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ホームズシリーズはワトソンが筆記者となり、傍からホームズの活躍を描いていますが、このように物語の主人公ではなく、その側の人が語り手として進行して行く、純文学に分類される作品はありますか?

A 回答 (3件)

 コナン・ドイルの推理小説「ホームズシリーズ」のような「語り手と名探偵コンビ」が登場する本邦のミステリーなら結構あると思いますけれど


 島田荘司「御手洗シリーズ」、京極夏彦「京極堂シリーズ」など

 純文学でということなので(純文学の定義が曖昧ですがそれはさておき)、No.1さんの回答にあった『嵐が丘』に範をとった水村美苗著『本格小説』(新潮文庫)はどうでしょうか。本著は一応、東太朗(ヒースクルフ?)と宇多川よう子(キャサリン?)の恋愛小説の形をとっていますが、その魅力は極端に言うと語り手の妙にあるといえます。二人の恋愛話を『嵐が丘』の語り手ネリーに当たる女中・土屋冨美子が若い編集者・加藤に語り、その加藤が小説家「水村美苗」に語り、それをさらに「水村」が小説として書くという(ちょっとややこしいですが)、語り手が重層的に絡み合いながら物語が進んでいきます。ある意味、実験的な作品なのでしょうか。

 E・ブロンテの『嵐が丘』を既読していた方が面白いと思いますが、未読でも充分楽しめる内容だとは思います。いずれにしても、上下2巻1000ページを超える文字通りの「本格小説」ですので、長編小説に慣れていないと特に物語前半は根気がいるかもしれません。もし興味がございましたら、書店に今結構平積みされていますので一度手にしてみてはいかがでしょうか。ご参考までに。

参考URL:http://www.amazon.co.jp/gp/product/4101338132/sr …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます
面白そうですね。書店で見つければ読んでみます

お礼日時:2006/11/08 07:46

ANo.1ですが、それでしたら、最初に「日本文学限定で」とか書いていただけるとありがたいです。


当方日本文学ほとんど読まないのでお役に立てず申し訳ありません。

細かいことですが、「和書」は日本語で書かれた本のことなので、日本語に翻訳された海外文学も一応「和書」になるのではないかと思います。
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この回答へのお礼

再びありがとうございます
言葉足らずですみませんでした

お礼日時:2006/11/07 23:42

一例として、エミリ・ブロンテの『嵐が丘』は、物語の主要人物ではなく、脇役の家政婦のネリーが語り手になっていますね。



参考URL:http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0125.html
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます

ただ、すみません。個人的なわがままなのですが、和書限定でありませんか? 海外文学は人物名が覚えられなくて、いまひとつ話に入り込めないので。
本当にわがまま言ってすみません

お礼日時:2006/11/07 22:19

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