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配当割引モデルでは配当を投資家の期待収益率で割り引いた現在価値の合計が株式の価値だとされていますが、なぜ企業の資産を含めずに配当の合計だけで理論株価が計算ができるのかが分かりません。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

私の説明が不足していたようなので再度回答させて頂きます。



>∞年後の資産を割り引くとゼロになる(純資産/(1+r)^∞=0)の部分がよく分りません。∞年後の資産ではなく配当を割り引くのではないでしょうか? ∞年後に0円の配当をそれまでの割り引いた配当の合計に足すと理論株価が計算でき、資産を考慮しなくても理論株価が計算できてしまうのではないでしょうか?

将来の配当金を現在価値に割引くモデルは次の通りになります。
X1/(1+r)+X2/(1+r)^2+X3/(1+r)^3+ ・・・・・ +X∞/(1+r)^∞
  (∞年後の配当はゼロではなくX∞円でありこれを割引いている点をご理解頂けますでしょうか)
現在の資産はX1~X∞の配当を生み出す為に使われるわけです。
ここで注意したいのは、rが正の数でかつXの成長率より小さい限り、X∞/(1+r)^∞はゼロになることです。 この最終項(X∞)に企業の最終残存価値を加える事も考えられるかもしれませんが、いずれにしろ(1+r)^∞で割引くと、割引後の価値はゼロになります。

>配当割引モデルでは債務超過の企業と優良企業が∞年後までまったく同じ配当を出すとすると同じ理論株価になってしまうところが疑問に思えてしまいます。

上の式で、Xnは将来の予想配当であり一定とは限りません。
安定業種の優良企業では一定という仮定も有り得ますが、急成長企業(将来増加)、斜陽企業(将来減少)のように、それぞれの仮定を置くことになります。

債務超過企業の場合:
現在債務超過であっても将来の成長率が高い企業であれば、たとえばX1からしばらくの間 配当=0であっても、それ以降配当が行われXnの予想成長率が高く将来の高配当がモデルに組み込まれ、高い現在価値が出ることになります。
一方、将来の見込みのない債務超過企業であれば、現在配当0に加え将来も配当の見通しもないわけで、0を割引いても0ということになります。

配当割引モデルは、株主(売却後は新株主が引継ぐ)が受取る将来の全ての配当金(無限年数)を現在価値に割引く、という考え方であることをご理解頂けましたでしょうか。
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この回答へのお礼

親切なご回答ありがとうございます。ROYFF様の説明がヒントになり私の質問が愚問である事が理解できました。ありがとうございました。

お礼日時:2006/05/06 11:43

配当割引モデルは、その企業の資産が今後年々創出して行くと推定される配当、の無限級数を現在の価値に割り引くものですよね。


企業(通常の株式会社)は∞の年数の存続を前提としているので、∞年後の資産を割り引くとゼロになる(純資産/(1+r)^∞=0)、従って配当割引モデルによる現在価値計算に資産価値は含めるべきではない、という事になります。
ご納得頂けましたでしょうか。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。、∞年後の資産を割り引くとゼロになる(純資産/(1+r)^∞=0)の部分がよく分りません。∞年後の資産ではなく配当を割り引くのではないでしょうか?∞年後に0円の配当をそれまでの割り引いた配当の合計に足すと理論株価が計算でき、資産を考慮しなくても理論株価が計算できてしまうのではないでしょうか?
配当割引モデルでは債務超過の企業と優良企業が∞年後までまったく同じ配当を出すとすると同じ理論株価になってしまうところが疑問に思えてしまいます。

補足日時:2006/05/04 18:43
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