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はじめて書き込みさせていただきます。
就職のことで、みなさんのご意見を聞きたいと思います。 私は、今現在某国立大学大学院のD3に所属しており、来春うまくいけば卒業で、就職を志望しているのですが、その就職先について悩んでおります。

その就職先は、ある地方(私の生まれ故郷の都道府県)の研究所の常勤研究者の就職なのですが、その職は、常勤かつ私の生まれ故郷というメリットはあるのですが、大学院のときにやっていた仕事と180度違う仕事かつ上司がいずに私一人で仕事をやらなければならないということで、本当に仕事を全うできるのかデメリットもあります。

また、一番悩んでいるのは、 将来的に出世できるのかということです。部長職とかもあるのですが、それはこの研究所部局内において、賢い人がなるものだと思われ、頭の出来が悪い私は到底なれないように思われます。

ですので、公務員の研究職に限らず国家及び地方公務員の場合の出世について、年功序列で出世するのか、はたまた昇格試験を受ける必要があるのか、人によってはペイペイで退職される方もいるのかなど、なんでもいいので公務員の出世体制について教えてください。

よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

勤務評定、昇進試験が良ければ出世します。



参考URL:http://homepage3.nifty.com/sib3/koumu/jitumu/sho …
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この回答へのお礼

コメントありがとうございます。

行政職の出世は、参考URLのようなのでしょうが、
研究職の昇格はどのようになるのでしょうか?
ご存知の方いましたら教えてください。

よろしくお願いします。

お礼日時:2006/06/03 21:16

こんにちは。


私自身の立場はともかく、役所、公的研究機関、民間研究機関、大学いずれともおつきあいの経験ある者です。
質問者さんの意図やお好みがわからないのですが、次のような回答は役に立つでしょうか。

 ポイントは、「公務員系は年功序列。でも将来はわからない。そして、“空しい仕事“を覚悟する必要があるらしい。でも、”出世”や“公務員”、さらには“研究者”の何を魅力に思っているのかな?」

○「研究者」との職種にこだわりたいのか、「公務員」という身分に魅力を感じているのか、質問者さんのご意志もなかなか整理しにくいようですが、もし、「研究者」を目指す場合、現在は公務員の研究者の職がほとんどなくなっていることはご存知でしょうか。
国立大学の教職員を含め、国立系研究機関のほとんどは「独立行政法人」となり、県試験場関連の機関も公益法人化や外部委託化が進んで公務員身分を失ってきています。公務員のどこに魅力を感じているのかわかりませんが、年功序列や終身雇用の慣習は多少は続くと予想されるものの今後10年このままとは考えられません。

○もし、「公務員」にこだわるなら、如何に博士・修士で「技官」として採用されても基本は行政職ですので、社会調査、予算獲得折衝、発注事業、規定作りなどに奔走することになります。大学で何を学んだかによらず、技術者として期待される資質は「いかなる分野でも専門用語ごときに鳥肌を立てず、広く学び取る能力」でしょうか。例えば化学専攻なのに容赦なく情報システムを所管させられることでさえ少なくないので、専門を生かそうと思うとかなり空しい世界と言えるでしょう。
 一方、この場合は年功序列の要素がまだまだ大きいようです。採用種別(ランク)、昇任試験で大まかに分かれるものの、さらにその中では年功序列。もちろんその中でも課長・部長等のポストには限りがあるので競争は生じますが、最も大きい要素は「考案・開発力」でなく「調整・交渉力」であると言えるでしょう。
(なお、ポストや立場(地方の小さな機関等)によってはほとんどペイペイに近い立場で歳を重ね、退職直前にちょっとだけ昇進して退職する方もおられますが。)

○もし、「研究者」にこだわるなら、「出世」に何を期待されているでしょうか。少なくとも「研究者のやりがいは会社での地位ではなく開発達成の喜びである」という考えに徹しておられるようではないようですね。お気づきのとおり、研究者ではチームリーダ(課長職)程度ならともかく部長職の場合は門が狭いのですが、その流れの中で出世するということは、たいてい研究者の立場を捨てることを意味し、研究開発や研究指導より、予算獲得等の調整や交渉、人事などの管理監督を行うことになります。「賢い」というより、こちらも「調整・管理・交渉能力」の問題かと。これを嫌って昇進を拒む方も少なくないと聞きますね(ノーベル賞の田中さんも、若いせいもあって部長級昇進を断ったとか)

○さらに、ほとんど昇進の見込みがなく年齢が上がると煙たがられることになる企業研究者としての実質的昇進を「スピンアウト」に求める傾向は知っておいたほうが良いでしょう。仲間と会社を立てて独立するのは最もスリリングでやりがいのある選択であると理解いただけるとして、他方で、企業研究者として一定の実績を積めれば大学教員を目指しても良いと思います。必ずしも収入は増えず、最近は定期評価や任期の制限も出てきていますが、企業研究者ほどびくびくと歳を重ねる必要がなく、勤務も一回り楽になり、社会的評価も上がります。一般の会社員と違って、研究者としての評価はたくさんの企業や大学を渡り歩いたほうが高くなる(それだけ多くの企業や機関が業績を認めた)というところでしょう。

○なお、多くの学生さんが勘違いしますが、通常、大学での研究事項と同じ事項(近い分野)に従事できる可能性は少なく、多分1%以下です。企業なら化学を勉強した人に通信をやらせるようなことは少ないものの、薬品調合用だから・・と称してコンピュータシステムのプログラムをやらされるくらいは普通にあることです。それではなぜ大学院まで出た方を採用するかと言えば、各分野の基礎知識の他には、いわば「論理的に考察する」「統計的に分析する」「問題を適切に分解・分類して結論を出す」「新しい分野も柔軟に勉強する」といった能力を戦力として期待されているからと言っても良いかも知れません。
 したがって、「大学院での課題と180度違う・・・」というのはまあ驚くことでないかと思います。

さて、少々長くなりました。
ご質問の趣旨に乗っているかどうか分かりませんが、お役に立てれば幸いです。
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この回答へのお礼

ご丁寧なご助言ありがとうございました。参考にさせていただきます。その上で、大変申し訳ないのですが再びご質問させていただきます。

○「研究者」との職種にこだわりたいのか、「公務員」という身分に魅力を感じているのか、

非公務員化がすすんでいる状況でも、現在、公務員である上記のポジションでは、ある程度落ち着いて研究ができる環境が魅力だと思っております。例えば、任期付けのポスドクのような場合、任期が切れるたびに次の就職先を探す等気が休まらないと思うのです。

○もし、「研究者」にこだわるなら、「出世」に何を期待されているでしょうか。少なくとも「研究者のやりがいは会社での地位ではなく開発達成の喜びである」という考えに徹しておられるようではないようですね。

私自身、研究に向いているとは思っておりませんが、物事を研究及び探求することは好きです。D3なので、就職先が狭まり、このような職しかない状況です。今は、年齢的にも若いので体力もあり物事を探求したいという意欲はありますが、将来的にそれを維持できるかどうか疑問です。その場合、管理する立場になりたい(出世したい)と普通の人なら思うと思うのですがいかがでしょう。大学においても、今は任期があるので必ず昇進していかなければならないですが、昔は違ったはずです、それなのに何故教授になりたいと思う人がいるのでしょうか?教授になったら研究もさほどできなくなりますよね。

○ほとんど昇進の見込みがなく年齢が上がると煙たがられることになる企業研究者としての実質的昇進を「スピンアウト」に求める傾向は知っておいたほうが良いでしょう。他方で、企業研究者として一定の実績を積めれば大学教員を目指しても良いと思います。

上記の状況は理解しておりました。私は、将来的に大学に戻れればと思っております。そうはいっても、大学に入るのは難しいですよね。なので、入れなかった場合、研究職という立場で、上記の職場や他のところでもいいのですが、昇進していこうと思ったらどういう状況に陥るのかを今から知っておきたかったのです。

○「大学院での課題と180度違う」というのは驚くことでないかと思います。

大変参考になりました。しかし、このような状況かつ仕事内容を知る上司がいない場合に、自分一人で諸問題を解決していけるのかどうか不安なわけです。

お礼日時:2006/06/06 18:32

こんにちは。


再び質問をいただいてしまいましたね。

質問者さんのお気持ちが多少分かってきました。その上で、私見も含めてアドバイスいたしましょう。

○「安定感ある研究職」を求めるお気持ちはさほど不自然ではないでしょう。その点では、公務員たる研究職が皆無(防衛研究所など極端な場合だけ)な中でも、「独立行政法人」(国立大学を含む。JAXAもこれです)がいちばん近いでしょう。多くが公務員ではないながら少なくとも現状ではポスドクよりははるかに安定しています。しかし、実はこの「独立・・」という制度は、質問者さんのような「安定した研究職を求めるような研究者」を「追い出す」ためにできた制度であると言えます。現政権のもとでこの制度が広まっている理由は複雑ですが、明らかに、「研究者は成果に対して常に緊張感(不安)を持ち、常に次の就職場所を意識するくらいのバイタリティと視野の広さを持つ必要がある」ということも考慮されているのです。
このため、結局、「独立・・」制とともに任期制の導入も進んでいます。なかなか悲しい時代で、この風潮が進んでいる故に「長期的基礎研究」の能力が低下することを懸念する方も少なくありません。

○出世・昇進も現実の感情は複雑です。出世を希望する
のは大きく分けて「(1)給料が良くなる」「(2)扱うプロジェクト規模や発言権が大きくなる」「(3)人を使える(威張れる)」「(4)同僚より遅れたくない、同僚よりちょっと優越感を感じてみたい」といういくつもの感情があり、質問者さんは(3)に当たる理由を例として挙げておられますが、実際にはこれを主たる理由にしている方はあまり多くないでしょう。むしろこれを昇進の欠点と捕らえる方も多いと思われ、(1)は当然としても私は最大の理由は(4)あたりかと感じています。となれば、むしろ質問者さんより多くの社会人のほうが昇進に対しては冷静といえるかも知れません。質問者さんは「歳をとったときのバイタリティ維持が不安なので出世しておきたい」という感じで捉えておられますが、私の感覚では「出世によりより強いバイタリティを求められることも多い」と申し上げておきましょう。

○質問者さんの候補に挙げられた仕事がどんなものかを知りませんが、未体験の世界への不安はごもっとも。むしろ、どんな仕事にせよ、「この程度の仕事なら俺でもできる」と言い切る若者のほうが心配です。まあ多くの人が自分でさえ想像しなかった仕事について徐々になじんでいるのですからまずは深く考えないことをお勧めしておきましょう。

○最後に、質問者さんのお悩みを失礼を承知でいささか乱暴に整理すると、「安定して、好きなことで、今までの専門を生かせて、出世する」というかなり虫の良いお悩みとお見受けします。
 D3といわれますと社会の毒気から長く離れているので不思議はありませんが、現代はどの道でもかなり大きなストレスとバイタリティを求められる厳しい時代ではあります。やがて次第に体が慣れてくるはずですので、あまり不安を考え込んだり逃げに走ろうとせず、(むしろあまり考えず、あるいは前向きに都合の良いことばかり考えて)多少の荊の道を選び、それを選んだ自分に誇りを持つことをお勧めしておきましょう。
(実は、ある程度高い能力を示せるなら、大学教授がご要望にいちばん近いかもしれません。(大学教授の皆さんごめんなさい。)一般的に企業研究者よりはストレスが小さく、雑務は多くても工夫して独自の研究を進めておられる方も少なくはないのです。それでもその大学教授でさえも、前出の理由から、企業経験者の優先採用、競争的資金制導入や任期制など、新たな刺激が加わってきています)

さてさて、また長くなりましたがいかがでしょうか。
お役に立てれば幸いです。
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この回答へのお礼

お返事遅れまして大変申し訳ございません。また、ご丁寧なお返事ありがとうございます。
結局、何を優先させて、何を犠牲にするかでしょうか。いいとこどりばかり望んでも必ず望みどおりいくとも限らないですしね。

参考にさせていただきます。ありがとうございました。

お礼日時:2006/06/12 10:28

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