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こんばんは、今環境関係の勉強をしている学生です。

環境サミット(環境と開発に関する国際会議)

というのがあるんですけど、

この会議がなぜブラジルで開催されたかがしりたいん

ですよ。教えてください。

A 回答 (2件)

1989年12月の国連総会の決議なんですよ。


ブラジルの考え方が多くの国の支持を得た、またブラジルが積極的に会議を誘致した、その結果ということですね。
途上国であったブラジルは、第1回ストックホルム会議での政府代表演説で途上国の立場に立って主張しています。

http://www.waseda.jp/student/shinsho/html/68/681 …

国連加盟国は開発途上国が圧倒的に多いですから、賛成多数となったのでしょうね。
ブラジルが積極的であったのは、開催国となれば議長国として発言できるからです。自国に有利な結論を導くように会議をリードする、これは当然だからね。

この会議では「温暖化防止条約」と「生物多様性条約」が署名されました。
温暖化防止は理解しやすいですが、この会議で注目すべきことは生物多様性条約です。
ブラジルの狙いはこの条約を決議することにありました。
環境学専攻だからよく知っていると思いますが、次のURLが分かりやすいです。
http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&ecoword=% …

この条約の骨子は、DNAを利用したバイオ製品による利益は、開発した国や企業だけでなく、遺伝子資源としてのDNAを提供した国にも与えられるという内容です。
例えば、ブラジルのジャングルに自生する植物から制ガン物質が発見され、アメリカのバイオ企業が遺伝子組み換えによって制ガン剤を開発した場合の権利は、アメリカの企業だけでなく、ブラジルにも認められるというものです。
2006年4月現在、日本を含む187か国及びECが締結していますが、アメリカはこの条約が気に入らず未締結です。
このことは、中原英臣著『ヒトゲノムのすべて』に詳しいです。
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode …
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前にCOP-3はなぜ京都で開催されたかと言う質問がありましたが、これも本当の事は当事者しか判らないと思うので、憶測になりますが・・・。



元々は1972年に、ローマクラブの「人口増への警告」がストックホルムの環境会議で発表され、それ以降「環境サミット」が10年毎に開かれています。

1992年にリオ、2002年にヨハネスブルグといった所ですが、リオで開かれた当時は二酸化炭素問題が浮上し、アマゾンの森林破壊がクローズアップされていたので、先にリオが決まりテーマが後と言う可能性もあります(勿論逆もアリ?)。

現在考えると、バイオエタノールの輸出可能国はブラジルだけと言った事で、いかにも因縁めいてみる事もできますが、そこまでの先読みは無かったと思います。
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