

No.7ベストアンサー
- 回答日時:
#2-4、6です。
#2の補足欄より、補足します(質問がいくつもありますので、同じ内容を繰り返すことが多いですが)。
まず、#2-4の内容は、#6でもちらりと書いたのですが、先の回答は瞬時値を想定して書いていました。また騒音問題の場合は人間の感覚の問題がありますので音圧だけではなく騒音レベルについても書きました。
>No.2~4を読ませていただいての確認ですが、
>・エネルギー2倍を想定していますので、「音圧レベルが3dB上がる。このとき音の大きさは√2倍になっている」ということですね?
これはちょっと違います。
瞬時の最大値値は#5さんが書かれています通り、1つ1つ発生する音としては、エネルギーが変わっていませんので、音圧は変化しません。
しかし実効値で考えると、30、60Hzという音は1つの計測単位に含まれますので、騒音計で計測した結果は2回分が加算されて、10×log2=3デシベル上昇します。
単位時間のエネルギーが2倍というのは、音圧が√2倍となった場合でも起こりますが、音圧が1倍のまま1回1回発生する音は変化せず、発生回数が2倍になった場合でも生じます。
このあたりは#3の式の違いをよく考えてみるとわかると思います。
もう少し詳しく書くと、エネルギーが2倍になるのは
a)1倍+1倍=2倍
b)√2倍×√2倍=2倍
の2ケースがあるのです。
1つの機械が瞬間的に出すエネルギーが2倍になったのがケースbです。この場合音圧は√2倍です。
これはエネルギーが音圧の2乗に比例するからです。
これに対して、2つの異なる音源からでた同じ大きさの音が合成されたケースがケースaです。
1つの機械の放出するエネルギーは1倍のままですが、台数が2台あるので合計のエネルギーは2倍となります。でも1台の発生する音圧は1倍のままです。
質問の例は同じ機械から発生している音ではありますが、1回ごとのエネルギーは変化しておらず、発生に時間的ずれがあり異なる音源から発生しているのと同じ状況になりケースaになります。
>「30Hzと60Hzの音の差約13デシベル」というのは人間の耳の特性を考慮したA特性補正値ということですね?
そうです。
>追加質問ですが、
>「30Hzは ~ 2倍とはなりません。」とありますが、この部分に非常に興味があります。これが何倍くらいになるのかの目安はありますか?
これは、先に述べたように瞬間で考えた場合です。
また人間の感覚上の問題についての解答です。
人間の耳は先に書いた時間間隔以下では2つの音と分類できないできないので、感覚的に合成された音になります。質問の例では間隔が離れているので、同じ大きさの音が2回鳴ったと感じられ、瞬間的な音としては、1回あたりのエネルギーは1倍のままですので、1倍のままです。
でも実際は#5さんが指摘しているように、音圧(騒音)レベルは実効値ですので、コンマ数秒以下の間隔で発生するの音は1つの実効値として合成されて計算されますので、音圧レベルとしては発生回数が2倍になれば3デシベル上昇します。
>その際、主に金属音を想定しているので30~60Hzで叩いても実際には数千Hzの金属音が大部分を占めているという前提で考えていただけるとありがたいです。
実際は高周波成分が出ることはわかっていたのですが、30Hzで叩いたときと、60Hzで叩いたときの高周波の発生状況の差というのがわかりませんので、この点については考慮しないで回答しました。
単位時間あたりの発生回数が2倍になるので、音圧レベルは3デシベル上昇します。
なお、1次周波数による聴感の差はA特性の通りになると思います。
>また発生間隔について書いてある本またはホームページを御存知でしたら教えてください。
発生間隔というか単位時間あたりに発生する回数ということは、等価騒音レベル、暴露レベルの考え方に取り込まれていますので、それで検索してみればよいのではないでしょうか?
古いものでは書かれていないこともありますが、最近の騒音に関する書物なら大抵書いてあります。
丁寧に回答していただき、ありがとうございます。
結論としては単位時間あたりの発生回数が2倍になるので、音圧レベルは3デシベル上昇する、ということで納得しました。
しかしながら如何にアバウトに捉えていたのかと反省させられました。専門書を読んでエネルギー、音圧、最大値、実効値等言葉の意味や式を正確に理解したいと思います。
本当にありがとうございました。

No.6
- 回答日時:
#2-4です。
#1さんのお礼欄に書かれた内容について
>音圧は20LOGですが、エネルギーでみたら10LOGのような気がしますが、いかがでしょうか?
#3の回答を見てもらえばわかりますが、この内容は正しいです。
>そのとき1打撃の打撃力を一定とすると、1打撃あたりのエネルギーは変わらず、単位時間当たり2倍のエネルギーを投入することになるかと思います。
#2については、単位時間あたりという考え方をせずに、瞬間的な音としてとらえて回答しました。
一般に単位時間あたりの音の大きさを、騒音暴露レベルといいます。これは騒音レベルでの考え方ですので、音圧に拡張して音圧暴露レベルと考えれば単位時間あたりに発生する回数が2倍になりますので、
10×log(2)=3
となり、暴露レベルでは3デシベル上昇すると考えられます。
また同じような考え方で、計測時間でエネルギー平均した音の大きさを示す量として等価騒音(音圧)レベルというのがあります。
これも計測時間内の発生回数が2倍になっていることから3デシベル上昇します。
最近は騒音問題は、従来行われていた時間率レベルではなく、等価騒音レベルで評価することになっていますので、3デシベル上昇すると考えてもよいと思います。
ここで、#2で書いたように周波数の影響を考えると、30Hzから60Hzになると感覚的に13デシベル上昇しますので、等価騒音レベルで考えると、騒音としては16デシベル上昇することになります。
No.5
- 回答日時:
打撃回数ならば
すなわち叩いた時の同じエネルギーですので
音圧=空気のスピードです(ある意味・・・・
この時は
叩いた瞬間が最大の空気が移動します
1秒間の打撃回数には関係ないのです
ピークの音圧は変わらないのです
※ ここがポイント
ところが音圧は実効値なんですね
ここがポイントなんですね
実効値なんで打撃回数が増えると
実効値は上がります
したがって打撃回数が倍になれば倍までは増えない
(余韻との関係があり余韻が長いほど・・・上がりません)
もち余韻が殆ど無いとすると音圧(実効値)は倍になります
6dB上がることになる
問題は余韻だな・・・・・
実際には余韻が問題に成ってきます
この辺を考慮しないとすると
倍になるで良いで
音圧は6dB増える(平均で取った時)
エネルギーでみたら10LOGのような気がしますが、いかがでしょうか?
その通りですよ
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/newrep …
ここに10LOGと20LOGの話が出てるので・・・
ただ、実際の測定器では
http://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/newrep …
な測定をするので
FASTを用いても衝撃音の大きさは正しく測定できないため、実際に測定器で測定しても変な値がでますけどね
結論を書くと余韻が殆ど無く
音圧の平均値を取るならば
倍になるので音圧は6dBあがる
となります
ピークの音圧は変化しません
丁寧な回答ありがとうございます。
ピークの音圧は変わらず実効値が増えるのですね。
余韻については分かりませんが、最大で倍というのは納得できる気がしました。
また紹介していただいたHPも分かりやすくためになりました。
本当にどうもありがとうございました。

No.4
- 回答日時:
#3またまた訂正です。
何度も済みません。>デシベル=10×(音圧/基準値)^2=20×(音圧/基準値)
デシベル=10×log(音圧/基準値)^2=20×log(音圧/基準値)
logが抜けていました。

No.3
- 回答日時:
#2です。
誤記がありましたので訂正します。>また音の大きさを2倍にすると10×log2≒3となることから3デシベル上昇します。
この部分が不正確な表現でしたので訂正・補正します。
先ずデシベルは以下の式で表されます。
デシベル=10×(音圧/基準値)^2=20×(音圧/基準値)
なお、音のエネルギーは音圧の2乗に比例します。
音の大きさが2倍になるということは、
10×log(2×元の音圧/基準値)^2=20×log(2×元の音圧/基準値)=元の音圧レベル+20×log2≒元の音圧レベル+6
となり、#1さんの言うように6デシベル上昇しますが、
でも、同じ音の機械が2台あることは、
10×log[(元の音圧/基準値)^2]×2=元の音圧レベル+10×log2≒元の音圧レベル+3となり、3デシベル上昇します。
この違いは、発生源が2個あることとは音のエネルギーが足し合わされて、2倍になることを意味しており、一方、音の大きさが2倍になることは、エネルギーは音圧の2乗に比例するため、エネルギーが4倍になるためです。

No.2
- 回答日時:
周波数は音の大きさとは直接関係ありませんので、周波数を2倍にしたところで物理的な音の大きさは変化しません。
但し人間の聴感は周波数により感じ方が変わりますので、同じ大きさの音でも違う大きさに聞こえます。
ここで、音の物理的な大きさを音圧レベル、聴感を考慮した人間の聞こえ方に補正した音の大きさを騒音レベルといいます。
騒音レベルは周波数により変化しますので、周波数が変わると変化しますが、周波数が倍になったからといって必ずしも大きくなるとは限らず、周波数によって大きく感じたり、小さく感じたり、変化していないように感じたりします。
また音の大きさを2倍にすると10×log2≒3となることから3デシベル上昇します。
>仮に30Hz⇒60Hzとし、1打撃あたりのエネルギーは変わらない(2倍のエネルギーを投入する)とします。
よろしくお願いします。
機械の消費するエネルギーは振動回数が倍になりましたので、倍になりますが、1回あたりのエネルギーは変わっていないということですので、1回に発生する音のエネルギーは変化していません。
30Hzは約0.033秒ごとに、60Hzは約0.016秒ごとに音が発生します。時間差として、0.016秒となります。一般に音の発生間隔に0.003~0.005秒以上の差があると1つの音として感じず、2つの音として分離して感じますので、この例の場合同じ音圧レベルの音が2回発生していることになり、音は同時に発生したように合成されず、2倍とはなりません。
しかし先に述べたように30Hzと60Hzの音は同じ音圧レベルの音であっても、聞こえ方が異なります。この差は約13デシベルありますので、30Hzの音が60Hzに変わると音圧レベルは変わりませんが、騒音レベルは13デシベル上昇します。
この回答への補足
ありがとうございます。丁寧に解説していただき感謝しております。
No.2~4を読ませていただいての確認ですが、
・エネルギー2倍を想定していますので、「音圧レベルが3dB上がる。このとき音の大きさは√2倍になっている」ということですね?
・「30Hzと60Hzの音の差約13デシベル」というのは人間の耳の特性を考慮したA特性補正値ということですね?
追加質問ですが、
「30Hzは ~ 2倍とはなりません。」とありますが、この部分に非常に興味があります。これが何倍くらいになるのかの目安はありますか?その際、主に金属音を想定しているので30~60Hzで叩いても実際には数千Hzの金属音が大部分を占めているという前提で考えていただけるとありがたいです。また発生間隔について書いてある本またはホームページを御存知でしたら教えてください。
No.1
- 回答日時:
音圧は20LOGなんで
2倍の音量になるには6dBなんです
それと、
1打撃あたりのエネルギーは変わらない(2倍のエネルギーを投入する)
矛盾してますよ
この回答への補足
早速の回答ありがとうございます。質問の文章が分かりにくくて申し訳ありませんでした。
イメージ的には人がハンマーで金属を叩いているとして、1秒間に30回叩いているのを倍の60回にしたらどうなるか、という感じです。
そのとき1打撃の打撃力を一定とすると、1打撃あたりのエネルギーは変わらず、単位時間当たり2倍のエネルギーを投入することになるかと思います。
音圧は20LOGですが、エネルギーでみたら10LOGのような気がしますが、いかがでしょうか?
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