いちばん失敗した人決定戦

 私は、相模鉄道をよく利用していますが、相模鉄道の電車の車輪の外側には、車輪のような鉄の円盤がついています。これは、何のためについている部品なのでしょうか?
 電車が脱線したときに、この外側の円盤が線路に乗り、脱線を食い止められるようになっているのでしょうか?

A 回答 (8件)

鉄道従事者です。



相鉄車の台車の側面の円盤は、ブレーキです。
自動車のディスクブレーキと同じです。

目立ちにくいですが、他社でもあります。
・・・というよりディスクブレーキを使っていない鉄道の方が少ないです。

新幹線の場合は、車輪に一体型で。
他社の車両は、両輪の間に付いています。

ただ、相鉄のように車輪横に付いているのは希です。

●メリットとしては
1,ブレーキ性能の安定化を図りやすい。
2,車輪踏面にシューを当てるのではないため、車輪に影響を与えない。また、車輪踏面の状況にブレーキが左右されない。
3,外側に付いているので、放熱性に優れフェードを起こしにくい。

●デメリットとしては
1,ディスクの分車輪が重くなり、線路基盤にその分ダメージを与えてしまう。

・・・があります。

相鉄の場合は、設計には独特なところがあり経営陣の意向もあったようです。

台車は直角カルダン構造と言って、最近の鉄道ではあまり使われていない構造です。ノンステップの路面電車で希に使われているようです。

大きなモーターを使える反面、ホイールベースが伸び曲線が苦手であるのと、台車が重い欠点があります。
ディスクブレーキであれ、直角カルダンであれ、台車の重量の重さの欠点は、保線でカバーする意向のようです。
他社ではすでに止めてしまっているのですが、検車の点検設備がこの相鉄仕様のため、いままでこの方式を続けてきたようです。

最近は、JRの新型車をそのまま一部修正の元、導入し、方針を急転換しています。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

かなり詳しいご説明ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/01 21:34

No6に書き込んだ者です。



書き込み内で「No3の回答で」と記入しましたが、正しくは「No5の回答で」でした。
お詫びして訂正いたします。
    • good
    • 1

No3の回答で、この台車はパイオニア台車と呼ばれていますと書かれていますが、相鉄の車両に付いている台車は「パイオニア台車」ではありません。



相鉄電車の台車を、パイオニア台車と混同されている方が多いのですが、パイオニア台車とは、東急車輛製造がアメリカのバッド社と提携して制作したエコノミカル台車のことで台車形式はTS-7**です。
昭和30年代後半から昭和40年代後半にかけて、このパイオニア台車は、東急・京王井の頭線・南海高野線・小田急線の車両に搭載されましたが、乗り心地が悪いという欠点がありました。
現在は、地方に譲渡された車輛を除くと南海高野線でしか現役車輛のパイオニア台車はありません。

というわけで、相鉄のディスクブレーキが外側についている台車とパイオニア台車は何ら関係はありません。

外側にディスクブレーキがついていると、交換しやすいといった利点があります。
    • good
    • 0

ディスクブレーキの円盤です。



この円盤は左右の車輪をつないでいる車軸に一緒に取り付けられているので、例えば駅でその円盤の付いた電車を見かけたら、発車や停車のときに円盤を見てみるといいでしょう。車輪の動きと同じように回っているのがわかると思います。

ディスクブレーキはこの円盤を挟んで回転を止める=ブレーキをかけます。円盤は1つの台車に車輪と同数の4つ付いていますが、片側からだと2つが見えますね。この並んでいる2つの円盤の両端、円盤を○で表すと
→○ ○←
の矢印の位置に円盤を挟むブレーキシューがあります。駅で発車するときによく見ていると、停車中に円盤を挟んでいたブレーキシューが発車のときに少し動いて挟んでいた円盤を放す感じもわかると思います。
なお、小田急で使われていた台車は、ブレーキシューが上の説明とは反対側(2つの円盤の外側ではなく内側)に付いています。相鉄線は確か外側だったと思うのですが、もしかしたら内側の場合もあるかも知れません。どちらにしろ円盤を挟む装置は一目でわかると思います。

ディスクブレーキというのは鉄道車両でも多く使用されていますが、通常は円盤が車輪の内側に付いているのでほとんど見えません。相鉄線のように車輪の外側に円盤が付いている車両はあまりありません。
このような摩擦を利用するブレーキには、この他に車輪をじかに押さえつけるタイプもあります。台車の部分をよく見ると車輪の両側あるいは片側に車輪を押さえつけるブレーキシューが付いているのが見えるので注意して見てください。押さえつけるブレーキシューが見つからない場合は、車輪の内側にディスクブレーキが付いているケースがほとんどです。

ご質問の台車はパイオニア台車などと呼ばれていますので「パイオニア」と「台車」の2つをキーワードに検索サイトで検索をかけるといろいろと出てきますから参考に見てみるのもいいでしょう。
ご注意:「パイオニア」あるいは「台車」単独で検索をかけるととんでもない数が出ますので絞りきれません。
    • good
    • 0

それはディスクブレーキでしょう。


JRなとでは、車輪のレールにあたる面をブレーキパットで押さえつけるブレーキを採用しています。
それぞれ一長一短があるようです。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

なるほど、だからJRなどには、車輪の外側に円盤がついていないのですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/01 21:29

車やバイクと同じもので「ディスクブレーキ用のブレーキディスク」です。


構造は全く同じです。
ブレーキを掛けるときに摩擦熱で発熱しますので、冷やしやすいようにむき出しになっているんです。
    • good
    • 0

ブレーキです。


相鉄以外の車両にも
もちろんついています。
    • good
    • 0

 こちらの写真にある奴でしょうか?


 ディスクブレーキのようです。

参考URL:http://tanpopo.sakura.ne.jp/~sakura/maroon/jpr/s …
    • good
    • 1
この回答へのお礼

まさにそうです。
ブレーキなのですか。ありがとうございました。

お礼日時:2005/09/01 21:27

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!