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HPLCで固定相をトリメチルアミンを微量加えた場合ベースラインが安定しトリメチルアミンなしの時よりも分離がきれいなのはなぜですか?
また、精製したいものはisoxsuprineという血管拡張剤試薬です。
固定相はchiralpak ADで、正式名称はcellulose tris(3,5dimethylphenylcarbamate) です。その中にトリメチルアミンを微量加えることで分離ラインがはっきりときれいになりました。なぜこのような添加物を加えることによってベースラインが変わるのですか?またこのトリメチルアミンは固定相が何であり一般的に分離ラインをきれいに改善することができるそうです。

A 回答 (1件)

 すみませんが,トリメチルアミンを加える事でテ-リングが防げたんでしょうか?それとも,ベ-スラインが真っ直ぐになったのでしょうか?おそらく前者だと思いますが・・・。



 塩基性化合物を分析している場合,プロトン化が起こると,プロトン化した状態とフリ-の状態の平衡が生じるため,テ-リングが起こります。トリメチルアミン(参考 URL では diethylamine となっていますが)を加えると,この平衡がフリ-の状態に片寄るため,テ-リングが防げます。HPLC の教科書にもこの程度の事は出ていると思いますので,もう一度読み直された方が良いと思います。

 参考 URL にダイセル化学の CHIRAL HPLC のペ-ジをあげておきます。「製品紹介」→「CHIRALPAK AD」と進んで下さい。必要なら E-mail で質問も出来ますよ。

参考URL:http://www.daicel.co.jp/chiral/e/link/link.html
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この回答へのお礼

たいへんよくわかりました。ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2002/02/05 16:16

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