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個人個人の家庭を見ると、
 「女の子の多い家庭」
     や、
 「男の子の多い家庭」
がありますが、
国全体、世界全体で見ると、どうして男女の比率はほぼ半分ずつになるのでしょうか(確か正確に50:50ではなかったとは思いますが…)?

人間全員が有線で繋がっているわけではないのに、どのような理屈(?)で、

「ほぼ半々」

という男女比率になるのか、説明して頂ける方がいらっしゃいましたら、是非宜しくお願いします。

A 回答 (8件)

ふたたび#3&6です。



まだ閉めてらっしゃらないようですので、もう少し補足を。

人間と同じく精子により性が決定する動物、ヨーロッパに住むシカ、アカシカの話です。

アカシカはメスは女系の群れを作り、オスは1歳程度までこの群れで暮らし、その後追い出され、繁殖期になるとオス同士メスの群れを奪い合い戦い(このための武器が角です。実際には角の大きさに差がある場合は戦いにもならないのですが)、勝ったオスが交尾をします。

メスの群れにも餌環境等に優劣があります。そして、優位なメスと劣位のメスを比較した結果、優位なメスほどオスを生む率が高いことがわかりました。

オスは同性での競争に勝つとメスの群れすべてと交尾し、子供を作ることができます。しかし、劣位のオスはほとんど交尾の機会を持ちません。一方、メスは原則、一年に1頭しか子供を産みません。従って、もしあるメスが優位なオスを生むことが可能だと分かっていたら、オスを生む方がたくさんの子孫を残すことができるのです。そして、優位なメスは優れた餌環境と、優位のオスと交尾できる確率が高いことから、優れたオスの子供を産み育てることができるので、オスを生んだ方が有利になるのです。

しかし、性を決定するのはオスの方のはず。なぜこのような現象が起こるかについて、いくつもの仮説は出されていますが、決定的な定説はまだ出されていません。少なくとも、オスの精子でX染色体とY染色体が1:1で存在するから、だけでは説明できないのです。ですから、hiyoko22さんの質問に対しては、進化生態学的、あるいは行動生態学的に「確率論的にそれが有利だからだ」と答えることはできても、生理学的には今のところ「まだはっきりわかっていない」と答えるのが正解なのでしょうね。
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この回答へのお礼

お礼が遅れてすみません。回答ありがとうございます。
ある程度までは、科学的にわかってはいるのですが、
最後の詰めというか、完全にはわからない部分もある、
というのが答えなのでしょうか?
完全に説明がつかない、という部分もこういった事の魅力なのかもしれませんね。

お礼日時:2007/01/06 03:32

#3です。



捕食寄生ハチの場合、メスが有意に多く生まれる例が知られています。これを説明したのがHamiltonという学者です。この蜂の場合、兄弟姉妹で交尾をする率が極めて高いので、自分の遺伝子を後世に残すためにはメスの比率を上げる方が有利になるのです。オスは多数のメスと交尾し、子孫を残せますが、メスが生める卵の数には(オスと比較して)限りがありますので、メスの比率を上げた方が有利なのです。

こういった考え方は進化的に安定な戦略(evolutionary stable strategy=ESS)の名で呼ばれ、数多くの研究がなされています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
様々なジャンル(?)で沢山の研究がされているのですね。

お礼日時:2006/12/28 16:44

別の観点から話をします。


哺乳類はXY染色体で雄雌が決まりますが、全く違う方法で雄雌を決める動物がいます。幼生の時の環境などで決まるのですが、こういう方式の場合はXY方式と違って比率が50%になる必然性はありません。それでもほとんどの種で雄雌の比率はたいてい50:50なのです。それは、つぎのような理由のためです。
雄の比率が多い集団では、雌の方が生殖のチャンスが多くなります。そのため雌の比率が多くなる傾向の遺伝子は少しずつ比率が増えてきます。逆に雌の比率が多い集団では雄が多く生まれる傾向の遺伝子はやはり、生殖のチャンスが多く、そういう遺伝子が生き残ります。こういうメカニズムの結果、遺伝的な雄雌の比率は50:50のところで平衡状態になります。そのため、ほとんどの種で雄雌の比率は50:50なのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
どちらかの性別が極端に多かったり少なかったりする事が無いのは
その様な理由があるからなのですね。

お礼日時:2006/12/26 16:57

こんにちは。



「子供の性別を決定するのは精子である」というのはご存知ですね?
男性の染色体は46,XY、精子が作られる過程で減数分裂ということを行うために、精子は23Xか23Yになります。http://www5a.biglobe.ne.jp/~hhhp/pregnancy/sperm …
実際には減数分裂には二段階あり、一つの精粗細胞46,XYから4つの精子が作られるのですが、いずれにせよ性染色体XYが半分になるだけなのでXとYは同数=1:1になるはずです。
なので、そもそもの性別決定因子(つまりX精子とY精子)が同数ずつ入っているので、生まれる男女比率もほぼ同数になるわけです。
ただ、射精され子宮から卵子のいる場所に到達するのに様々な要因でY精子が少し有利にできているようです。それが何故かというのは、#1さんが書いて下さったような理由によるのですね。Y染色体というのは弱いらしく流産児も男児が多いということですよ。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
様々な方の回答を見て、段々と理由が明確になってきました。

お礼日時:2006/12/26 02:43

人間の場合一夫一婦制が原則なので、男性が残す子孫数と、女性が残す子孫数が均衡がとれているためです。

たとえば、男性の方が一生涯で残せる子孫数が有意に多かったら、男性をより多く生み出す家系は生存に有利になるため、こういった家系が栄えることになるでしょう。でも、男性を多く生み出す家系が栄えていった結果、男性が多すぎる状況が生じたら、逆に女性を多く生み出す家系に有利な状況となります。ですから、どこかで最善のバランスが達成されるのです。そして、人間の場合それは約1:1なのです。

生物界というのは壮大な生き残りゲームを繰り広げているのです。ですから、最適な戦略(この場合、子供の性比)をとった者が次世代にたくさんの子孫を残すのです。

ちなみに、男性の方が少し多く生まれてくるのは、乳児死亡率が高いため、と説明されています。医療の進歩により、この比率も今後変化していくことでしょう(一時的に「男あまり」が生じるのはやむを得ませんが)。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
私はてっきり、まだ人間がわかっていない
「生命の理論」
のようなものがあって、
それにより男女の比率が決まっているのかと思っていました(笑)
ちゃんとわかっている理由があるものなのですね。

お礼日時:2006/12/26 02:41

ヒトの性は性染色体で決まります。


性染色体はxとyとがあります。

オスの体細胞はxとyの染色体を持っており、それが2つに分かれて(減数分裂)して精子になります。

つまり、精子はxタイプとyタイプの2種類が同じ数だけあります。

メスの体細胞はxとxを持ってますので、卵はxタイプのみ。

その精子と卵が合体するのですから、

x+x  → 女の子
y+x  → 男の子

確率は半々です。

ですから、男女は基本的に半々の数で生まれます。

A1,2の方のご指摘のように 男の方がやや多いです。男の方がひ弱、女の子の方が生命力が強いからだといわれてます。

また、戦争などが起こるとさらに男の子が生まれる割合が多くなるともいわれています。(これは昔聞いたような気がしますがあまり自信ありません)

このあたりは、人間・自然の摂理の不思議なところです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
確率の問題なのですね。
そういえば、
「戦争が起こると男の子が生まれる割合が多くなる」
というのを、私も聞いたことがあります。

お礼日時:2006/12/26 02:37

保健体育で習いましたが、男子と女子の生まれる比率は105:100だそうです。


しかし、男子の方が体が弱いため、自然淘汰されて、成人する頃には、100:100の比率になるそうです。
女の子のほうが、体は強いのですよ。女は強しです。
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保健体育で習いましたが、男子と女子の生まれる比率は105:100だそうです。


しかし、男子の方が体が弱いため、自然淘汰されて、成人する頃には、100:100の比率になるそうです。
女の子のほうが、体は強いのですよ。女は強しです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
105:100でしたか。半々ではなかったのですね。
しかし、この比率になるのはどうしてなのでしょうか?

お礼日時:2006/12/25 21:09

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