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方言と多言語の違いはなんでしょうか?
たとえば東京弁と大阪弁の関係は方言の違い
日本語と中国語は他言語同士

「方言の違い」と「言語の違い」の違いは何が違うのでしょうか?

A 回答 (6件)

実はこれは難しい問題で、専門家でもはっきり線引きはできないんですよ。



日本語と中国語のような場合は問題ありませんが、
津軽弁と鹿児島弁とかになると、方言差ではなく別言語ではないかと考える言語学者もいるわけです。

A、B、Cの三つの言語があって、AとBは通じる、BとCも通じる、でもAとCは通じない、
この場合、AとBとCは、はたして別言語か、方言か?
実際世界中のほとんどの言語はこんな状況を抱えているんです。
(例:A=オランダ語 B=低地(北部)ドイツ語 C=高地(南部)ドイツ語)

琉球語(沖縄方言)に関しては、日本語とは別言語ということで、
大方の専門家の意見は一致しています。
むしろ、沖縄本島の言葉と、琉球列島最西端の言葉が、
別言語か方言かと論争されているというのが現状です。

こうしたことのせいで、世界の言語総数も不確定です。
多く言う学者は8,000、少なく言う学者は3,000、一般的には6,000くらいと言われています。
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この回答へのお礼

 専門家でも意見の分かれる分野なんですね。
>A、B、Cの三つの言語があって、AとBは通じる、BとCも通じる、でもAとCは通じない、

こんな事があるんですね。面白いですね。
ありがとうございます。

お礼日時:2005/07/31 23:06

実ははっきりした区別はありません。



東京弁と大阪弁程度の差で国境を構えているところはたくさんあります。

「言葉が違う」「あいつらは外人だ」「独立だ」ということになれば外国語に、

「違うところもあるけどおおかた同じ」「いっしょにやっていったほうが何かと都合がいい」ということだと方言、ということになります。

間に国境があれば外国語で、なければ方言です。

また、方言の多くは独自の書き言葉を持ちません。あっても地域独自の芸能や話し言葉の聞き書きに留まります。 

その言語で新聞が毎日複数発行され、言語独自の文学作品の蓄積があることも「独立した言語」の条件のひとつだと思います。
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この回答へのお礼

>間に国境があれば外国語で、なければ方言です。
ある意味新鮮な驚きでした。国境が言語の境界でもあるんですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/07/31 23:04

例えば中国語で広東語は方言として扱われることが多いですが、これは普通話とは フランス語とスペイン語の違いくらい大きいようです。



これは一つの目安なんですが、規範となる書き言葉を基準にして 話し言葉のバリエーションを方言とする考え方があります。こうすると中国語の方言や、沖縄語、低地ドイツ語も説明がつくと思います。
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「方言」という解釈は同一民族で同一言語を話す際に地域性で話される言語の言い回しのちょっとした不一致の違いで「言語の違い」と言ったら

他民族間との他言語でのコミュニケーションの際に生じる言語間の違いだと思います☆★でも、私も沖縄やアイヌや鹿児島の本来の方言は聞き取れません(>_<)<笑
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この回答へのお礼

 沖縄とか、鹿児島とか、アイヌとか聞き取れないですよね。
何で聞き取れないのでしょうか?使われる単語などの源が違うのでしょうか? ありがとうございます。

お礼日時:2005/07/31 23:02

私見ですが,以下の3点を満足するものは「方言」としてよいのではないかと考えています(この点で,No.1さんの沖縄の言葉についての考え方とは異なります)。



(1)音韻の対応に規則性がある
(2)基礎語彙(人体各部の名称や,生活に密着した物品についての語彙)に音韻対応を踏まえた上での共通性がある
(3)文法に共通性がある

「異なる言語」と言っても,陸続きの国々の間では明確に分かれているわけではありません。つまり国境線を越えたら即座にしゃべる言葉が変わるというものではないわけです。いわゆる「日本語」や「英語」という概念は,利便性などの観点から人工的に共通化され,文法・正書法として成り立ったものだと考えます。
したがって「公用語」と「生活語」が食い違うケースも多々あるわけです。

こう考えると,欧州の言語はほとんどが「何か」の一方言であるということになりますが,そう考えても特に不都合はないと思っています。「低地ドイツ語の一方言としての『オランダ語』」「高地ドイツ語の一方言としてのミュンヘン方言」というとらえ方をしてもよいのではないでしょうか。

ちなみに上の「何か」はラテン語とギリシア語,ひいては恐らく印欧祖語と呼ばれるものにたどり着くことになるでしょう。
こうした考え方に興味がおありならば,「計量言語学」をキーワードとして検索してみることをお薦めします。
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この回答へのお礼

 計量言語学なんて学問があるのですね。
面白そうです。調べてみます。ありがとうございました。

お礼日時:2005/07/31 23:00

たとえば、沖縄の言葉は方言といわれていますが、語学的には異言語のように思います。

もともと琉球の言葉として日本の領土になる前から使われてるから正しくは琉球語だと思います。アイヌの言葉はアイヌ語と言われていますね。もともと違う民族が使っているのは異言語だと思います。でも大阪や、名古屋は同じ民族であり統一された国家の一部ですから言葉は違うけど、同じ言語の中の方言と言えると思います。
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この回答へのお礼

 確かに沖縄とかアイヌの言葉などを聴くとぜんぜん聞き取れないですよね。これらの言葉は方言じゃなくて多言語と呼んでもいいのかも知れませんね。ありがとうございました。

お礼日時:2005/07/31 22:56

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