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- 回答日時:
1961年まで、原子量の基準は酸素=16としていました。
酸素にした理由は、酸素が多くの元素と化合し、原子量測定に都合が良かったからと想像しますがよくわかりません。しかし、天然の酸素は質量数16,17,18の同位体の混合物です。この扱いについて、物理的原子量と化学的原子量の2つの異なる基準が存在しました。物理的原子量では、質量数16の酸素原子を16とする基準を用いました。一方、化学的原子量では、天然の酸素同位体混合物を16とする基準を用いました。
この両者は値が0.03%ほど異なるので、混乱のもとになります。
1961年にIUPACとIUPAPが合意し、質量数12の炭素原子を12とする基準に統一されました。質量数12の炭素原子を採用した理由は次のようなものらしいです。
(1)新基準は、従来の化学的原子量に近い(約0.004%の違い)
(2)他の原子との質量比較が精度よくできる。
(3)炭素原子は、有機化合物の骨格として、豊富に存在し、化学でよく登場する元素である。
(参考)
http://keirinkan.com/kori/kori_chemistry/kori_ch …
(3)は当時の関係者が言っていたとか見ましたが、見た場所を忘れました。
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