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- 回答日時:
酸化性酸というのは、酸化力を持った酸ということでしょう。
具体的には硫酸、硝酸などを指します。非酸化性酸というのは、塩酸などの酸化力を持たない酸ということになるでしょう。
高校の範囲内では酸化力を持たない酸は、Hよりもイオン化傾向の小さい金属(たとえばCuやAg)を溶かしませんが、酸化力を持つ酸はそれらの金属を溶かします(ただし、H2は発生しません)。
ステンレスの場合にはその成分であるクロムが表面で酸化されることによって、酸化被膜が生じ、それによって内部が保護されています。
たとえば、Al,Fe,Niなどの金属に濃硝酸をかけると酸化被膜(不動態)を生じるために、これらの金属は希塩酸などには溶けるにもかかわらず濃硝酸には溶けないという事態が生じます(これも高校で習うと思います)。
ステンレスにおけるCrの場合もこれと同様で、酸化性酸が付着しても、表面に酸化皮膜(不動態)が形成され、内部を保護するために腐食が進まないけれども、非酸化酸が付着した場合には溶けて侵されるということではないでしょうか。
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