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HPLCの検出器について質問です。

本やネットで調べてみても、詳しい説明が探せなかったので、ここで質問いたしました。

蛍光検出器の仕組みがよくわかりません。
どのような波長をあて、どういうふうに物質が検出されるか、具体的に詳しく教えていただけませんか。

また、本を読んだだけではUV検出器とどのように違うのかがよくわかりませんでした。UV検出器との違いも教えていただけないでしょうか。

A 回答 (1件)

詳しいことは機器分析の教科書の蛍光検出法と吸光検


出法を読んでください。

 UV検出器はUV(紫外光)を物質に照射したときに、そ
の光を吸収する現象を利用した検出器で、紫外域に吸
収をもつ化合物の検出が可能です。たとえば、ベンゼ
ン環を有する化合物やタンパク質などは紫外域に強い
吸収をもつのでこれらの化合物の測定が可能です。

 一方、蛍光検出器は可視光や紫外光を物質に照射し
た時に、その化合物から発する蛍光を検出する装置で
す。また蛍光を発する化合物のことを蛍光物質といい
ます。この蛍光物質にはある波長の光を照射してやる
と効率よく蛍光を発するという性質があります。この
波長は励起波長とよばれ物質に特有の値を持ちます。
したがってHPLCで蛍光検出器を用いて検出する際には
測定対象となる化合物の励起波長の光を照射する必要
があります。生体分子などを測定する際には、多くの
場合生体分子自身は蛍光物質ではないことがほとんど
で蛍光を発する物質(蛍光試薬)をなんらかの方法で生
体分子に結合させたものを検出します。

 一般的に蛍光法は吸光法にくらべ2~3桁ほど感度が
よいのですが、前述した通り蛍光検出する場合には測
定物質を蛍光試薬で標識する必要があり、吸光法ほど
汎用性はありません。これらの検出器は場合により使
い分けられます。
 
 吸光、蛍光法について述べてあるHPがありました
ので参考にURLを載せておきます。

参考URL:http://kccn.konan-u.ac.jp/chemistry/ia/guide/01. …
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この回答へのお礼

わかりやすいご回答ありがとうございます。
また、HPにも詳しく書かれていて、とても参考になりました。

お礼日時:2005/06/22 18:24

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