

No.5ベストアンサー
- 回答日時:
極限構造のパーセンテージだと思って下さい。
ベンゼンの二つの構造は等価なので同じ大きさの寄与。
他の形のベンゼン(デュワーベンゼンなど)の構造は無理があるので小さい寄与。
てな処です。
No.7
- 回答日時:
w-palaceさんが全てお答えになってますから、あえて言うこともありませんが、少し補足。
分子の結晶構造や、化学反応性、理論計算と、共鳴構造の状態(結合の混成、電荷分布など)を比較することで、どの共鳴構造の寄与が大きいか、ということが判定されます。
現在では、この判定をやる理論計算の手法も開発され、利用されています。
有名な利用例は、芳香族および反芳香族化合物です。
ベンゼンは全ての結合が等価で、結合交代(結合長の変化)がありません。
ですから、二つの共鳴構造は1:1でコントリビュートしています。
一方、ベンゼンを多数縮環させた多環芳香族では、結合交代が生じます。結合交代の様子と、共鳴構造の結合状態(二重結合か単結合か)を比較することで、この共鳴構造の寄与が大きい、と考えることができます。

No.6
- 回答日時:
要するに重要かどうかということです。
乱暴な話として、たとえば、A、B2つの共鳴構造があった場合、Aではある原子に+の電荷があり、Bでは電荷がないと考えて下さい。両者の寄与が同等であれば、その原子上に約+0.5の電荷があり、Bの寄与の方が圧倒的に大きければ電荷は0になるというような感じです。
また、ある共鳴構造では二重結合になり、他の共鳴構造では単結合になるような場合、前者の寄与が大きければ、その結合は二重結合に近い性質を示すでしょうし、後者の寄与が大きければ単結合に近い性質を示すということです。
現実問題としては、上記のように定量的に考えるのには無理があるでしょうが、大雑把に言うなら、「寄与の大きい構造から予想される性質がつよく現れる」ということになるでしょう。
No.3
- 回答日時:
こんにちは
「寄与する」というのを英語に直すとcontribute to~と書くことがあります
何らかの現象が起こったときにその原因として幾つかの候補が挙がる
それらを検討するとYよりもXが原因として大きく影響しているときに
「Xは〇〇という現象に対する寄与が大きい」と言ったりします(X largely contiributes to 〇〇.)
参考までに
No.2
- 回答日時:
直接の解答ではありません。
化学や物理の本を読んでいると「寄与」という言葉がよく出てきます。英語で言うとcontributionです。私はふつうに用いる言葉だと思って使ってきました。ところが通じないのです。授業で使うと生徒は首をかしげます。聞いたことのない言葉だと言います。「貢献」とか「影響」とかに言い直さないといけませんでした。「受け持ち分」、「分担」と言い直したこともあります。
多分このカテゴリーで解答されている方は「寄与」をふつうに使ってこられた方だろうと思います。でも質問されている世代の方、今の大学生や高校生は「寄与」を物理や化学で出てくるとは思っていなかった言葉と感じているのかもしれません。
ある現象にいくつかの原因が考えられる場合、影響の大きさの「比較」をします。共鳴構造の場合は多分これでしょう。「影響が大きい、小さい」と「寄与が大きい、小さい」、ほとんど同じようなものです。でもちょっとニュアンスが違うようにも思います。「比較」がポイントかなという感じです。
混合気体の場合にも使います。成分気体Aの全圧に対する寄与がAの分圧です。
No.1
- 回答日時:
共鳴構造というものをよく知らないので
どのような文脈で登場したのか分かりませんが、
「寄与」というのは「影響」と考えて大体正しいと思います。
「寄与が大きい」=「影響が大きい」。
場合によっては、「なりやすい」ととらえたほうが自然なこともあると思うので、
前後の文章のつながりがおかしくなければ、それで正しいでしょう。
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