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この前実習をしているときに思ったのですが、ドリルってどのように製造しているのですか?実習室には旋盤とかフライス盤とかいろいろあったのですが、どうもそれらを使って作れそうにありません。なんにか特殊な機械や鋳造のように型に入れて作っているのですか?それともやはり切削加工でしょうか?知っている方いたら回答おねがいします。

A 回答 (2件)

こんばんは。


私は金属材料(合金)や熱処理が専門なので、大雑把に説明します。(ですから自信無しです)

ドリル刃の工程は、前の方がおしゃられてますが、さらにもう一つ工法があり、差があります。つまり・・・、
1、溝を熱処理前に入れる方法
2、溝を熱処理後に入れる方法
の二つの工法があります。

1の場合は、焼入れする前の柔らかいハイス鋼のロッドに溝を入れ、全体を荒く作ります。その後炉で1300度まで加熱し、一気に溝部分だけ油焼入れします。シャンクはあまり焼きを入れません。その後650度前後で20から30分加熱し、焼きを戻し少し靭性を出します。熱処理後、全体を研磨して、径や先端角やセンターなどを出します。
長所は工程が比較的簡単である事。欠点としては、熱処理後の応力による変形があるので、熱処理後、精度を調節する必要がある事。

2の場合は既に熱処理したハイス鋼をダイヤモンド等で研磨して、溝や先端角を出していきます。ハイス鋼の焼き入れは1と変わりません。
長所としては、精度が高いこと。短所としては、ダイヤモンドで研磨するのにコストがかかり、設備が必要な事。

また、先端を超硬チップを装着する場合は、台金(ドリルの溝部分)をハイス鋼、工具鋼等でつくり、チップをロウ付けするだけです。(但し超鋼チップをロウ漬けする場合は、成分にジルコニア等を含む場合があるので高周波を推奨します)

出来るだけ太いロットで練習すれば、比較的簡単に出来ますよ。
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ドリルの根元のほうをよく観察すれば、ヒントが見える。



http://www.uniontool.co.jp/tech_11.html
↑プリント基板用ドリル製造工程。
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この回答へのお礼

資料ありがとうございます。これを見る限りでは、被削物を回転させながら、ねじれ角の方向から刃を入れるって感じですか?とすると旋盤でもできそうですね?

お礼日時:2006/01/28 19:12

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