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リチウムとベリリウム・炭素と窒素を比べるとベリリウムと窒素の電子親和力が極端に減少しています。その理由が分かりません。
その理由を教えてください。お願いします。

A 回答 (2件)

原子の電子配置から説明されます。

ベリリウムとホウ素・窒素と酸素を比べるとホウ素と酸素のイオン化エネルギーが減少しているのと同じ理屈です。

ベリリウム原子の電子配置は[He](2s)2で2s軌道が閉殻です。窒素原子の電子配置は[He](2s)2(2p)3で2p軌道が半閉殻です。閉殻や半閉殻の電子配置をとると原子は安定になるので、その原子から電子を引き抜いた陽イオンや、その原子に電子を付け加えた陰イオンは相対的に不安定になります。逆に、電子を一個もらうと閉殻や半閉殻になる原子(リチウムや炭素)の電子親和力は相対的に大きくなります。また、電子を一個奪われると閉殻や半閉殻になる原子(ホウ素や酸素)のイオン化エネルギーは相対的に小さくなります。

気相中で安定な陰イオンをつくらないベリリウムや窒素や希ガスなどの電子親和力は全て推定値で、表によってまちまちな値が書かれています。ウィキペディア英語版では「ほとんどゼロ(close to zero)」になっていますけど、「ゼロ以下」と書いてあるものもありますし、具体的な負の数値が書いてあるものもあります。窒素に関しては、-0.07eV=-7kJ/molという推定値が広く認められているようです。
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http://en.wikipedia.org/wiki/Electron_affinity
英文wikiにはBe,N,Mg,Mn,Znの値が無いですね。^^;
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