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今週末、長野の温泉に行きます。
チェックイン、アウトの時間がゆったりとしているので観光はせず 宿でのんびりすることにしました。
本でもよもうかな、と思っています。

明治~昭和初期にかけての文体の美しい、温泉や旅をあつかった小説、または紀行文のおすすめ作品を教えてください。
私がすでに読んでしまったものの中で候補をあげるとしたら 泉鏡花「眉かくしの霊」「歌行灯」、川端康成「雪国」「伊豆の踊り子」、夏目漱石「草枕」あたりです。
では よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

歌人の若山牧水という人は思い立つと居ても立ってもいられなくなって各地の山野を歩きまわった人だったようで、そうした紀行文が沢山残っています。


岩波文庫に「みなかみ紀行」として主要なものが編まれているので、それなどいかがでしょうか。

ほかには、
井伏鱒二「集金旅行」(家賃の回収を頼まれた一組の男女の至極のんびり 飄々とした小説)
長編になってしまうかも、ですが太宰治「津軽」(故郷へ"旅行"したときの紀行記)
夏目漱石「満韓ところどころ」(同じく紀行文)
国木田独歩「武蔵野」は郊外散策記といったものでしょうし、「空知川の岸辺」は北海道旅行記。
短編小説では、「忘れ得ぬ人々」は旅先の印象記と言えなくはありません。

ほかにも沢山ありそうですが、私としてはこんなところです。
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>明治~昭和初期にかけての文体の美しい、


>温泉や旅をあつかった小説、または紀行文

「文体の美しい」というところに重きをおきました

◎イチオシ
「サビタの記憶」原田康子 新潮文庫、角川文庫

温泉で病気療養中の少女(女学生)が年の離れた男への淡い恋心を抱いて…。
多感な少女の恋と温泉という組み合わせにたっぷりと浸れると思います。
 *amazonには在庫があるようです

◎次点
温泉というと療養ものばかり思いつきますね^^; 私だけでしょうか。
有名ものなのでご存知だと思いますし既読かもしれませんので説明はしませんが、梶井基次郎(ダメンズ?)のだけ補足させてください。

◎「城之崎ににて」志賀直哉

◎「冬の蝿」梶井基次郎  新潮文庫等「檸檬」所収↓

この本に収められている「雪後」という短編の中で、主人公が奥さんに語って聞かせる話としてチェーホフの「たわむれ」という作品が書かれています。これが温泉というわけではないのですが、雪の信州の雰囲気にピッタリだと思うのです。

本当は「チェーホフ短編と手紙」みすず書院などに収録されている「たわむれ」をお勧めしたいのです。
しかし、手に入りにくいかもしれませんので(amazonにはありました)、温泉療養モノであることにかけてそれ自体良い作品だということもあり「冬の蝿」をあげました。

実際読むと「雪後」にあるものと「たわむれ」とではかなり違います。でも、ロマンチックな雰囲気はよく出ています。梶井の「雪後」でご興味をもたれましたらぜひチェーホフのものを手にとってくださいませ。男の恋の不思議な感覚(女性から見て)が深く味わえることでしょう。

参考URL:http://www.bk1.co.jp/Sakuhin.asp?ProductID=2383098
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