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動物間の遺伝子の距離に興味をもっているものです。というより、雑種ができるかできないかということに、面白半分の興味を持っている学問的素養ゼロのバカ親父です。

1.ヒトおよび類人猿の間
次の間で雑種が生まれる可能性がありますか?あるとすれば本物の雑種または一代限り?
(1)ヒトとチンパンジー、ゴリラ、オランウータン
(2)チンパンジーとゴリラ、オランウータン
(3)ゴリラとオランウータン

2.イヌ科の間(狸と狐はイヌ科ですか?)
(1)犬と狸、狐
(2)狸と狐

3.ウマ、ロバ、シマウマなど
(1)馬とシマウマ
(2)ロバとシマウマ

4.今までのの動物の分類方法(科、目、種など)は、主として動物の姿かたち(骨格など)が似ているか似ていないかで決めていたように思います。しかし遺伝子研究の結果、今まで近縁であったと思っていたものが、大変離れていたり、またその逆であったりすることもあるのじゃないかと思われます。
そこで、あっと驚くような具体例があれば、教えてください。

5.以上のようなことに関して記載された参考書(興味本位の面白い読み物)があれば、教えてください。

A 回答 (3件)

1.2.3.


いわゆる生殖的隔離機能(卵が精子に対してパスワード チェックをかけているなど)がいろいろありますので、異種交配で子どもが生まれる確率は著しく低くなります。「低い」ということは1世代雑種できないことはないということになるでしょう。

http://www.seikagaku.co.jp/glyco/02.html
http://www.evolution.bio.titech.ac.jp/f_research …
http://hitohaku.jp/muse/docs/muse_ex4_2.html

レオポンやラバ、洋ランなど、例外が多々ありますよね。

4.
遺伝子研究の結果ではありませんが、こんなのはどうでしょう。
ウナギに似ているのでヤツメウナギ(八目鰻)というものがいます。ヤツメウナギは鰓孔を含めて目のように見える丸い形が片側に八つあるために、八つの目があるウナギということでその名がついたようです。

http://www.net.systemk.co.jp/~kawanina/tansui/ya …

ということで我々はヤツメウナギとウナギはとても近い種のように感じていたわけです。しかし実は人間とウナギの遺伝子の方がヤツメウナギとウナギの間よりもずっと近いそうです。つまりウナギとヒトは結構似たもの同士!ってことですね。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
いろいろなURLありがとうございました。
八目ウナギはウナギよりヒトに近いのですか。驚きました。

お礼日時:2006/10/06 18:52

4.


DNA解析・アロザイム分析などの分子生物学的手法を用いた研究例は多数ありますが、専門の魚類の研究例の6つ紹介します。

1.スナヤツメ
日本と朝鮮半島に分布するヤツメウナギ科の魚です。数年の幼生期を経て秋に変態し、翌年に産卵して一生を終えます。変態後は餌を摂りません。
近年の研究でスナヤツメといわれていた集団には、生殖的隔離機構が働いている2つの集団が存在していることがわかり、別種である考えられています。
分布が南北に偏ることから、スナヤツメ北方種、スナヤツメ南方種と呼ばれています。
北方種は北海道、本州に分布し、南方種は本州、四国、九州、朝鮮半島南部に分布しています。北方種は日本固有種です。
本州の関西以東では両種が同所的に分布することがありますが、産卵行動中の個体をアロザイム分析で種判別をした結果、生殖的隔離機構が働いていることが確認されています。
2.カジカ
カジカには生活型が異なる河川陸封型と両側回遊型が存在します。
2つの異なる生活型は同種だと考えられていましたが、形態学的・分子生物学的研究で、現在はカジカ大卵型(河川陸封型)、カジカ中卵型(両側回遊型)、カジカ小卵型(両側回遊型)の3種に分類しています。
大卵型は本州、四国太平洋側、九州北部に、中卵型は北海道南部、本州の日本海側と瀬戸内海側、四国瀬戸内海側、九州北部に、小卵型は四国の太平洋側と紀伊水道側、本州の太平洋側と紀伊水道側に分布し、3種とも日本固有種です。
琵琶湖に分布する集団は別種(ウツセミカジカ)とされていましたが、アロザイム分析の結果、小卵型と遺伝的に均一なことがわかり、小卵型の湖沼陸封型とされています。
3.イシドジョウ
島根県高津川水系匹見川で1970年に発見された河川上流に住む小型のドジョウです。福岡県、山口県、島根県、広島県、愛媛県、高知県の分布しています。
四国地方の集団は体側や頬の模様が違うことから別種の可能性が指摘されていましたが、四国集団と九州・中国集団の間に核型や染色体数に違いがないと報告され、種の異同については棚上げされていました。
しかし、近年になってミトコンドリアDNAとアロザイムにおいて、別種レベルに分化していることがわかりました。
4.イシドンコ
イシドジョウと同じく匹見川で発見されたドンコ科の魚です。ドンコにはアロザイム分析による差異から、西九州、西瀬戸、東瀬戸、山陰・琵琶・伊勢、匹見に5集団に分けられます。
さらに、匹見集団は同一水系に分布する西瀬戸集団との間に生殖的隔離および形態的差異があることから、2002年にイシドンコとして新種記載されました。神戸市立須磨海浜水族園の飼育個体で、個体発生のおいてもイシドンコとドンコの間には差異があることがわかっています。
5.アリアケギバチ
九州の玄海側、有明海側、壱岐に分布するギギ科のナマズです。東北、関東に分布するギバチとは同種とされていましたが、アロザイムや核型の相違、背鰭棘の長さの相違などが確認され、別種とされました。
6.メダカなど
メダカには遺伝的に異なる地方個体群があり、アロザイム分析により、北日本集団と南日本集団に区別できます。さらに、ミトコンドリアDNAの研究から、北日本集団は3亜群が存在し、南日本集団には15亜群が存在することがわかっています。
同様の研究は、カワヨシノボリ、シマドジョウなどでもされています。

長文になりましたが、参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

 詳しいご説明ありがとうございました。分類の方もドンドン進化しているようですね。
 アロザイム分析というのは、初めて聞きました。酵素なんですね。酵素っていうのは奥の深いもので、調べていくと頭がこんがらがってきます。
 ありがとうございました。

お礼日時:2006/10/11 06:21

とりあえずは染色体の数が違うヒトと類人猿は不可能です。



ウマでは、メスのウマとオスのロバとの間に、ラバが生まれます。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。

お礼日時:2006/10/06 18:43

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