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先日、ラルフ・タウンゼントの『暗黒大陸中国の真実』という本を読みました。
著者のタウンゼントは本の中で日本が太平洋戦争を始めた背景にアメリカ人(白人)の偏狭的な反日感情が背景にあった、と言っていました。

現在でも、有色人種というだけで人種差別がおこなわれている現実があると思いますが、半世紀前はもっと強い人種差別が行われていたことだと思います。
個人が行う日常風景にある差別、というのはイメージできるのですが、当時の白人が持っていた有色人種の国や民族に対する差別意識というのはどのようなものだったのか知りたいです。

中でも白人が黒人に対して行った人種差別は書物や映画等を通じてある程度知っているつもりですが、白人が黄色人種(特にアジア人)への人種差別をエピソードや思想的な背景について教えていただけないでしょうか。
できたら参考文献やこのテーマを扱った映画などもあれば教えていただけないでしょうか?
よろしくお願いいたします。

A 回答 (6件)

質問の答えと少しずれているかもしれませんが、基本的には 選民思想 で調べるその辺りの事が分かると思います。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%B8%E6%B0%91

その他、
クー・クラックス・クラン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%BC% …
や 
優生学 
http://www.mirai-city.org/mwiki/%E5%84%AA%E7%94% …
などから調べると一連の事柄も

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%BC% …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
参考URL、じっくり読みたいと思います。m(__)m

お礼日時:2006/09/06 19:41

こんにちわ。


特に近代史に詳しいわけではないので、うろ覚えですが、
おっしゃるあたりの時代でいきますと、排日移民法・オレンジ法案に
関する記述をあたるのがいいのではないでしょうか。
米国における、このあたりの対応も、日米開戦の引き金の一つには
なっているように思います。

参考URL:http://www16.tok2.com/home/tanken/iminho.html
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
「排日移民法」と「オレンジ法案」ですか。学生の頃近代史がとても苦手だったので、教科書にあったことも思い出せないことを後悔、残念に思います。
この法律を手かがりに自分なりに調べたいと思います。
ありがとうございましたm(__)m

お礼日時:2006/09/06 19:47

黄禍(こうか;yellow peril)という言葉をご存知ですか。


黄色人種の勃興によって白色人種にもたらされるわざわいという意味です。

黄禍論の背景には13~14世紀のモンゴル帝国によるヨーロッパ蹂躙の記憶があるとも言われますが,
近代においては日清戦争における日本の勝利の後にドイツ皇帝ヴィルヘルム2世によって唱えられた黄禍論が有名です。

このような思想と言うか,気分のようなものが
日本や中国からの移民が急増していた20世紀初頭の米国にも蔓延し,
#2さんが紹介なさっているような差別的な立法が正当化されたのです。

参考URL:http://www.asahi-net.or.jp/~VR3K-KKH/japamerican …
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この回答へのお礼

アドバイス(十分に回答だと思います(^^))ありがとうございます!
『黄禍論』ですか!Diogenesisさんの
>このような思想と言うか,気分のようなものが
という一文で何となく伝わったように思います。
『黄禍論』を手かがりに自分でも調べてみたいと思います。
ありがとうございましたm(__)m

お礼日時:2006/09/06 19:52

会田雄次氏の「アーロン収容所」にイギリス軍の捕虜になった筆者の


経験談が書かれています。
(小林よしのり氏の戦争論にも取り上げられてますので、ご存知かも
しれませんが)その中で、もっとも興味深かったエピソードとして
捕虜となった、筆者が英軍将校の宿舎を掃除しようと将校の部屋に入
ったところ、将校の妻らしき女性が全裸で鏡に向かい化粧をしていた
そうです。
「まずいな・・・」と筆者は思ったそうですが、ところがその女性は
鏡越しにちらっとこちらを観ただけで、全く裸を隠そうとせず化粧を
続けたそうです。
筆者のその時の感想としては、彼らのアジア人に対する蔑視感情は、
意識的にしているものではなく、「ごく自然な行為」なんだと感じた
そうです。
前述の小林よしのり氏は、同著の中でこのイギリス人の差別行為を
「我々も猿の前で立ち小便しても恥ずかしくないのと同じだ」と例えて
ます。

しかし、大岡昇平氏の「俘虜記」では同じように差別を受けた経験が
記述されてますが、差別を行わない白人についても書かれてます。
(会田雄次氏の本にも同様の記載あり)
やはり、教養があり、宗教心に篤く、指導的な立場の白人は、アジア
人への差別が少なく、能力があるアジア人には礼儀正しかったようです
差別行為を行う白人は、たいがい下層階級で野卑な人間が多かった
そうです。
この点に関して言えば白人、アジア人に関わらず低俗な人間が、いつの
時代でも現在でも人種や出身差別をおこなうのだということが
実感できます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
具体的なエピソードと出典を明記していただいてありがとうございます。
今度紹介していただいた本を読んでみたいと思います。
当時の白人は日本人捕虜にに対して同じ人間とは思っていなかったのですね。それが敗戦国側の敵国人に対しての扱いだったのか有色人種だったせいなのかは書籍に当たってみたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/08/14 22:14

まず前提条件として理解していただきたいのですが、当時の知識人の間でも、人種差別は悪いことではなかったということがあります。

例えば、ダウン症ですが、この障害を持つ人はみな独特の切れ長の目を特徴とする相貌を持つため、ダウン症の名前の元になった医師ダウン博士は「この障害は遺伝のなかにアジア人(モンゴロイド)の劣った血が混ざっているためだ」と考えました。そのため、ダウン症の学術名は最近まで「モンゴロイド」の言葉が使われていたのです。

ほとんど知られていないことですが、第二次大戦中太平洋戦線の米兵の間で一番人気があったお土産は、日本兵の頭蓋骨だったそうです。これはちょうど欧米の狩人が自宅にハンティングした鹿の頭の剥製を飾るのと同じ感覚です。そういえば、私は今年捕まえたクワガタ虫を標本にしましたけど、あんな感覚ですね。
単純にいうと、当時の白人はアジア人を人間だとは思っていなかったってことです。

そんな日本軍の捕虜になったあるイギリス兵が、自分たちが支配していると思っていた猿に支配されてしまった屈辱の体験を元に一本のSF小説を書き、それが映画化されて大ヒットしました。そうです、それが映画「猿の惑星」です。原作者はこの作品が日本でも大ヒットした、と聞いて非常に驚いたそうです。もしかしたらイギリス人のことですから「そうか、お前らはこの猿の元ネタが誰であるかも理解できないのか」と思ったかもしれないですね。
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この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。

ダウン症の学術名にモンゴロイドが使われていた経緯について初めて知りました。現在では使われていないのでしょうか?今度調べてみたいと思います。
米兵のお土産が日本兵の頭蓋骨というのも初めて知りました。
第二次世界大戦から60数年後の現在、そのようなことをする人はいないでしょうから、黒人差別の歴史から考えると短い間に差別が縮小されつつありますね。本当の差別克服なのか、潜在的になり表面に現れていないだけかも知れませんが。。。。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/08/14 22:32

差別感情と言うものは容易に蔓延るもので、格差が大きくなるほど増大して行きます。


豊かな社会になればなるほど、落ちこぼれた人たち、米国で言えばプアーホワイトは「自分達より下の存在」を望みます。
黄過論は欧米の覇権が最高潮になった時に、繁栄から落ちこぼれる恐怖から発生しました。
第一次大戦で欧米が追いまわされたいて時に、漁夫の利を獲て中国での利権をひたすら拡大した日本は、米国においては「健闘している後進国」から一転して「油断のならない競争相手」となりました。
戦後においても同じ事がありましたが、彼等にとって日本が優位になるのは、何か「不公正」がある筈で、それを「公正」にする為にルールを改訂する事になります。
そういった流れが、ドイツ・イタリア移民には何もなく、日本人移民だけに「財産没収・強制収用所」を課した差別に繋がっています。
しかしながら米国の凄いところは、戦勝国でありながら後でそれを差別と認め、謝罪と補償を行っている事で、自分は差別意識の塊でありながらそれを認識しない国とは大違いです。
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