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例えばA型の血液型の人は遺伝子型AA型の人とAO型の人がいますが、
AA型の人とAO型の人では血液型をA型たらしめている赤血球の糖鎖の量に差があるのでしょうか?
 やっぱり AA>AOでしょうか? それてとも遺伝子型には糖鎖の量は関係ないのでしょうか?
 よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

AAとAOでA型糖鎖の量が違うのか、違うとしたらどれくらい差があるのか、という点に関しては直接的なデータを知りません。

しかし、以下のことは言えると思います。

ABO血液型の遺伝子がコードしているのは、酵素(糖転移酵素)であって、糖鎖のタイプを直接コードしているわけではありません。この糖転移酵素は、赤血球表面のある糖鎖の先端に糖を付加する作用があります。AとBではアミノ酸置換があるために、異なるタイプの糖を付加します。Oは酵素活性を失っていますので、どちらのタイプの糖も付加できません。

当然ながら、AAとAOでは、A型の遺伝子量が倍違いますので、当然、「A型酵素の発現量」はAAの方が2倍です。この「発現量」の違いが、反応産物であるA型「糖鎖の量」にどれだけ影響があるのかは、私はしりません。産物量に差が現れるのか、最終的に産物量は変わらないけれど反応速度が違うのか、いずれにせよ、AAとAOではA型酵素の発現量、そして活性量が倍違うというのは確かでしょう。

それと、もうひとつ。

ABO血液型の表現型は、抗体の反応性によって判断されます。抗原抗体反応が陽性か陰性か、イエスかノーかという判断なので量的な違いは考慮されません。
抗原抗体反応の常で、量にかかわらず(閾値はあるとしても)抗原が存在すれば陽性です。ですから、たとえA型糖鎖の量が正常の10分の1しかない場合でも、A型になるでしょう。
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。
ほぼ私の知りたかった回答どうりです。

素晴らしい回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/06/29 20:16

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