人生のプチ美学を教えてください!!

冠詞について分からないのですが、{犬が走っている}を英語にしたら The dog is running.
それとも A dog is running.
The か A どっちにすれば良いんですか?
どっちも正解なんでしょうか?
それと、{彼はギターを弾く}の場合はThe、Aどっちでしょうか?違いはなんでしょうか?
どうかよろしくお願いします。

A 回答 (4件)

これが使われている文脈が全く分からない状態で「犬が走っている」を敢えて英訳するなら、私なら「A dog is running.を選びます。

ところがこれが「犬は走っている」であれば、私は「The dog is running.」とします。

A dog is running.
I wonder what it is running after.
犬「が」走っている。
何を追いかけているのだろう。

犬「は」走っている。
何を追いかけているのだろう。
前の方がしっくり来ませんか?

I see a dog and a cat.
The dog is running.
And the cat is sleeping.
犬と猫がいる。
犬「は」走っている。ネコ「は」寝ている。

犬と猫がいる。
犬「が」走っている。ネコ「が」寝ている。
これも前の方がしっくり来ますね。

theは「定冠詞」、aは「不定冠詞」。
読んで字の如く、前者が後続の名詞を特定し、後者が特定しない(任意の、を示唆する)ことは既に皆さんがお答えのとおりです。

「冠詞」は日本語にはない品詞ですが、私は日本語の助詞である「が」と「は」が場面によっては「不定冠詞」と「定冠詞」の機能を持つと思っています。
上はその一例です。

ところが厄介なことに、時に「が」がtheに、「は」がaに対応してしまう例もあったりします。

あなたがアメリカ人の友達の家を尋ねたとします。
すると二人の子供があなたを迎えてくれました。
小学生ぐらいの可愛い女の子です。
しかし、あなたが友達に「You have beautiful daughters.」と言ったところ、二人のうちの一人がムッとした表情で、「I am a boy!」(僕「は」男です!)

アメリカ人の友人の家を尋ねると、二人の子供があなたを迎えてくれました。
小学生ぐらいの可愛い女の子です。
しかし友人はあなたに「二人とも女の子に見えるけど実は一人は男の子なんだよ。どちらが男だと思う?」と効いてきました。あなたが二人のうちの一人を指差すと、刺されなかった子供は「Wrong. I am the boy.」(はずれ。僕「が」男です)

いきなり特異な例から入りましたが、一般的な「a」と「the」の違いは、No.2さんが分かりやすく説明されている通り、「a」は後続名詞が「任意」であることを示し、「the」はそれが「特定」されることを示します。
A dogは任意の(一匹の)犬であり、The dogは特定の(一匹の)犬です。

更に不定冠詞「a」は名詞を特定しない、任意であるが故に、時に「全ての」を意味することがあります。
A dog has four legs.(犬は四足だ)
犬は四つ足だ。
どんな犬でもいいから見てごらん。
どれもこれも四つ足だ。
全ての犬は四つ足だ。


一方で例えば、「鬼のいぬ間に洗濯」に当たる英語のことわざ「When the cat is away, the mice will play.」ではcatにもmiceにもtheが使われます。
これをWhen a cat is away, mice will play.にすると「ねずみというものは、猫というものが遠くにいる時は遊ぶものだ」となり、文法的には成立しますが、一体何を意味するのか、使われる場面が全く想像できない文となってしまいます。
When the cat's away, the mice will play.においては、話し手と聞き手が「ネコ」と「ネズミ」を特定できることにしようという暗黙の了解が成り立っています。
(実際のところは、例えば「the cat」について、ある人は「アメリカンショートヘア」を想像するかも知れないし、他の人は「三毛猫」を想像するかも知れません。そういう意味では「不特定」ではあるのですが)
とはいえ、日本語でも、誰かに「鬼のいぬ間に洗濯、と行こうか」と言われて「赤鬼?青鬼?」と聞き返す人はいませんね。

楽器の前に通常theがつくことについては、私は実は「the+楽器」が「その楽器を奏でること」を意味するのではないかと考えています。playは確かに「演奏する」という和訳が対比されますが、本当に意味するところはやっぱり「遊ぶ」なのではないかと思います。
play the pianoはですから、「ピアノを弾く」というより「ピアノを弾くことを遊ぶ」。
これは例えばthe hospitalもそうで、the+hospitalで、「病気を治すこと」。だからgo to the hospitalは、あくまで「病気だから病院に行く」。
薬品メーカーのセールスマンが「病院に(営業に)行く」場合には使わない。
反対に、pianoにしろ、guitarにしろ、楽器そのものを意味する文中においては、a+楽器となるケースは十分にありうると思います。

I went to the Ringo Starr's concert.
I love his drumming, and looked forward to it.
But, guess what he played. Believed or not, he played a piano!

リンゴスターのコンサートに行った。
リンゴのドラムが好きだから、楽しみにしていた。
が、リンゴが何を弾いたと思う?信じられないことに、ピアノなんか弾きやがったんだ!
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この回答へのお礼

ありがとうございました。だいぶ分かってきました。

お礼日時:2005/08/27 12:09

あげられた2つの文の、「犬が走っている」、「彼はギターを弾く」では、 a も the もありえます。



a と the のどちらが使われるべきかは、文脈で決まります。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。わかりやすかったです。

お礼日時:2005/08/27 12:10

できるだけ、わかりやすく説明してみます。



a は、one の変形です。しかし、わざわざ a をつけるところがくせものです。そうです。理由と必要があるのです。

それは、

話題の可算(数えられる)名詞が二個以上あるもののうちの一つということです。

会話の先頭の例で話します。

I like a prime minister.(首相)

I like a president.(社長)

I like a principal.(校長)

どれも変です。私は一人の人が好きなのですが、 a はおかしいのです。

言語は、情報伝達手段ですから、余分のものは省き、より情報量の多い単語を選びます。

この場合、 a は"無意味"なのです。何故なら、首相も社長も校長も一人しかいないことは前提条件だから無駄な単語になります。

では、つけなければどうなるか。・・不可算名詞になり、性質を論じることになります。これらの事例ではそういった用法はありませんが、無理して説明すれば、

I like president 社長という仕事が好き

となり意味が通じません。

では、 the はどうでしょう。これは、可算名詞に使え、また、 世界中には、数多くの首相・社長・校長がいますが、これから話すのは、日本の首相・会社の社長・学校の校長といった、一人しかいない世界(場所)の話をしますよ・・という情報を伝えます。

それで、これらの用法の中でもっとも効率よく情報を伝える "the" が冠詞として長い歴史の中で定着したのでしょう。

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では、A dog is running. ですが、もうおわかりのとおり、犬はどこにでもいますし、飼い犬も一匹とは限りません。

文章のはじめ、会話のはじめに使うつすれば、 "a" でしょう。

しかし、もしある国で、飼い犬は一匹のみとか、学校の飼い犬は一匹のみとか、野良犬は一匹のみとか決められていたら、"the" を使うこともあるでしょう。

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同様に、ギター、バイオリン、ピアノなどは、二個の楽器を同時に使うことはまずありません。それで、特に "the" を使うことが慣例になっています。

面白いのは、"drum" です。

これは、いろいろです。

play the drum   一個しかないドラムをたたく
play a drum    数個のなかの一個をたたく
play the drums  全部のドラムをたたく
play drums    全部のうちのいくつかをたたく
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この回答へのお礼

ありがとうございました。英語はやっぱおくが深いですね。

お礼日時:2005/08/27 12:08

The dog is running.は「その」(ある特定の)犬が走っている、の意味で、


A dog is running.は、(誰が飼っている、何という名前の犬かはわからないが)
犬が走っている、という意味になります。
単に一般的に「犬」と言うのであれば、不定冠詞のaを使います。
楽器を演奏する場合は、これは定冠詞をつけるのが決まりです。
ギターであれ、ピアノであれ、全てtheをつけます。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。勉強になりました。

お礼日時:2005/08/27 12:06

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