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日本産のオオサンショウウオが世界最大の両生類だそうです。両性類は魚類と爬虫類の橋渡しとなった種だと理解しています。魚類にも爬虫類にも大きな種が存在するのに両生類は小さすぎると思います。現生種ばかりではなく絶滅種を含めても両生類は一般に小さいのですか。
だとするとその理由は何でしょう。肺の構造などに必然の理由があるのでしょうか。それとも、過去には大きな種も存在したのでしょうか。
よろしく、お願いします。

A 回答 (3件)

多分肉食動物では、形態が大きく進化するには食物連鎖のピラミッドで


上位にランクインする必要がるのでは無いでしょうか?

熊しかり、ライオンしかり、鷲しかり、アナコンダしかり、ワニしかり
もし両性類が大きくなろうとすれば、これらの錚々たる肉食動物達と見比べても遜色無いくらいたくましくなければなりません。
 蛙やイモリがワニのように圧倒的なパワーで相手を倒す事ができるでしょうか?
ライオンやトラのように草食動物を襲って食べる事ができるでしょうか?
 まず生態ピラミッドの上位に君臨するための両生類に課せられた課題は、 
 ○ 高い運動性能
やはり、優れた心肺機能がないと、生態系の王者にはなれないでしょう。
 ○ 丈夫な皮膚、および骨格
やはり襲う動物より皮膚が弱くては、敵に逆襲された時あっけなく致命傷を負いかねません。
 ○ 今より高い知能
大型の動物を襲って食べる以上、自分の餌よりは知能が発達していたい
所でしょう。 まぁ、爬虫類は哺乳類を襲って食べますけどね。
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この回答へのお礼

そうですね、皮膚呼吸のし易さと丈夫な皮膚とは両立させるのが難しそうです。その他の理由も頷けます。
ありがとうございました。
24時間以内に新たな回答がないときは、その辺りの夜間に締め切ることにします。

お礼日時:2006/09/09 19:55

現時点で、化石を含め発見されている最大の両生類は、ペルム紀後期に生息していたプリオノスクスだと思います。

まだ完全骨格は見つかっておらず、断片的な化石からの推測ですが、9m近い体長にまで成長したと考えられています。

両生類に大型の種が少ないのは、呼吸器系と骨格系の両方に原因があると思われます。

両生類の肺は、爬虫類や哺乳類の肺のように細かく分葉しておらず、単純な袋状です。したがって大きさの割に表面積が小さく、ガス交換を効率的に行えません。したがって必然的に、必要な酸素のかなりに部分を皮膚呼吸によって補っています。体が大型化すると、体積に対する表面積の割合は減少しますから、十分な酸素を取り込むことが難しくなります。

また、両生類は爬虫類のような発達した肋骨を持ちません。カエルのように高い運動能力を持つ両生類でも、肋骨からわずかに串状の骨が伸びているだけです。そのため大型化すると、陸上では内臓にかかる重力を腹腔が支えられなくなってしまうのです。

先述したプリオノスクスも外鰓を持ち、殆んどの時間を水中で過ごしたものと思われます。
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この回答へのお礼

おはようございます。
専門の立場から事実に則し、かつ解り易くて納得させられました。皮膚呼吸で補うとき、大型化すると不利なのは理解できます(体表面積は2乗、体積は3乗)。その他、肺や骨格の構造の話も参考になりました。No.1で紹介下さったサイトを知ってからは、むしろ限界まで大型化していたようにさえ思えます。ありがとうございました。
24時間以内に新たな回答がないときは締め切ります。

お礼日時:2006/09/09 07:20

こんにちは。


これは想像のみの話ですので、私の仮説という事になりますが。m(__)m

>橋渡し・・・ゆえに、ではないでしょうか。

恐竜も巨大化したのは滅びる少し前です。

一つの生物の分野を構成した種?グループとしては、存在期間が短すぎたのではないでしょうか。
巨大になるべき頃には既に橋を渡りきってしまった・・・とか。

それでもこの位の者はいたようです。
http://big_game.at.infoseek.co.jp/amphibians/han …
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この回答へのお礼

おはようございます。
なるほど、爬虫類への進化が速かったのではないかとの説ですね、一理ありそうです。
それに推定9mのプリオノスクス Prionosuchus plummeriが生存していたとなると、他の類に比して異常に小さいとも言えないのかも知れません。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/09/09 00:28

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