
わたしは子供の頃、母に「おまえは川原で拾ってきた子だ」と
何回もいわれたことがあります。
母子手帳で母が出産した子である事を確認しているので、
現在は冗談だったという事はわかっています。
それにしても、子供(小学生低学年)にいう冗談にしては
度を越してるというか、きつすぎるなと思っていました。
なぜそんな冗談を言っていたんだろうと考えていたら、
ある考えに到達しました。
「実の子を川原はで拾ってきた子だ」と言っていると魔除けに
なるとかいう事があるんじゃないかという考えです。
当然親にしてみれば実の子は大切なんですが、
世の中にはいろんな危険があります。
おとぎ話の世界なら、魔物、鬼の類。
近世になってからでは、人さらい、神隠しの類。
現代でも、病気、ケガ、事故、誘拐など。
そんな危険をすべてまとめてある種の「魔」として扱って
その「魔」に向かって
「この子はか川原で拾ってきたかわいそうな子なんです。
これ以上、不幸にしないでください。かわいそうすぎます。」
という事で、大切なの実の子を守ったのではないかと
思ったんです。
どなたか、
・本当の由来を知ってる方
・自分も同じ様にいわれていて、その理由を知ってる方
・上記のわたしの考え方に補足なり訂正なりができる方
がいらっしゃいましたら、御回答願います。

No.5ベストアンサー
- 回答日時:
あなたは洞察力のある方のようですね。
生まれた子をいったん棄てると(もちろん形式的に)良く育つという古い慣習があるようです。有名なところでは豊臣秀吉は大変な子煩悩でしたがその子には 棄(すて)、拾(ひろい)と幼名をつけました。
また私の知人のお父さんは捨吉という名前です。戦前生まれの人名にはたまに見掛けます。
一つには生まれた日が悪かったなどと縁起を担いで、拾って来た他人の子という扱いをする事で厄除けをしたようです。
わが子に注ぐ愛情の別表現に他ならないと思います。
御回答ありがとうございました。
ストレートに魔を想定した魔除けではないけど、「捨て子だからこそ丈夫に育つ」という親の想いなんですね。
No.8
- 回答日時:
ちなみに「賽(西院)の河原」の「さい」とは、境界線を意味する言葉です。
つまり現世と他界との境目ですね。日本では子供は完全な人間ではなく、境界に位置する存在と見なされていました。そこには死亡率の高さとも関係しているでしょう。地蔵菩薩を子供の守り本尊とする信仰も、地蔵が境界の守護尊と理解された、日本独自の信仰観からもきていると考えられます。
なお、賽の河原・三途の川という考えはこれも日本独自のもので、日本人の地獄意識に大きく影響を与えた、平安中期の恵心院源信の著した『往生要集』(これは仏教経典に基づいた地獄観・浄土観です)には、表れていません。
また、水子供養という考えが広く一般化したのは、昭和初期に入ってからだそうです。西洋的人道主義の元、「赤ん坊も人間と見なす」という視点が一般化したからでしょう。なぜなら、それまでの村落社会では子供は人間未満の存在と見なされていたので、葬儀が行われなかった(鎮魂儀礼がなかった)という例が多いからです。
徳川綱吉の「生類哀れみの令」でも、赤子の間引きを禁じていたのも、同様の考え方。つまり“まだ人間ではない”という考えからきていると考えられます。
子供に「悪」という名前を与える例がありますが(悪太郎など)、悪には「わるい」いう意味だけでなく、「つよい」という意味もあります。また支那では「悪い意味の言葉」を名前にするという風習があったそうです。それによって魔物が“命を奪う価値がない”と思ってくれるからだという考えからだそうです。
No.7
- 回答日時:
かなり昔(安土桃山時代以前)から、『捨て子は強い子に育つ』という言い伝えがあって、
年老いてからやっと後継ぎの男子に恵まれた『豊臣秀吉』は、わざわざ、その子どもを一旦、城の門前に捨てさせて、守り役の家臣に拾わせたという話があります。
この秀吉の話が事実かどうかはわかりませんが、そういう迷信に従って、夭折した最初の子の『幼名』は『お捨て』、後の『秀頼』の『幼名』は『お拾い』(拾丸)と名付けられています。
つい60年ほど前までは、子供の死亡率が高く、成人にまで育つ割合が低かったので、少しでも『強い子』=『丈夫な子』に育つようにということでしょうか。
御回答ありがとうございました。
やはりストレートに魔を想定した魔除けではなくて、「捨て子だからこそ丈夫に育つ」という親の想いなんですね。
No.6
- 回答日時:
豊臣秀吉は、晩年に生まれた我が子がかわいくて、かわいくて、無事に育つようにと、まだ赤ん坊の頃、一旦捨てて、すぐに拾ってきたという史実があったと思います。
幼名も捨吉、とか、そんな名前だったような。
後の、豊臣秀頼です。
大事に育てられた子は、案外弱く(特に昔は)、親のないような子供の方が、力強く生命力が強い、という事が多々あったので、でしょう。
うろ覚えですが、確かにそういう考え方は、昔の日本にもあったようです。
それ以外には、「私はどこから生まれてきたの?」
という素朴な疑問に向き合うのを避けるために、外国なら
「木の又から生まれた」、「キャベツ畑」「コウノトリが運んできた」といった回答が一般的になり、日本では「川原で拾ってきた」というのが使われた、というのもあったのではないでしょうか。
専門家ではないので、想像ですが。
御回答ありがとうございました。
「親のないような子供の方が、力強く生命力が強い」という考えがあったんですね。
みなしごががんばって生きていく昔のアニメを思い出しました(笑)
因みに、わたしが母に「お前は川原で拾ってきた子」といわれたのは、たまたま小学校で「どこの病院でうまれたか」が子供の間で話題になって、家に帰ってそれを母に質問した時です。
まだ、性教育的な興味を避けるというのはなかったように思います。
No.3
- 回答日時:
ありがとうございます。
参考URLまで教えていただいて。
たしかにありますね「捨て子は丈夫に育つ」という回答の一部が。
ただ、まだ魔除けという点まではいってないみたいですね。
No.2
- 回答日時:
え??そうなんですか??
私も親に何度か言われたことはありますが
「お前みたいな馬鹿はウチの子じゃない!!」って怒って言ってるもんだと思ってましたよ・・・。
正直言って「魔よけ」のつもりで「お前は拾ってきた子なの」なんて言われたらたまったもんじゃないし、自分が親だったらそんな言葉が魔よけになるとは思いませんね。
むしろ「どーせ僕はこの家の子供じゃないんだーー!!」ってな具合に家出する子もいそうです。
魔を避けるどころか不幸を呼びそうな言葉ですよ。
そんなブラックな冗談、言っても何もいい事あるとは思わないんですが。
御回答ありがとうございます。
nina1313amさんのは、わたしのパターンとまた別みたいですね(笑)
とはいえ、わたしの場合も結構何回となくいわれたので、子供心に「ぼくはこの家の子じゃないんだ」と半分信じかけて、泣きべそをかきました(笑)
No.1
- 回答日時:
あ~。
うろ憶えなんですが…昔は子供の死亡率が高く、7歳までは神様のものだったとか。それまでに死ぬ場合は「戻る」と言いました。(間引きする場合も、「もどす」「返す」と言ったとか。)で、一旦戻ってまた帰ってきた子は丈夫に育つとかいう理由で、そういう「拾った子」という言い方をするとか。
なぜ橋の下か…は、子供が死んだら賽の河原に行くことが関係あるかと。
間違ってたらすみません。でも、何かの本に書いてあったんです。思い出せない…。
御回答ありがとうございます。
まとまった答えになっていないのは残念ですが、いろいろヒントになることがはいっています。助かりました。
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