準・究極の選択

核兵器が戦争に与えた影響について調べています。
いろいろ検索してみましたがこれといって参考になりそうなものを見つけるこはできませんでした。

私的には、
戦争の時間が短縮された、おかげで被害を少なく留めれるようになったのではないかと、勝手な推測をしました。

これは戦争の歴史的体系にも関わっていくことなのではないかな、とも予想したのですが、みなさまはどのようにお思いになりますか。
ぜひ参考にさせてください。

A 回答 (3件)

石原莞爾の世界最終戦論が参考になると思います。


私の個人的見解では核兵器の出現で全面戦争が回避されるようになったが、その反面ゲリラ戦やテロが増えたというものです。
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核兵器が戦争に与えた影響ということですが、どうしても国際政治にも言及しなければちゃんとした回答が出来ないと考えるんですが、あまりにも長くなる予感がするので(笑)思い切って純軍事的な戦略戦術面で書かせてもらいます。



まず戦争に与えた影響というより、戦略的戦術的な面に与えた影響と考えた方がしっくり来るので、そう思ってください。

それと条件としてお互いがあらゆる形態の戦術核兵器を所有し、それぞれその運用は確立されていると考えてください。桁違いの威力の戦略核兵器は最後まで使用される可能性はきわめて低いので除外します。
(前置きが多くて申し訳ないです)

ではある意味お気軽に使える戦術核兵器が戦闘にどういう影響を与えるかというと、まず戦力の投入方法と兵站つまり補給の形態がこれまでの戦争と大きく異なってくるということです。

つまりこれまでの戦争、第二次世界大戦、朝鮮戦争、そしてベトナム戦争、そして湾岸、イラク戦争のように兵力や物資を一箇所に集中しての配備展開が出来なくなるということです。

これはこんなお間抜けなことをすれば、戦術核兵器の恰好の目標になるということからも納得できるかと思います。

核兵器を射ち込まれるという脅威がある以上、むざむざと敵に目標を提供するようなことは慎むのが現代戦の常識です。

戦闘に必要な兵力や物資の配備には最新の注意と効率的な分散を必要とするので、部隊の展開はかなりの時間を要することになります。中隊大隊レベルならそうでもないでしょうが、これが師団や軍団レベルになるとまさに気が遠くなるような時間と打ち合わせが必要になります。

これは敵も同じ条件ですので、お互い時間との勝負というより師団レベルの作戦参謀の出来如何にかかってくるでしょうね。
アメリカ軍では有能な実戦部隊の指揮官より、兵站に高い才能を見せた指揮官をペンタゴンや統合参謀本部などで優遇する傾向があるのは、あながちこんな理由からかもしれませんね。

つまりあなたの言う、核兵器が戦争の時間を短縮したということは、残念ながらここでは当てはまらないかもしれません。

ただ逆説的な考えも出来ます。それは機械化師団の整備と拡充です。
つまりお互いが戦術核を使用してもおかしくないような状況の場合、お互いが少しでも敵に戦術核を使用させないようにするには、一歩でも近く敵に接近し、一秒でも早く敵と交戦することです。
そうすれば核による同士討ちを恐れた軍上層部は核兵器の使用をためらうことになるからです。

そのために必要なものは、兵士を大量に短時間、しかも万が一核が爆発した戦場を駆け巡るために放射能の二次被害を避けるための対NBC能力を持つ兵員装甲車や戦車、それに装甲戦闘車などです。

これらは機械化師団、機甲師団もしくは自動車化狙撃師団と呼ばれるものです。これらがあってこそ兵士たちも放射能の恐怖からいくらかでも逃避でき、かつ戦場に乗り込めるという効果を生み出しました。

もちろん核が世界に広まる前からこのような戦術ドクトリンは存在しましたが、核兵器の拡散によってこれらの各種戦闘車両の普及が一気に広がったという見方もできます。
そしてこれらが現在の各国の戦闘ヘリ、つまり対戦車ヘリコプターの開発に繋がったともいえます。

これらにより現代戦の作戦及び戦闘のテンポはかなり速くなってもおり、その意味から言えば彼我の使用できる時間はかなり限られているということで、あなたの考えは間違ってはいないことになります。

う~ん、やっぱり長くなってる(笑)

では最後にあとひとつだけ。
将来の戦場はもしかして、第二次世界大戦当時の兵器と戦闘体系に戻ることもありえるということです。
と言うのは核爆発を高空で爆発させることによって発生するEMP、電磁パルスがその効果の及ぶあらゆる電子機器を破壊させるからです。

これらによって現代兵器は無用の長物に成り下がり、高性能無線機器は有線電話になり、戦車や自走砲などのレーザー測距装置も目視光学照準に代わられ、対戦車ヘリも地上に置きっぱなしになるという状況になるということです。

旧ソ連はこれらを想定して、結局旧体系の兵器に固執してしまったため、アメリカの次々に現れる新型高性能兵器に追いつけなかったとも言えるかもしれません。

ただ今になってアメリカもこのEMP問題には真剣に取り組むようになっており、通信機器をはじめ戦闘機、主力戦車などの主力兵器の対EMP化に取り組んでいます。

つまり何が言いたいかといえば、現在北朝鮮の核戦力化が完成すれば、朝鮮半島の現在の軍事バランスが一気に逆戻りすることも考えられるからです。(もっとも今のイラン問題もちょっとリンクしています)

現在の米韓連合と北朝鮮との軍事バランスは、圧倒的に北朝鮮が不利です。いかに何百万人もの兵力を動員できても、陸海空をハイテク兵器で網羅した米韓連合にはとても太刀打ちできないことは自明の理でした。

じかしこれが北朝鮮が核兵器を持ったらどうなるかといえば、テポドンなどのミサイルを使ってEMP攻撃を朝鮮半島全体にかければ、朝鮮半島の軍事力は一気に50年ほど前に逆戻りして、旧兵器や人海戦術がのさばる戦場になってしまうということです。

地上に核兵器を発射すればアメリカも黙ってはいないでしょうが、北が空に打ち上げたからといってアメリカが地上に報復の核攻撃はやりにくいでしょうね。もしそうすれば、中国やロシアの反発は必至ですからね。実はアメリカはこれを一番恐れているんです。

長くなった~。申し訳ないです(^_^;)
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どうもこんにちは。



>私的には、戦争の時間が短縮された
それは太平洋戦争の日本とアメリカの間だけですよね。
広島長崎の犠牲者の皆様には大変申し訳ないけど、核兵器がなければあのまま戦争は続き米軍は終戦までに20万人の死者が出ると考えられ、日本は100万人以上の犠牲者が出たでしょうね。

ただその後の冷戦時に抑止力として意味があったかどうかは誰にもわからないですよね。
米露が直接戦争するとはあまりにも考えにくいし、朝鮮半島やベトナムでは遣り合ったわけだけどそれ以上似はならなかった。 
その後さらに露はアフガン進行などちょろちょろと戦争したし。
私は抑止力よりとしてよりも現状でもイランや北朝鮮等の核の拡大が不安定な要因を生み出すだけだと思いますけど。
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