No.1ベストアンサー
- 回答日時:
西行のファンではないので魅力については語れませんが、人気の理由を三点考えてみました。
1.御伽草子などのような本で「西行物語」が多くの江戸庶民に読まれ親しまれていたことがあげられます。そもそも、子どもから老人まで幅広い層で知名度がかなり高い人でした。現代の「ドラえもん」なみといったら失礼すぎるでしょうか。
http://ddb.libnet.kulib.kyoto-u.ac.jp/exhibit/ot …
2.出家・遁世の志
出家・遁世は当時(結構今でも)最大のあこがれです。遁世の旅立ちを決意した西行は俗世を断ち切りたいがため、可愛いわが子がすがってくるのを蹴飛ばして縁側から突き落とします。これぞ日本男児のロマンなんでしょう。
3.漂白の旅と客死
「月日は百代の過客にして行きかふ年も又旅人也。舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらえて老をむかふる物は日〃旅にして旅を栖とす。古人も多く旅に死せるあり」
有名な『奥の細道』ですが、ここで書かれている「故人」の一人が西行であったことは間違いありません。異郷の地で独りさびしく死んでいく。客死もまたロマンでありあこがれなんですねェ。
詳しいご回答をありがとうございます。「西行物語」なて言う御伽草子があったんですね。それなら知名度の高さは頷けます。
客死なんていうのは大人のロマンなのかもしれませんね。
ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
西行と言えば桜。
江戸時代の一大レジャーとして花見が盛んになったことも無関係ではないと思います。「漂白の旅に出て 桜を愛でて 歌を詠む」と言う生き方は現代人にも魅力的に映るのに、ましてや江戸時代においておやです。
願わくは花の下にて春死なん そのきさらぎの望月の頃
花見との関連という見方もあるのですね。西行には多面的な魅力があるからこそアイドルでい続けることが出来たのでしょうか。
ありがとうございました
No.2
- 回答日時:
あなたは、お勤めをなさっているかたですか?
ふらっと、自分が、乗るのとは、反対の電車に乗ってどこかに行ってしまいたい衝動にかられたことは、ありませんか?
旅という非日常を行き来する者として、他に松尾芭蕉もあげられると、思いますが、作品は、ともかく、人形になるほどの人気となると、西行法師のほうが、上ですね。
作品を作るべく旅立った人と、旅のついでに作品を作った人の違いとでもいうのでしょうか。
寅さんが、支持されたのと、同じ雰囲気だと思います。
現代よりもっと、束縛があったであろう時代に、西行に、自由の空気を庶民が感じたのではないでしょうか。
漂白に対する憧れはなんとなく解るような気がします。庶民からも愛されたところが西行の魅力なのでしょうね。
ありがとうございました。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 歴史学 古代から江戸時代までの学校教育における世界史では、中国の歴史を中心にすべきだと思いませんか? 4 2022/05/26 04:38
- 政治 日本はウクライナに義勇兵を出兵させて「江戸の敵を長崎で討つ」べきですよね? 8 2022/03/26 09:42
- 政治 ネット右翼から人気があるお笑い芸人さんのホンコンさんがいつも関西の番組の朝から、中国や韓国に対して凄 5 2022/06/07 19:14
- 団地・UR賃貸 【団地・集合住宅マニア】埼玉県行田市にある集合住宅の場所を探しています 1 2023/07/20 17:43
- その他(職業・資格) 資格講習 悩み 1 2022/10/11 13:01
- 美術・アート オリキャラ見てください&設定付けで困ってます②(再掲) ※色々不手際があったのと結構早めに過疎っちゃ 2 2023/02/22 16:11
- 学校 静岡県立の富士東高校か、富士宮西高校に行きたい中学3年生女子です。 高校では美術部に入ろうと思います 2 2022/12/01 16:50
- 歴史学 東ドイツ西ドイツ、なんで統一できたんですか? 9 2023/05/23 10:27
- 美術・アート お願いします。 絵で食えてける人ってどんな人ですか? 絵だけで売れ続けるだろうって人が最近多すぎな気 3 2022/04/25 23:27
- 歴史学 大東亜戦争後の日本人の政治と文化の変遷について 5 2023/04/16 04:37
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
花泥棒は罪にならない
-
年を経て頭の雪は積もれども、...
-
桜を詠んだ短歌・俳句を教えて...
-
中原中也「時こそ今は花は香炉...
-
願わくば 花の下にて 春死な...
-
もうすぐ4月というのに、なん...
-
石川啄木はどうしてふるさとを...
-
方丈記、ゆく河の流れ も、人と...
-
お気に入りの風情を感じる文章...
-
浅野内匠頭の辞世の句の意味
-
北原白秋の歌の訳
-
石川啄木の『たはむれに母を背...
-
枕草子の春とはいつごろ?
-
風通ふ寝覚めの袖の花の香にか...
-
竹取物語のかぐや姫誕生の場面...
-
世の中にたえて桜のなかりせば…
-
北原白秋のうた
-
俳句の読み方
-
「願はくは花の下にて春死なむ...
-
沙羅双樹の花と曼珠沙華は同じ花?
おすすめ情報