフランス語地域が英語地域よりそれぞれ数学の成績が高くなるはずですが、そういった問題は耳にしたことがありませんから。(ただ、カナダだったか、フランス語でもフランスでの数え方と微妙に違う国もあったと思います。)
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この回答へのお礼

>他の言語ではデンマーク語も複雑で、「50」は (2+1/2)×20、「60」は3×20、「70」は(3+1/2)×20といった言い方をします。が、もちろんデンマーク人はこれに慣れ親しんでいて不自由を感じていません。
 20進法混じりの10進法なのですかね?僕はやはり16進法と60進法の混じったフランス語のほうが強烈な印象を受けました。

>もしフランス語ということが影響するなら、多言語国家、例えばスイスではフランス語地域がドイツ語地域やイタリア語地域より、ベルギーのフランス語(ワロン語)地域がフラマン語地域より、カナダのフランス語地域が英語地域よりそれぞれ数学の成績が高くなるはずですが、そういった問題は耳にしたことがありませんから。
 この説は興味あります。実際に成績に差がないのか、統計でもあれば面白いのですが、、、

お礼日時:2005/06/04 21:14

国際語としてといういいかたはもぉ問題外でしょうねえ。


英語もフランス語もスペイン語も合理的だから使われているわけではなく、単に植民地・植民地主義の問題だと思います。旧植民地で強制あるいは仕事の必要上仕方なく使われた宗主国の言語が残っているわけです。
ちなみに日本語の独自の数体系は結局滅びました。(ご指摘のサイト、古代日本式)
漢字とともに中国式が入ってきて定着しました。もっともご指摘のサイトの中にある別の文「無量大数の彼方へ」によれば、中国では兆、京などがメガ、ギガなどのかわりにつかわれ、結果億より兆が小さい、という状態になってしまっているため、江戸時代日本で発達した万進法のほうが合理的かつ伝統的であるとはいえそうですが・・・

なお私はたまたまフランスの高校数学の教科書を持っているのですが、その内容の深さ、体系性など日本の教科書の遠く及ばないものです。
結局言語より教育体系や文化政策の問題じゃないのかな、と。
政治家の責任、大ですね。
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この回答へのお礼

>国際語としてといういいかたはもぉ問題外でしょうねえ。
英語もフランス語もスペイン語も合理的だから使われているわけではなく、単に植民地・植民地主義の問題だと思います。旧植民地で強制あるいは仕事の必要上仕方なく使われた宗主国の言語が残っているわけです。
 石原知事発言の真意については、政治のカテゴリーに同じテーマで質問を立てるつもりなので、あらためて回答をお願いします。

>なお私はたまたまフランスの高校数学の教科書を持っているのですが、その内容の深さ、体系性など日本の教科書の遠く及ばないものです。結局言語より教育体系や文化政策の問題じゃないのかな、と。
 そうですか、やっぱり教育の成果なんでしょうね。

>政治家の責任、大ですね。
 石原都知事は、天に向かってツバをはいてたことになりますね。回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/06/04 21:02

先日NHKラジオフランス語講座初級でフランス語の数え方はケルトの影響で20進法と言われていました。


それと、一日は24時間ですが、24進法ではなく、12進法で、イギリスの古い数え方です。
日本もつい最近までは完全な10進法ではなく、反など、複雑でユニークな数え方を普通にしていました。
日本の昔の数え方も検索してみてください。
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この回答へのお礼

>日本もつい最近までは完全な10進法ではなく、反など、複雑でユニークな数え方を普通にしていました。

 これは知りませんでした。鎖国だった江戸時代に、ヨーロッパに引けをとらないほどの『算術』の理論家がいながら、鎖国していたため世界の評価を浴することが出来なかったという話も聞いたことがありますが、やっぱり数字の数え方が複雑なほうが、数学にとって有利という証拠ですかね?

お礼日時:2005/06/04 20:57

 フランス語と数学の関係は興味ある話題です。



 数の数え方と数学的思考パターンの関係は
今いちはっきりとは言えないのですが、
フランスから優秀な数学者が出ているのは
教育思想の成果だと思います。


>ブルバキって数学者集団も理系人間の間じゃ有名だし

 グロタンディークもご存知ですよね。彼は
 お父さんがロシア人でお母さんがドイツ人で、
 フランスの学校で初等教育を受け、二十歳くらいのときに
 パリに出て、数学の才能を認められ、アメリカに
渡っています。

 日本の広中さんも、グロタンディークかブルバギ
関連の誰かに出合って、その才能を高く評価
され、国際的に活躍するようになったはずです。

 フランスの教育思想にはきっと、数学の優れた
才能を見出す技が含まれているんですよ。

 フランスは17~18世紀くらいには、科学技術の
点でイギリスなどヨーロッパ諸国に遅れをとって
いたのですが、これではいけないということで
国家規模で数学教育の改革が行われたんです。
ですから特に改革が行われた19世紀以降
優秀な数学者が多く出るようになりました。




 これは勝手な経験則なんですが、
情報量が多いほど、人間の脳は
それをよく理解できるようになる
のではないでしょうか?

 数字から離れますが、日本が戦争に負けた
とき、アメリカ側から、日本は漢字といった
複雑な文字を使っているので、識字率が低いのでは
と指摘され、実体調査が行われたのですが、
結果は比較的簡単な文字を使っているはずの
英語圏より高かったんです。

 数字の話に戻りますが、0から10までの数字の発音を
覚えると、0~99まで発音できるのは
たぶん日本語だけでしょう。

 例えば、11という時、日本語では
10と1の発音を組み合わせるだけですが、
フランス語では1はアン、10はディスですが、11は
個別にオーンズという発音があります。
ドイツ語でも1はアイン、10はツェーンですが
11はエルフと別の読み方があります。
 
 数字の読み方が複雑なところほど数学が
発達しているようにも思えます。



 
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この回答へのお礼

>数の数え方と数学的思考パターンの関係は今いちはっきりとは言えないのですが、フランスから優秀な数学者が出ているのは教育思想の成果だと思います。

 なるほど、教育制度の違いは大きいでしょうね。

>数字の話に戻りますが、0から10までの数字の発音を覚えると、0~99まで発音できるのはたぶん日本語だけでしょう。

 確かに、日本語の数字の記述はこれ以上ないほどシンプルですよね。英語だって11はテン・ワンじゃなくてイレブンですしね。

 回答ありがとうございます

お礼日時:2005/06/04 20:51

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