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以前、阪神間のガソリン小売価格についての質問が出ており参考になりました。それに準ずる質問です。ガソリンの小売価格の半分は税金ということですが、日本全国でこれほどにも価格に差が出るのは何故ですか?また都道府県ごとに安い県や高い県があるのはどうしてなのですか?以前は輸送ルートの利便性などで価格差が出るものと思っていましたがどうやら違うようです。価格差には距離だったり人口だったり何らかのルールはないのでしょうか(阪神間は例外そうですが)このところのガソリン小売価格の高騰&急変で以前から何となく気になっていたことが、とても気になって仕方がないのでご存知の方どうぞよろしくお願いします。

A 回答 (3件)

こんにちはm(__)m



仕入れとかの話は端折ります
辻褄が合わなくなりますのでm(__)m

ガソリン(その他燃料油も)は
その地域の相場で価格設定されています

一番正規(変な言い方ですが)な価格は
高速道路のサービスエリアの価格です
まずここが基準になります
殆ど全国一律な筈です

相場と言うのは道路状況
例えば車通りの多い幹線道路は比較的安価です
その地域周辺の石油組合がありまして
そこの組合でそこそこの価格設定を行います
当然一律にするとカルテルになるので
1~2円前後するのですが
大体同価格になりますね
後は現金だからいくら引きますとかは
それぞれの販売店の戦略です

その安価な地域と高価な地域(価格を下げる必要が無い地域)の差が
比較すると10円近く開いていたりする訳なんです

今度はそこの仕入れ価格が絡みます
例えば110円での販売価格のガソリンの仕入れが
105円では商売になりません
そこで販売店は月にいくら売るから(100klとか)
いくらにまけろ!って話になるんです

取り敢えず掛け売りなので入荷はしますが
原油価格の上下や社会情勢で原油価格が変わります
営業の余地は十二分にあるんですね
当然先物なので価格の最終決定は約1年後になるんです

今月105円で仕入れたガソリンが
1年後に95円で決定しました
差額はその月の仕入れから相殺しますって事です
だからスタンドの経理って滅茶苦茶煩雑なんです

ですが例えば原油が下がった
何故ガソリンが安くならない?って話になるので
原油価格にリアルに応じて末端の価格も変化させるんです
だから原油が上がればリアルタイムで価格が上がる
下がればリアルタイムで下がる・・・ですね

更に特例で地域性相場が余りにも安価な場合は
元売りが融通する時もあります
(地域特価って奴です)

最後になりましたが運送費もありますね
当然価格に組み込まれているのですが
殆ど一律いくらです
これは燃料油の元売り相互運送ってシステムで
例えば新日本石油のガソリンを
出光のタンクローリーで仕入れに行って
そのまま出光のガソリンスタンドに卸すって事です
そういう相互関係で運送費を極力抑えているんです

えと・・・自分では判っているので
羅列してしまいましたが
大丈夫ですか?

あっルールの話ですね
ローカルルールって奴です
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この回答へのお礼

さっそくの回答ありがとうございます。umikozoさんの回答を読み随分クリアになりました。一番の疑問だった都道府県ごとの価格差もそれぞれの状況(ローカルルール?)が違うので一概に「xxだから○○県が安い!」という訳ではないという解釈で良いのでしょうか?
以前の質問にもあったように「県のスタンドの経営者のほとんどが商社」だったり・・・そんな感じなんですねきっと。
なんだか各組合にどんな理由で価格を設定したのか聞いてみたくなりました。特に激安圏や激高圏。
ご丁寧な回答ありがとうございました。

先ほど一度お礼を送信したのですが表示されていないようです(私のミスかもしれませんが)もしも変になっていたらごめんなさい。

お礼日時:2005/06/06 18:10

追記しますm(__)m



そうですね
ローカルで変わりますので
どこどこだから安いと言う断定は出来ませんが
ほぼ地域は毎回同じです
一応自由競争ですから(^^ゞ
1件のスタンドが下がればあっという間に界隈は安値になります

しかし各組合もやはり利益は確保しなければいけません
最低限の価格設定はそれぞれの元売り卸値の差が余り無い為に
似通った価格になる事は必然です

しかしこれは安すぎるだろうとか
それは高いだろうとかの話し合いの中で
大凡の価格設定が行われます
特に最低価格に対してはシビアですね
お客さんが1円でも安ければその店に流れますから

どこも業界でもそうですが
結局はスタンドプレーする店があるって事なんです

今はセルフなどの形態が増えて
価格設定も昔ほど統一されていませんが
やはりある程度の事は行われています

セルフが思った程安くないのは
ガソリン1リッター当たりの利益が圧縮されている為で
フルサービスのスタンドの価格が限界なんです

例えば1リッター当たり15円の利益があって
そのスタンドの販売量は100klだとします
そうすると月間150万円しか儲けが無いんです
大きな設備のスタンドは殆どがリースです
200~300坪の店舗で月間50~100万円のリース料を元請けに払わなければいけません
どうします????

水道光熱費で月間50万円程
人件費が月割りで40万円/人
どこに儲けがあるのでしょう?ってなぞなぞです

ですからオイルを売ったりケミカル品を売ったり
ガソリンスタンドは大変なんです
大手の元売りは更に工業用潤滑油の販売も行います
これでやっとチャラ程度になるんです

余談が多すぎましたね
失礼しますm(__)m
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この回答へのお礼

余談どころか興味深いお話ありがとうございます。
またまた、なるほど!でした。だからオイル点検とかを強引にすすめてくるんですねぇぇ。単なる売り上げではないんだぁぁ。次回からスタンドに行ったら別の角度から観察出来そうです。
沢山教えていただいてありがとうございました。

お礼日時:2005/06/07 07:28

1.地域で需要が多ければ価格は下がります。


2.地域のガソリン販売店同士の競争が激化すれば下がります。
3.輸送コストに見合う地区であれば価格は下がります。
4.他の石油製品(灯油や軽油)等で売り上げがある場合、
  ガソリンを薄利で売っても経営に響かないので価格は下がります。

そのような感じでしょう。
他には、人件費をどれぐらい抑えるかで価格も変わります。

実際、郡部と都市部ではガソリンの価格は、僕のところで最大5円違います。郡部120円 都市部115円
セルフですと、これより1円安くはなります。
地域所得の差もガソリンの価格に関係しているかもしれないです。

また、石油元売り系列から外れているスタンドの価格低下も周辺の価格に影響を与えてます。
大手スーパーに併設されているGSが下がると近くのスタンドも価格を下げます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。おそらく私の周辺では、まっとうな価格競争が行われてないのかもしれません??yoshi-tohokさんの回答はとても納得ですし本来そうあるべきなのだろうなと思いました。
時々セルフなのに高いなんてこともあったりします。
ともあれ、適切な回答どうもありがとうございます。

お礼日時:2005/06/06 18:21

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