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スペースシャトル25周年みたいですね☆
ふと思ったのですがスペースシャトルよりも進化した宇宙船って開発される可能性はあるのでしょうか?SF映画に出てくるようなものは別としてスペースシャトルに変わる次世代の宇宙船は出てくるのでしょうか?そしてどこがスペースシャトルと違ってくると思われますか??
予想も含めて教えて下さい!

A 回答 (2件)

■地球近傍では・・・


□シャトルの発展型として「次世代シャトル」と呼ばれるものが計画されていましたが,
 いまはどうなっているのか調べていませんのでよく分かりません.
 しかしエンジンは現実的には「液酸液水エンジン」が使われるでしょうから,
 これ以上の比推力向上は難しいかと思います(現在で大体450秒程度).
□より軽量で力強いエンジンが出て来る可能性はあります(比推力はそう向上しないが).
 また,宇宙船の材料や構造も洗練されて設計されることでしょう.
 次世代シャトルとは,これらを使ったものとなるでしょう.

■惑星間航行
□子供の頃の図鑑では,有人火星飛行は「イオンエンジン」や「原子力エンジン」を
 搭載した宇宙船をよく見たものです.
 前者は「静電加速型」の「電気推進」,後者は「核分裂」型の「原子力推進」です.
 電気推進は各種あって,人工衛星や惑星間無人探査機には既に使われていますが,
 原子力推進は核分裂の熱で推進剤を加熱して噴射するものですが,
 原子力電池であれだけの騒ぎですから,世論的にもこれの実用はそうそうは難しいでしょう.
 一方,電気推進はのひとつであるイオンエンジンをより高比推力化し,
 口径も大きくして推力を増大させようとしている動きがいつぞやから活発化しています.
 これは火星程度ではメリットはないかも知れませんが,
 木星以遠の有人・無人探査では有望視されています.

□「VASIMR(ヴァシミール,ヴァシマール)」と呼ばれるエンジンが
 何年か前から学会で賑わっています.
 これは核融合炉の加熱方式を宇宙船に応用したものです.
 (核融合推進ではありませんのでご注意を.)
 これはイオンエンジンとは異なる「電磁推進型」の電気推進ですが,
 イオンエンジンよりも高比推力,大推力(それに伴い構造もとても大きいが)が
 期待され,これも木星以遠の有人・無人探査の有力な手段となると思います.

上記が,私がこの先50年くらいで描く未来像です.
いろいろな情勢もありますから,自信なしでスミマセン.
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#1です.続けてすみません.


#1では推進方式に限定してしまいましたが,
次世代シャトルや今後の宇宙活動では,よりインテリジェント化し,
より高い信頼性を持つシステムが盛り込まれることでしょう.

現行シャトルは100回に1回は事故が起こり得ると言う設計で,
悲しいことにそれは現実のものとなってしまいましたが,
次世代ではこれを1000回や10000回に1回にまで下げる必要があります.
1桁下げるには物凄く技術もお金もかかるので,この辺がいろいろな情勢で
どうなるかは分かりません.
因みに旅客機の場合は,10000000回に1回と言う設計になっています.
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