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フィンランドが強国ソ連やドイツにさらされながらもなぜ独立を維持できたのか知っているひとは居ませんか?
先生の課題内容なのですが、この問題にはどうやらムーミンが関係しているようなのです。
はたして本当に関係があるのか、もしあったとしたらどんなものなのか教えてほしいです。

A 回答 (3件)

フィンランドの独立とその維持は、この人物を除いて語ることができません。


『ウィキペディア』-『カール・グスタフ・エミール・マンネルヘイム』
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC% …

第二次世界大戦当時、マンネルヘイムは圧倒的に大多数のソ連軍を相手にし、善戦します。
(参考:『冬戦争』http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%AC%E6%88%A6% …
しかし、衆寡敵せず、フィンランドはカレリア地方の割譲を条件に講和します。

その後、国土奪還に燃えるフィンランドは、第二次世界大戦で独ソ戦が始まると、ドイツと同盟してソ連に攻め込みます。
(参考:『継続戦争』http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B6%99%E7%B6%9A% …

その後、ドイツの敗退と共にフィンランドも国の存亡の危機が迫りますが、今度もかろうじてソ連との講和が成立し、国の独立を守ることができました。
しかし、枢軸国に加盟した汚名は残り、フィンランドはドイツや日本と同様、敗戦国として扱われる結果となりました。

マンネルヘイムについては、こちらのサイトの記事の方が面白いかもしれません。
『フィンランド、独立への苦闘』
 http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h11_2/j …


なお、残念ながら、ムーミンに関する逸話は、耳にしたことはありません。(;^^)
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この回答へのお礼

わかりました。
とても丁寧に書いていただき恐縮です。
参考にさせていただきます。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/16 17:44

ムーミンパパは実は裏社会では名の知れた傭兵でした。


相棒のスナフキン、ヘムレンさんとともにソ連軍やドイツ軍を蹴散らしたのです。
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この回答へのお礼

とても興味深いです。
参考にしたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/16 17:47

こんばんは。



#1さんが素晴らしいご回答されているので、ムーミンに関して・・・
元々ムーミンの発祥は、「ガルム」と言う、北欧主義・自由主義の政治風刺雑誌の挿絵に、イラストレーターのトーベ・マリカ・ヤンソンが初めて発表したのがはじまりです。「ガルム」は、新ナチス・ドイツ派やスターリン派に対する抵抗と、全体主義に反発してナチズムと手を組む事なく、北欧諸国全体で手を取り合い、自主独立を保つ精神をスローガンとしてきました。トーベのイラストにもその精神は色濃く反映しており、童話などの初期の作品にも影響を与えております。特に何度も出てくるモチーフとして、「命をも脅かす強大な脅威」が現れます。それは「狂ったような彗星」であったり、「谷を呑み込む大洪水」だったりするのですが、これらはある意味、「戦禍」の象徴でもあります。しかしムーミンたちはへこたれず、いつも、不屈の精神とユーモア溢れる機智で苦難を乗り越えていくのですが、これは一種、戦禍に呑まれながらも不屈の精神で乗り越えてきた、フィンランド国民にも重なる部分があります。
また、「権威主義への反発と風刺」も繰り返し出てくるモチーフで、とくにスナフキンは、「するべからず」に恐怖すら覚えて異常な反発心を表す描写が何度も出てたり、ナチやロシアの権威・全体主義を具現化したような「ヘムル族」に対して、憎悪と言うべき反発心を持つ描写も出てきます。実際にムーミンパパも、捨てられ育った、全体主義・統率国家のごとき「ヘムル孤児院」からの脱出を果たす事で、自由を得ると言う話も、パパの回顧録の中に出てきます。

架空の生き物を使う事で、ある種のアイロニーを込めてメッセージを送り続けた画家。それがトーベ・マリカ・ヤンソンであり、そのメッセージは「ムーミン・トロール」に託されて、フィンランド国民へと伝えられていたのではないかと思います。上記の事を踏まえて、「ムーミン谷の彗星」や「ムーミン谷の夏祭り」、「ムーミンパパの思い出」などを読まれてみると、そのメッセージが伝わるのではないでしょうか。短い本なので、簡単に読めると思いますよ。

ご参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

わかりました。
とても丁寧に答えてくださって大変恐縮です。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/16 17:46

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