
No.2
- 回答日時:
こんばんは
微量の窒素の分析は難しいですよね。
20年以上も前の話で恐縮ですが、支笏湖の窒素を分析して欲しいと言われて、分析したのですが、試験室にある水の方が濃度が高く結果的に分析できませんでした。水は蒸留→イオン交換方式で、電気伝導度を0.1マイクロS以下に管理されていたのですが、相手がきれいすぎました。色々調べた結果、蒸留やイオン交換だけでは脱窒素が不十分だった事が分かりました。
最近分析はしていませんので正確な事は分かりませんが、0.1ppm位の分析精度であれば恐らくあまり問題は無いと思います。その1桁下の濃度を分析するのであれば相当な注意が必要です。
イオン交換樹脂は有機物の除去は出来ませんので、有機体窒素は除去できません。有機体窒素には様々な化合物があり、活性炭ですべてが除去出来るわけではありません。井戸水や地下水は稀にイオン交換樹脂に微生物が繁殖する場合もあります。
全自動分析装置は簡単でとっても便利ですが、万能では無い事を理解した上でお使い下さい。
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