No.3ベストアンサー
- 回答日時:
ちょっと趣旨がはっきりしませんが、新しい教材の開発という視点から私なりの意見を。
既に巷でも子供向けの英語の教材はいくつか出ていますね。イラストがいっぱいあり、抽象語彙は避け、身近なものを表す単語ばかりです。文法も排除していますね。phonicsについて言及しいるのもありません。
まあ、大切な要素なんですが、子供には難しすぎます。まあ、複数の市販の教材を検討してみるのがいいでしょう。結構いいものが出ていますよ。これだけでも80%の完成度は期待できると思います。
しかし、斬新なアイディアを導入するには 海外の教材に当たる必要があります。ところが、開発者の大部分は英語しか出来ないために 英米のネーティブの幼児向けの教材しか見ないので、外国語人向けの配慮が大きく欠けています。そこでどうするかと言いますと、もっと広い視点に立ち、英米人の子供向けのフランス語やスペイン語の教材、または逆にフランスやスペインの子供向けの英語の教材が大いに参考になります。
ただ、これらは西洋人の発想で作られているので、そのまま応用というわけにも行きません。この穴埋めには 中国の小学校の英語の教科書が参考になります。ここまでやって90%の完成度は見込まれるでしょう。
残りの10%は 英語だけでなく、児童心理学やその他諸々も研究し、試験を繰り返さなければなりません。
それでも、100%には到達しません。
どうです、一人では出来ないでしょう。こういうプロジェクトは何人かが一丸になって取り組まないといけません。
回答ありがとうございます。
大変参考になるアドバイスでした。
海外のものは今まで見たことがなく、
大変興味があります。
いろいろなアイデアに驚かされそうですね!
非常に楽しみです。
たしかに教材作りは1人ではできないですね。
これから勉強するにあたって
いろいろな方に協力を得て
がんばっていきたいと思います。
アドバイスありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
元児童英会話講師です。
教材開発は、どこまで小学校で教えたいのかにもよると思いますが、私は小学生ぐらいなら「英語や海外文化を楽しむこと(コンプレックスをなくすこと)」と「正しい発音を身につける(これは中学生になってからでは遅いから)」ことに重点をおくことが大切だと思います。
文字や文法は中学生になってからでも遅くないでしょう。
ですから可能であればネイティブ講師と一緒に遊んでもらうのが一番だと思います。資格をもった教師に限らず、地域に何人かは外国人も住んでいるのでボランティアを募集して、英語で「かくれんぼhide and seek」をして100まで数えたり、各国の名前や習慣などを勉強(真似して遊ぶ)するのもいいと思います。
不可能であれば、例えばCDをつかってかるた遊び(bookという単語を聞いて本の絵が書いたものを取るとか、実際に発音してみるとか)などで、日本人講師の変な発音(どんなに上手な人でも子供は日本語なまりを聞き取ります)だけでなく、なるべくネイティブの英語に慣れさせてもらいたいです。
あとは1の人と重なりますが日本のアニメの英語版も海外でDVDなどが沢山出てますので、それを活用するのもいいかもしれませんね。
回答ありがとうございます。
元児童英会話講師の方からの回答ということで
大変ありがたくお受けいたしました。
やはり発音はネイティブの方の
協力が必要そうですね。
Aliko111さんもおっしゃっておられるように
ネイティブの方を教室に呼べば、
発音だけでなく、文化も伝えてもらえますね!
活動の幅が広がりそうです。
参考になるアドバイスありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
まず、小学校英語の問題点を見てみましょう。
1.講師の能力と言うか、準備の仕方の問題。これには、当然、何をどう教えるかの問題が絡みます。
2.中学との連携の問題。中学では、アルファベットからやはり始めることになるのですが、小学校で、どこまでやるのか、どの程度の定着を目指すのか、などの問題。
3.やはり中学との関係で問題となるのですが、生徒側から見た場合、どの程度までやれば良いのかが不明であること。例えば、ピアノなど、音楽の授業での例と比べると、英語は、かなり異質な問題を含むことになります。つまり、ピアノは音楽の一分野であり、ピアノをやらなくても、特に困らないのですが、英語は教科そのものであり、中学入試や、それ以降の入試とも絡む問題です。
4.以上の点が、国家レベルであいまいになっていること。そして、そのことが、県や市町村レベルで、かなりの取り組みの差となって現れていること。
5.細かい点で言うと、次のような点が問題となります。
ⅰ.講師の認定の問題:中学、高校の英語教員のような免許制では今のところありません。
ⅱ.実際の知識ではなく、興味関心をはぐくむと言う狙いが言われていますが、現実的には、いろいろと英語そのものの知識となって、毎時間、授業で取り扱われます。小学校3年レベルからはじめるといわれているようですが、学年進行での重複を防ぐ等の計画が立てられていないはずです。
ⅲ.塾などとの関連性の問題。これは、特に、都市部での中学入試との関係が大きくなると思います。英語と言う教科として出題されることはないと思いますが、総合問題などで問われることはあると感じます。
ⅳ.クラス規模や授業回数の問題。週一回を4年間やるよりも、週3回を一年間やったほうが、現実的には効果があります。週一回というのは、祭日や行事の関係で、一月授業がないと言うことがよくあるのです。
ⅴ.教材、教科書の問題。今のところ教科書は使わないようですが、全国的に必修となれば、いろいろな出版社が教材を出すでしょうし、教科書も出るかもしれません。何を狙いに、どんなことを取り上げるか。
ⅵ.生徒間の学力差の問題。小学校で評価をしないということが、かえって、生徒間の学力差を放置する口実となると感じます。実際的な学力差を出さない形での授業内容を考える必要があるはずです。
つまり、具体的な教材と言うよりも、小学校でどこまでやるのかと言うことが、あまりにも現場に任されていて、まったく、全国的な統一がされていない。しかし、着実に、小学生の中には、英語塾に通うなど、英語の知識を積み上げる生徒がかなり出ていて、それが、中学での授業のゆがみと言うか、生徒レベルのあまりに大きい格差となりつつあるわけです。
ですから、自分としては、そういった格差を作り出すことのない、そして、毎時間ごとに、一定の狙い、達成度を見れるもの、具体的にこれを教は勉強したと思えるものが、教材としてはいいと思います。
以上のことを考えると、自分の個人的意見としては、次にあるような英語の文字と発音の関係をやり、きちんと英語が読めるようにするのが、一番かと感じています。
1).つづりと発音の関係:
つづりを覚えるのは、次のような法則を知っておくととても楽になります。これは、以前、定時制に勤めていた時に作ったものです。
1.文字は2種類ある。一つは母音を表す母音字でA, I, U, E, Oの5文字しかない。もう一つは子音字でアルファベットから(母音字)を除いた残り全部を言う。
2.母音とは、口を自然に開いて、唇とか舌とかのぞを使わずに、自然に出せる音のことを言う。「ア、イ、ウ、エ、オ」のような短い母音と「エィ、アィ、ユゥ、イー、オゥ」のような長い母音の2種類がある。つまり、基本的に、母音字は、それぞれ、これらの短い音と長い音の二通りの発音を、持っている。ここが、ローマ字と英語の文字の読み方の違う点です。
なお、u は、短い読み方は「ウ」よりも「ア」のほうが多い。cut:「カット」, bus「バス」 など。それから、aとuでは、口の開きの大きさが異なる。aのほうが口が大きく開き、「エア」のような音で、Japan:「ジャパーン」のpanのような音。uは、日本語の「ア」とほぼ同じ。
3.子音とは、口の色々な機関、例えば、舌、唇、歯、喉などを使わないと発音できない音のこと。基本的に、子音字が表す子音は、そのアルファベット読みから母音を取り去った残りの子音になる。例えば、f、l、m、n、s、xのアルファベット読みはどれも、「エ」という母音が共通していて、それぞれの文字のアルファベット読みから「エ」を取り去り、残った子音がそれぞれの子音字の表す子音となる。だから、基本的に、子音字は一通りの読み方しかない。
なお、2と3が、ローマ字が「か」ka のように、二文字になる理由。
4.母音字が二通り、子音字が一通りの発音の仕方があるので、英単語の読み方で困るのは、母音字を短く読むのか長く読むのかの判断である。
5.dog, cat, pet の様に、子音字+母音字+子音字 の並びの時は、母音字を短く発音する。これは、二つの子音字に挟まれて、母音字が圧縮されているとイメージすればいい。母音字1個に対し子音字2個で、1対2で、母音字が負けて圧縮されていると思えばいい。
6.cake, five, codeのように、子音字+母音字+子音字+eの時は、母音字を長く発音する。これは、eが母音字であるため、子音字2個、母音字2個の同数なので、数の上で勝ち負けなしとなり、母音字は圧縮されない。これは、e が自分は発音しなくていいからもうひとつの母音字を長く発音してくれと言っているようなもの。
なお、これには、have,come,liveなどの例外があります。ただ、例外は日常的に非常によく使うものに限られます。そうでないと、例外的なものを覚えていられないからだと感じます。
7.desk, test, pass の様に、子音字+母音字+子音字+子音字のパターンの時は、母音字を短く発音する。これは、子音字が3個に対し、母音字がたったの1個であるので、母音字が子音字に圧縮されて短くなるとイメージする。
これも例外がある程度あります。
8.boat, read, coat の様な子音字+母音字+母音字+子音字のパターンの時は、母音字の一方だけを長く読む。もう一方のほうは読まない。これは、次のように考える。つまり、母音字と子音字の数が同じなので、互いに勢力が等しい。よって、母音字は圧縮されないということ。
日本語でHokkaidoと言う時と、hokaidoと言う時ではhoの部分を強く言えるかどうかの違いがある。日本語は高低アクセントだが、英語は強弱アクセントになるので、Hokkaidoのように、子音字二つでためを作り、その前の母音を強く読ませる形が多い。これについては、スポーツ観戦で「日本」を応援する時の言葉でも説明できます。nihonとはほとんど言わずに、 nipponといいますよね。これは、nipponのほうが強く言えるからです。「イ」の音を強く発音するには、nipponと言うしかないわけです。
名前動後(「メイゼンドウゴ」と読みます)。つまり、名詞のアクセントは前、動詞のアクセントは後ろ。これは、動詞の過去形などが語尾変化により作られるので、語尾の方を強くはっきり言う必要が生まれ、それと区別するために名詞は前を強く言うようになったため。一番簡単な例が、同じ語が名詞と動詞でアクセントの位置が変わるrecordの例です。ただし、似た単語でreportは名詞動詞ともに後ろにアクセントです。
長い単語は、短い単位に分けて、考える。enforcementは、en-force-mentとなる。
だいたい、以上の9個の読み方の規則で約8割以上の単語は読み方の説明が出来ます。
一時間に一つの規則を10個から20個くらいの単語を使って、練習する。次の時間はその復習、こうすると、だいたい、10時間から15時間ぐらいかかります。これを二回繰り返せば、週一時間でほぼ年間の時間数になります。
多少くどくなりますが、phonicsの必要性について、少し述べます。中学以上の学校では、評価のほとんどは、筆記試験で行われます。ですから、書くことが非常に重要です。「グランド」をgraundと書いたり、「書く」をwraitと書いたりする例が、かなり多くあるのです。これは、ある程度出来る生徒を含みます。phonicsの基礎を知っていれば、このような間違えはそもそもなくなりますし、スペルを覚える過程そのものがかなり楽になります。次に、今の日本では、自分で勉強しようとすると、どうしても、教科書や問題集、テキストなどの文字化された教材を使って自習することになります。塾や家庭教師、英会話教室などを自由に利用できる場合はあまり無いでしょうし、それであっても、自分が自力で勉強すると言う形が無ければ、いくら塾に行っていてもあまり力はつかないでしょう。ですから、英単語がきちんと読め、それを楽に書けるかどうかが、一番の基本になるわけです。オーラルアプローチが良いなどと言われていますが、せいぜい週に数時間しか英語の音に接しないのでは、ほとんど身に付かずに終わってしまうように思います。
回答ありがとうございます。
参考になることをたくさん書いていただき
感謝しております。
そうですね、小学校英語には問題点や考えるべき点がたくさんありますね。
教材というものを考えると一番の問題は
文字をどう扱うかということになると思うので、
後半のアドバイスは大変参考になりました。
またtaked4700さんもおっしゃっておられるように
中学校との連携も大きな問題ですね。
小学校英語に関する教材だけを、ぽんと単独で出しても
連携がうまくいかなかったら
せっかく小学校で学んだことが
もったいないことになってしまいますもんね。
これは本当に真剣に考えなくてはならない問題だと思います。
いろいろアドバイスありがとうございました。
参考になりました。
No.1
- 回答日時:
アイデアの足しにでもしてください・・・
中学の頃の話ですが、風の谷のナウシカの英語教材があり先生が使ったところ、英語の授業やる気無しの生徒が一斉に食いついたという思い出があります。
私は原作者が嫌いだったので食いつかなかったのですが、ゲームのエンディングに流れてくるメッセージが英語だったので、訳してもらってました。
彼らに迎合するようですが、英語に興味を引くきっかけにでもなれば良いのではないでしょうか。
素早い回答ありがとうございます。
子供たちの興味を引くような
内容・アイデアがよさそうですね。
ナウシカの英語教材、私も使ってみたいです!
子供たちが知っているもので
なおかつ身近なものがよいのでしょうか。
参考になりました。
ありがとうございました。
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