人生のプチ美学を教えてください!!

日本の産業の空洞化は今どのような業種で起こっているのでしょうか??また起こった原因について知りたいです。

A 回答 (1件)

 かつて(1970年代位か?)は、(繊維等の)軽工業品分野で、顕著でしたが、今や「電器製品等も含む、付加価値の高さもそれなりに高い」(一部の)加工組立型産業に迄、拡大して来ている、と言えるでしょう。



 この様に、(一部の)加工組立型産業に迄、空洞化の動きが顕著になってきた、原因は端的には次の諸点の故なのです。

 a)日本経済は所謂バブル期を経て、バブル崩壊後、(2005年)現在に至っていますが、この間、地価や株価はかなり下落したのとは対照的に、賃金はさして、下落せず、国外(アジア諸国、特に中国)の方が遙かに、賃金水準は低廉なのです。
 しかも、単に低廉なだけでなく、近年は(日本からの技術移転等が身を結び)「習熟度も高まり、応用も利く」様になって来た訳です。

 b)(上記の様な、質の面も当然ですが)もう一つ無視し得ないのは「労働力が豊富に存在しているか?」と言う事で、国内では、「団塊の世代」が定年期を迎え、若年~中堅の相当量の労働力を国内で、確保するのが粗絶望的になって来たからなのです。

 日本国内で、日本人労働力を使って、(例えば電卓等の)製品を組み立て、国内(時には輸出分も含む)へ売捌いていた時とは異なって、カントリーリスク(進出国の経済政策の変化等)や、為替変動、文化摩擦・・・の留意しなければならぬ、要因が伸し掛かりかねないのも確かです。

 しかし、慎重に(関連業種に属する)企業が対応していく限り、(日本国内での)空洞化のマイナス面が表面化するのは回避される可能性が高い、と私は捉えています。

 PS、尚、繊維等の軽工業品の場合、(韓国や中国等での賃金上昇他の要因が働いたのでしょう)ベトナム製の衣料も、徐々にですが、日本国内に流入して来ている、のを付記して置きます。

 
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