
A 回答 (3件)
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No.3
- 回答日時:
随分以前の質問ですが目に留まりましたので
弘法大師が密教を伝えて平安時代ごろは
盛んに両界曼陀羅、両部経典を研究してますが
鎌倉時代以降は諸尊法、別尊曼陀羅などの
方が盛んになります
隋心院を興した小野の仁海僧正は
「如法愛染法」を究極の秘法として
何度も修行されました
この流れを伝える高野山などでも
以後、愛染明王の信仰が盛んになります
>なぜ作られたか、なぜ愛染明王なのか
両部の経典を超えた究極の奥義として
ユギ経が信仰され始めたから
この経典に説かれる愛染明王が
究極とされたんですね
No.2
- 回答日時:
こんばんは。
自分はさほど詳しいわけではないので、お呼びでない場合はスルーしてください。
(このサイトにはお寺さんも投稿されているのを見受けるのですが・・・目に留まらなかったのでしょうか?)
ご存知のことと存じますが、参詣曼荼羅や縁起曼荼羅のような日本的(?)曼荼羅はともかく、別尊曼荼羅には必ず所依の経典があるはずです。意味あいやなぜ本尊となっているかなどはその経典に記されていると思いますし、曼荼羅の違いというのは、所依になる経典の違いだと思います。(愛染明王は『瑜祇経』が所依だと思う。)
これもお調べであれば、非礼ご容赦いただきたいのですが・・・
真言宗のお寺さんから、不動明王とともに、愛染明王が重んじられるのは、「不動明王は大日如来の化身、愛染明王は金剛サッタの化身であるから」と聞きました。
ふーん、と思いながら気になって少し調べてみましたが、愛染明王は大乗仏教の後半あたりで説かれる「煩悩即菩提」を象徴する明王であり、確かに金剛サッタの化身とのことでした。
愛染曼荼羅が17尊になっているのは、金剛サッタの眷属にならったものとのことですが・・・それ以上詳しいことはわかりません。(すみませんです。)
煩悩を昇華・転化させて菩提とする、愛染明王や愛染曼荼羅が、他の尊に比べ、とくに人を引き付ける要素があるとすれば、その点だと思います。
また、大日如来と向き合い伝授を授かる菩薩である金剛サッタは、理想的な修行者像である普賢菩薩と同体でわれわれ衆生(の理想的な生き方)を表しており、さらに大日如来の伝授を受けるということは最終的には大日如来と同体となりますから、愛染明王は金剛サッタ(=普賢菩薩)の一側面であり、最終的には大日如来に通じるという図式になります。
ここらへんまでは、サイトでも記載がある事柄ですが、密教系のお寺さんか大きな図書館かどこかで、『密教大辞典』をご覧になるともう少し詳しく記載されているのではないかと思います。(たまに調べものをするときにお寺さんにお願いして見せてもらうことがあるのですが、密教関係の調べもので、これに勝るものはないと思います。)
お邪魔しました。では。
この回答へのお礼
お礼日時:2006/03/24 01:39
ありがとうございます。
そういえば、金剛サッタの代わりに愛染明王が描かれているという記述もありました。
もっといろいろ調べてみます。
No.1
- 回答日時:
>普通の曼荼羅とどう違うのか
「普通の曼荼羅」ってどういう意味ですか、両界曼荼羅との違いでしょうか。
質問の意味がよく分からないのですが
まあ
とりあえず、曼荼羅形式の愛染明王の図像では、高野山の金剛峰寺などに保管されている「両頭愛染明王」がありますが、それのことでしょうかね。
両頭愛染明王を中心に、上方左右の月輪中に合掌の菩薩系を表し、下方には獅子に乗る制た迦童子と象に乗るこんがら童子を配した像です。
これは、不動明王と平安末期から盛んになった愛染明王の一体化した、いわば「異図」ですが…
この回答への補足
質問したいことは、何のために作られるようになったのか、なぜ愛染明王なのか。というあたりです。
図像に関しては、「”両頭”愛染明王」ではなく隨心院の「愛染曼荼羅」についてです。
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