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最近のバックアップソフトでいろんなものがあるようですが、どれもマルチブート環境でのそれぞれのシステムバックアップに関しては明記していないようです。

Acronis True Image 9.0で試してみたのですが、シングルブートでは問題ないのに、マルチブートではうまくいきませんでした。(disable to make snapshot)
(MBRのあるパーティションでもだめでした)

原因はなぜでしょうか。
マルチブートにすることで、MBRは書き換えられたりするのでしょうか。
そもそも、その他のMBRのないシステムはそれ単体のバックアップのみで起動する事は可能なのでしょうか。
自分のマルチブート環境がアップグレード版を使用しているからいけないのでしょうか。

今後のパソコンのバックアップを考える上で、シングルブートにすべきかまじめに悩んでいます。
最近はその原因が知りたくて、情報収集で夜も寝られません。
助けてください。
また、なにか参考になりそうな方面の書籍等おすすめいただけたら非常にありがたいです。


Acronis True Image 9.0
http://www.proton.co.jp/products/acronis-trueima …
Norton Ghost 10.0
http://www.symantec.com/ja/jp/home_homeoffice/pr …
HD革命/BackUp Ver.6
http://www1.ark-info-sys.co.jp/products/products …

A 回答 (3件)

> アクティブパーティション


>  ハードディスクを複数の領域に・・・・論理領域をアクティブパーティションに選択することはできない。
> このアクティブパーティションを消去してしまったらどうなるんでしょうか??
> そもそも、あらたに別パーティションをCドライブとして指定すれば問題ないのですか??
 いえ~すざっつらいと。全く問題なっしんぐ。フロッピィディスクから起動してFDISK.EXEやMBMで別のパーティション(もちろん何らかのOSが入っているとこ)をアクティブに指定すればOK。
 そもそもこの「アクティブパーティションからしか起動できない」という制限は、Microsoft製のIPLがMBMに書き込まれている時のみ。MS製のIPLって何やねんという事だが、IPLというのはInitial Program Loader(最初のプログラムをロードするプログラム)というもので、MBRやPBR、フロッピィディスクの先頭トラックに書かれてある512バイトの小さなプログラムだ。こいつがWindows95のIO.SYSやWindowsNTのntldrという「ディスク上のファイル」を読みに行く。
 LinuxならGRUBかLILOがIPLとなる。GRUBやLILOはアクティブパーティションという概念は持っていないので、こいつらだとアクティブ以外の基本パーティションはおろか論理パーティションからでもOSの起動ができる。
 また、WindowsNTでフロッピィディスクをフォーマットして、Windows95のIO.SYS、MSDOS.SYS、COMMAND.COMの3つをコピーしてもそのフロッピィからは起動できない。これは、フロッピィディスクのIPLがNT用のもので、ntldrを読み込もうとするからだ。
 このようにIPLは、割と重要な役割を担っているにもかかわらず目に見えるファイルじゃないのであまり目立たないが、これらを知っているかどうかでトラブルからの復旧率が段違いだ。

 ところで、このIPLタイプのプログラムには2種類ある。ちょっと応用編になるが、マルチブートに関係するので解説しておこう。OSを起動するための「ブートローダ」と他のIPLを読み込む「チェーンローダ」だ。例えば、WinNTのIPL+ntldrは、NTを起動するのに使う(NT Loaderやけんね)ものなのでブートローダだが、ファイル化された他のOSのIPLを読み込んでそちらのOSを起動する事もできる。Windows95とNT4をマルチブートすると、電源を入れるとまずntldrが起動し、ntldrがWin95のIPLを読み込んでWin95が起動するといったスンポーだ。この時、Cドライブ直下にはBOOTSECT.DOSという512バイトのファイルがある(システム属性+隠し属性なので注意して見ないと気づかないです)。これがWin95のIPLをファイル化したものだ。98と2000のマルチブートでも同じ。

> 何かよい文献等ごぞんじでしょうか??
ん~。私も全部独学で知識を得たので本の類はちょっと分からんね。CDからの起動に関してはEl Torito(エルトリート)というキーワードで探してみると良いだろう。原理など、技術的な話はほとんど英語だが日本語のサイトも若干あるはず。

参考資料:例えばハードディスクからWindows95を立ち上げてみよう。
1.電源ON。CPUがBIOSのプログラムを読み込む。
2.BIOSで設定されている起動ドライブを探す。
3.(FD、CDは見つからなかった事にする)最初のハードディスクが見つかる。
4.最初のハードディスクのMBRを読み込む。ここにはWin95のIPLが書き込まれている。Win95IPLは、同じディスクのアクティブパーティションのPBRを読み込む。
5.PBRのプログラムにより、IO.SYS、MSDOS.SYSが読み込まれる。
6.Win.exeが起動。Windows95が動き始める。
てな感じ。
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この回答へのお礼

そういうことだったのですね!!
ありがとうございます。

教えていただいたMBMをダウンロードして入れてみました。いろんなプログラムを組み合わせる(言われるままに)のもなんとなく楽しかったですが、実際FDからインストールした際の状況でいくつか疑問点があったのですが、今回のご教示で理解できました。
NTLDR(今回のわたしの設定:2000Pro+Meにおいては)の一歩手前の役目を自分でするということだったのですね。
現在はMBM導入のために二段階ブートの状態ですので、今後MBMのみでブート可能な状態に持ってゆきたいです。
しかし、フリーソフトにもかかわらずすごくよく作り込んであって、すごく感心させられました。

わたしもanmochiさんのようにがんばって勉強して知識をつけてゆきたいです。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/05/09 23:45

マルチブートの状態は「元のOSが何か」「加えたOSは何か」


によっていろいろと変化します。さらに「加えたOS」の
インストール方法によっても変化します。
質問の際には「それぞれのOSが何であるか」「ふたつめ
あるいはそれ以降のOSをどのようにインストールしたか」
を明記しないと適切な回答を得ることが難しいです。

とはいえ、いずれの疑問も「マルチブートの仕組み」を
正しく理解すれば答えが得られると思います。
「マルチブート」を含めて「起動の仕組み」については
下記のサイトが詳しいです。
http://nobumasa-web.hp.infoseek.co.jp/index.html

「ブートとハードディスクのすべて」以下を読破すれば、
全ての疑問は晴れることでしょう。
#残念なことに、最近は更新されていませんが。

マルチブートの場合でも、全てのパーティションの読み
書きが可能なOS(たいていは一番後にインストールしたOS)
から通常の操作を行えば、ほとんどのケースで問題は
発生しません。
運用時に全てのパーティションのスナップショットとMBR
そのものを保存しておいて、緊急時には一番後にインストール
したOSのインストーラから適切にパーティションを作成、
スナップショットを元の場所に書き戻す、MBRを書き戻す、
アクティブなパーティションを設定する、という方法で
行けば、よほどアクロバチックな環境でない限り復元
できるでしょう。

ローカルPCのバックアップ、ということだけを考えたら
シングルドライブシステムをシングルブートにしておけば
全てを簡単に行えます。この状態であればパーティション
がいくつあっても問題はありません。
その上で、MBRを含めてディスクまるごとバックアップ
しておけば復元も非常に容易です。

まずは「ブートのダンドリ」を理解するところから
取り組んでみてはいかが?

この回答への補足

非常にわかりやすい文章でした。
すごく簡潔に説明されており、理解しやすかったです。
どうもありがとうございました。

Meも2000Proも必要な情報がお互いのパーティションに分散されていたんですね~!!
でも今回のことで、プリインストールパソコンへのほぼクリーンな(?)2000Proのアップデートができそうです。(バックアップも問題なくできそう??)

本当にありがとうございました。
こんな初心者に何から何まで。。。。
皆様のおかげで何とか安心して眠れそうですm(_ _)m

補足日時:2006/05/09 00:39
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この回答へのお礼

ご指導ありがとうございます
まずは紹介いただいたhttp://nobumasa-web.hp.infoseek.co.jp/index.htmlの(ブートとハードディスクのすべて )からはじめてみます。

今回わたしが使用したAcronis True Image 9.0ではディスク全体のバックアップをしていなかったような気がします。一通り学習した後に試してみたいと思います。
このソフトではUNIX系のlive CDを使用して復元し、またバックアップはWindows作動下で行うようです。わたしの環境ではMeと2000proでしたが、2000Proのもとでバックアップをしたのですが、スナップショットを作成できませんでした。何か見落としていることがないか、よく勉強してみます。
(皆さまがおっしゃるように最終的には全体バックアップが容易で失敗も少ないように感じます。最終的にはそのようにさせていただく気がします、、、)

お礼日時:2006/05/08 15:09

ん~パーティションバックアップソフト自体には明るくないのだが。



> マルチブートにすることで、MBRは書き換えられたりするのでしょうか。
 されたりされなかったり。シングルブートでもWindowsのシングルではWindowsのIPL(ntldrの一部)、LinuxのシングルだとLILOやgrubがMBRに書き込まれる。なので、シングルかマルチかよりも、MBRに何が書き込まれているかが重要。

> そもそも、その他のMBRのないシステムはそれ単体のバックアップのみで起動する事は可能なのでしょうか。
 Norton Ghostなどで「ディスク」バックアップを取るとよろしかろうて。「パーティション」でなくってね。

> 自分のマルチブート環境がアップグレード版を使用しているからいけないのでしょうか。
 それはありません。安心されたい。

> (MBRのあるパーティションでもだめでした)
 MBRのあるパーティションというものは存在せんですぞ。AT互換機のIDEハードディスクというのは、大まかに分けると
1.MBR(マスタブートレコード)
2.パーティションテーブル(3番の構成がどうなっているかが書き込まれる)
3.PBR(パーティションブートレコード)を含む4つの基本パーティションまたは3つの基本パーティションと1つの拡張パーティション
になる。このうち、Norton Ghostなどで「パーティションバックアップ」でバックアップできるものは3番だけだ。

 どちらにせよ、MBRとパーティションテーブルは手動でバックアップしておく事をお勧めする。
 MBRは、MS-DOS起動ディスクなどで起動して、MBMというフリーソフトでバックアップ/リストアできる。パーティションテーブルは・・・・ん~・・・・MBMでテーブル情報を表示させてメモっといてください、ははは。

この回答への補足

たびたびすみません

アクティブパーティション
 ハードディスクを複数の領域に分割したパーティションのうち、OSを起動(ブート)することができる領域。アクティブパーティションは一台のハードディスク上に一つしか設定することができず、基本領域である必要がある。拡張領域や論理領域をアクティブパーティションに選択することはできない。

このアクティブパーティションを消去してしまったらどうなるんでしょうか??
あらたに別パーティションをCドライブとして指定すれば問題ないのですか??

補足日時:2006/05/08 14:00
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この回答へのお礼

こんなに詳細なご説明ありがとうございます!!
ずっと疑問だったことが理解できました。
なによりバックアップの形式で保存されるものが微妙に違うことをはじめて知りました。
本当にありがとうございます。

教えていただいた単語を調べてみました。

パーティションテーブル
 アクティブパーティションか否かを示す「ブート識別子」、パーティションの開始位置・終了位置をシリンダ・ヘッド・セクタ(CHS)で示す「開始位置」「終了位置」、パーティションのID、ファイルシステムの種類を示す「システムID」、ディスク先頭からのパーティションまでの距離を表す「オフセット」、パーティション容量を表す「総セクタ数」の情報が記録される。

上記から「パーティションバックアップ」で保存容量がパーティションの容量となっている理由がわかりました。(使用部分だけが記録されている訳ではなかったのですね)
しかもMBRの理解がぜんぜん違っていた事も指摘していただき本当にありがとうございます。

こういったパソコンの原理や構造に関して非常に興味があります。本屋とかインターネットでしらべて見たのですが、自分の希望に合ったものがあまり見つかりません。
(インストールの原理とかCDブートの原理とか、、、)
何かよい文献等ごぞんじでしょうか??

よろしくお願いしますm(_ _)m

お礼日時:2006/05/08 13:51

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