
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
タルクは滑石(昔は蝋石と言っていました)の粉末です。
白色の微粒子で、濁度測定の標準物としても使われます。湯沸かし器のは本当にタルクでしょうか?プロが間違えることはないと思うのですが、普通ボイラーなどで次から次へと原水を加えて蒸気にしていく装置で問題になるのは缶石(スケール)です。熱交換機の表面にこびりついてきます。
私の住むところでは比較的水の硬度が小さいのであまり問題にはなりませんが、MgやCaが炭酸塩やら硫酸塩として蓄積すると熱伝導が悪くなり、異音の原因となることがあります。
タルクが混入する経路が(水道管の内壁に少しずつたまるという話も聞きましたが)よくわかりません。タルク自身はケイ酸マグネシウムが主成分なので水にもあまり溶けないと思います。ちょっと原因として考えにくいような気がしました。
失礼ながら、#1の方のご意見 鉱物の通称というのは少し乱暴かと思いました。
参考URL:http://www.nippon-talc.co.jp/seihin.html
この回答へのお礼
お礼日時:2005/06/27 12:59
回答ありがとうございました。メーカーからは分析会社からの「タルク等のケイ酸塩ではないか」という分析表を直接もらいましたので間違いないと思います。
本当に難しい問題です。
No.3
- 回答日時:
aka_tomboさんの仰るようにタルクは滑石(蝋石)のことで、私が子供の頃は石板に蝋石(棒状にしたもの)で書いては消ししたものです。
主成分は含水珪酸マグネシウム(Mg3Si4O10(OH)2)で、SiO2約60%、MgO約30%と結晶水4.8%からなります。
水への溶解度は概算でpH<7.5ではマグネシウム(mg/L)とシリカ(SiO2 as mg/L)の積で17,000以下です。例えばシリカが100mg/Lならマグネシウムは170mg/L 以上なければ沈殿(スケール)になりません。水が蒸発して溶解成分が10倍濃縮する場合はシリカは10mg/L、マグネシウムは17mg/L以上ですからありえないとも言えません。しかし蒸発しない場合、そんなにシリカとマグネシウム濃度の高い水は稀です。スケールを分析して珪酸マグネシウムがあったなら稀なケースかも知れません。
最も多いのはヤカンや湯沸しに付着する白色の成分(スケール)はシリカか炭酸カルシウムです。シリカ自体の溶解度は120mg/L程度で原水のシリカは10mg/Lなら12倍以上に濃縮されるとスケールになります。炭酸カルシウムスケールの説明は簡単ではありません。天然水(水道水も含む)には重炭酸イオン(HCO3-)カルシウムイオン(Ca+2)として溶解しており、同時に炭酸ガス(CO2)、pHと平衡関係にあります。加熱すると炭酸ガスの溶解度が減り、これに伴いpHが上昇し、CaCO3として析出するするのです。もちろん原水のCa+2、HCO3-(Mアルカリ度)、pH 、加熱面の温度、濃縮度など関与しますが複雑なので詳しい説明は省きます。
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