アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

欧米各国は戦前、植民地をたくさん持っていましたが、欧米各国は現地の住民に何をしたのですか?
日本は台湾や朝鮮に対して日本語を強制させたようですが、それは普通ですか?
日本語を強制させた理由は「意思統一を図るため」などと言われますが、それは正当化するために言っているのですか?

また、基本的な質問ですが、『大東亜共栄圏』も正当化するためのものだったり、建前だったりするのでしょうか?(大東亜共栄圏については自分で調べますので詳しい説明は不要です)



お時間がありましたら、どの国が、どの国に対して、というように、詳しく書いていただけるとありがたいです。

A 回答 (12件中1~10件)

 歴史認識というのは、個人差が大きいですから、あくまでも参考意見として。



>欧米各国は現地の住民に何をしたのですか?

 良くて愚民化政策(例:イギリスによるインド支配。経済的な帝国主義の場合、これが一番多いでしょう。植民地の人間に自国の言葉を積極的に教えて教化すると、宗主国の立場が危うくなるので、本来ならば無謀です。)。
 普通で奴隷労働(例:欧米によるアフリカ支配)。
 悪くて虐殺(例:アメリカ合衆国による北米大陸支配)。


>日本語を強制させたようですが、それは普通ですか?

 普通です。

 例えば、インド人がコンピュータ技術者の世界でトップクラスになっているのは、英語圏に組み込まれてしまった恩恵です。結果的に。
 一見、日本と似ているようですが、積極的に教化して高学歴化させようとするのと、文盲をほったらかして結果的に喋り言葉が広がるのとでは、政策として雲泥の差です。

 似たような感じで、北米大陸に住んでいたインディアン(ネイティブ・アメリカン)は、独自の言語をほとんど失い、今はフランス語や英語で喋ってます。
 なお、部族の誇りは失ったかも知れませんが、豊かな先進国の住人となっています。
 これが良いことのか悪いことのかの判断は、それを評価する立場によるでしょう。


>正当化するために言っているのですか?

 物事には、表と裏があります。
 で、どっちが良い方に働き、どっちが悪い方に働くかは、歴史が終わってみないとわかりません。
 日本の植民地に日本語を使用させたのは、「日本本土並みの扱いへ昇格させた」という考え方もできますし、独自の民族的伝統を奪ったとも言えます。


>『大東亜共栄圏』も正当化するためのものだったり、建前だったりするのでしょうか?

 目的は立派です。大義名分は立ちます。一応。
 解釈は、先の話同様、「どのような立ち位置で解釈するか」で異なります。

 例えば、「問題は、理想ではなく、あくまでも結果だ!」という解釈をすれば、敗戦してしまった以上、日本の立場はありません。(勝てば官軍)

 ただ、ポイントとしては、「正当化しようと思えば、それも不可能ではない」だけ、日本の施策は、白人の施策に比べれば遙かにマシだろうとは思います。
 イギリス人入植者(侵入者?)によるインディアンの虐殺や、アフリカの黒人の奴隷化なんかは、正当化自体ができそうにないでしょ?(^^ゞ

 あとは、比較論で論ずるか、絶対論で論ずるかでしょう。
 「マシであろうとなかろうと、悪は全て悪だ!」とか言ってしまうと、歴史の敗者は、みな等しく悪役です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

最後のあたりは特に説得力バツグンで、とても参考になりました。

イギリスはインドに対して英語は教えなかったんでしょうか?
歴史の敗者というのは結局、敗戦国ということでしょうか?

よろしければ教えてください。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/03 00:53

日本語を強制したかどうかはあなたの判断に任せます。


(下記サイトをご参考に)

海外では言葉、財産を奪うのは常識です。
日本みたいに36年も投資(投機かもしれません)した国は稀有です。

日本と欧米の違いですが、日本は併合して日本の行政管轄において一人の人間として扱ったという点です。海外は植民地若しくは支配地域ですので人間としては取り扱っていません。未だに大英博物館にはカラードの上にホワイトという人種があると堂々と書かれています。

台湾には統一言語がなかったので、日本の統治によって統一言語が出来たのは有名なはなしです。
朝鮮の場合は両班のみが漢文を読み書きでき、庶民はよくてハングルほとんどが文字が書けない状態でした。(平均余命26歳)そこで朝鮮総督府によりハングルの普及が図られたのです。そういう意味ではハングルの強制は日本人によって行われたので、古来からの公式文字であった漢文を奪ったと言えます。

参考URL:http://photo.jijisama.org/hg.html
    • good
    • 0
この回答へのお礼

僕はかなり無知なのですが、、、、

参考URLの教科書は、“終戦前の数年の日本語が強制された時代”の教科書なのでしょうか?

(話題が逸れてしまいますが、日本が行った日本語の強制、とは、教科書に日本語以外は載らなかったということでしょうか?)

日本語が統一言語になる前の台湾、つまり、統一言語が無い国、というのは今、ありますか?
また、戦前はいくつかあったのですか?

よろしければ教えてください。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/03 01:28

「欧米各国は戦前、植民地をたくさん持っていましたが、欧米各国は現地の住民に何をしたのですか?」


一例を挙げますと、15世紀から17世紀にスペインやポルトガルが今の中南米を植民地化しました。主な目的は砂糖キビの栽培、銀などの鉱物資源の採掘です。即ち、それらの地域の資源を可能な限り本国に持ち去ることです。

これらの地域では、あまりにも原住民を酷使したために、元々住んでいたモンゴロイド系(インディアン)の原住民が絶滅しました。中南米の赤道に近い地域の住民はほとんどが黒人で、社会の上層に行くに従いヨーロッパ系になります。これは「原住民が絶滅し、奴隷として輸入された黒人に置換された」ことを意味します。黒人の方がモンゴロイド系の原住民より肉体的に頑健だったので、西洋人の酷使に耐えて生き残る率が高かったようです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

>ほとんどが黒人で、社会の上層に行くに従いヨーロッパ系

これは全てが異常ということですね。。。。


ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/03 01:31

植民地支配の原則は、分割統治です。


ある特定の民族や部族などを手なずけて、支配の手先として大多数の民族や部族などを支配するといったやり方です。
ヨーロッパ人は、直接支配せず、間接統治の形をとることにより、ヨーロッパ人への直接の反抗を無くす事をもくてきとします。
たとえば、マレーシアやインドネシアなどでは、中国人(華僑)を優遇し、マレー人やジャワ人などを支配しました。
ミャンマーでは、大多数のビルマ人を支配するために、少数民族のカレン族を使いました。
現在クーデター騒ぎのフィジーでも、フィジー人を支配するために、多量のインド人を送り込み、支配の手先としました。
アフリカ諸国などでも同じで、内戦が絶えないのは、こうしたヨーロッパ諸国の分割統治によるものです。

メキシコやペルーなどの場合は、混血のメスティソやクリオージョ(中南米生まれの白人)が、その役割をしました。

そのため、現地人の反抗は、支配者に向き、直接欧米諸国には向きませんでした。
日本の朝鮮支配では、日本が直接統治してしまったため、怒りの矛先が日本に向いてしまったのです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

とても参考になりました。


日本のように直接統治した国はありますか?
日本のように直接統治していて、現在批判(怒りの矛先…)されている国はありますか?
セオリー通りに分割統治していて、現在批判(怒りの矛先…)されている国はありますか?

よろしければ教えてください。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/03 01:35

アメリカ大陸の人達に対してヨーロッパ人は何をしたかを調べればどうでしょうか


アメリカ合衆国の場所にもともといた人たち(今はインディアンとは呼ばないそうです)が英語をしゃべっていたはずはありません
中南米の人たちもスペイン語を話していたのではありません
ヨーロッパ人が植民地にして現地の文化を破壊したのです
    • good
    • 0
この回答へのお礼

当たり前のように考えがちですが、そうですよね。
今となれば言語が同じで便利なこともあるかもしれませんが。


ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/03 01:52

戦時中、欧米列強は過酷な搾取植民地政策を行いました。


これは、した、された側双方が認めていることから判明しています。
アフリカから黒人を連れてきて奴隷にしたなどというのは結構昔のことですが、有名ですよね。他にもフィリピンなど植民地としていて、石油を取っていましたよね、イラク戦争時のクウェートとよく似た感じでしょうか(搾取の植民地政策)

ドイツはユダヤ人などの迫害等、領土拡大のための植民地政策を行いました。ホロコーストなどが有名ですね。それからバルカン半島・ソビエトなどに侵攻し、最初のほうは連戦連勝していましたが、徐々に徐々に負けていきました。(植民地領土拡大政策)

そして日本ですが、日本は朝鮮や台湾を植民地としたというより、日本自体にした、投資政策をしたといえるでしょう、世界で始めて自国の費用を使ってまで、育てました。理由としては朝鮮半島の位置はやはり、日本にとってすぐ攻撃できる場所であり、他国の植民地にされては、安全に関わることでした、しかし朝鮮国というのは事実上、どこにでも侵略できる国であり、土人的生活をしていたために、日本は手続きを踏んだ上で条約を結んで日本の一部としました。(同化政策)
ただ植民地にするだけなら、条約など結ばず、侵略すればいいだけのことです。

日本が日本語を強制した?何のことでしょうか?
日本はハングルを必修で学ばせ、逆に朝鮮側の教育指導者が日本に媚びへつらうために日本語を強制していたというのが事実です。(投資植民地政策)

大東亜共栄圏というのはやはり水掛け論というか、やはり、正当化ですよね、しかし、現実的に日本の植民地政策を受けて恨んでいる国というのはとある3国だけで、他は祝っている国、何も思ってない国、などさまざまです。思想の問題でしょうね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ユダヤ人迫害については簡単に勉強してみました。

同化政策、というのをウィキペディアで調べたところ、いわゆる、奴隷扱いを施した国の例もありました。
同化政策、という言葉自体が、愚民政策や奴隷のための政策と反する言葉ではないのでしょうか?
日本語を強制した時が数年間だけあったようですが、その知識は正しくないのでしょうか?

よろしければ教えてください。

>逆に朝鮮側の教育指導者が日本に媚びへつらうために日本語を強制していたというのが事実です。

というのは『一般人』がわかる範囲でしょうか?
専門家でも判断が難しいと思うのですが…


ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/01/03 02:07

4番です。


>日本のように直接統治していて、現在批判(怒りの矛先…)されている国はありますか?

この代表的なのが、キューバではないでしょうか。
キューバは、アメリカが直接統治しましたが、キューバ革命によりアメリカより独立し、アメリカの敵視政策も有りますが、キューバは現在でも反米国家です。
他にも、アフリカのコモロ共和国も、フランスに敵対していますが、こちらの場合コモロ独立時に一緒に独立せずにフランス領に留まったマヨット島が、コモロ共和国よりはるかに裕福な生活水準のためのねたみとも言えますが。

>セオリー通りに分割統治していて、現在批判(怒りの矛先…)されている国はありますか?

ジンバブエでは、イギリスからの独立後も、白人支配がつづいたため、現在のムガベ大統領の経済政策失敗の人気回復のため、白人農地などの黒人による一方的専有を認めたため、ヨーロッパ諸国(特にイギリス)と対立関係にあります。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

問題の元はいろいろなところにあるということを考えないとダメだと感じました。
とても参考になりました。

お礼日時:2007/01/04 20:50

侵略か併合かの論議につてはつい最近次のような報道(最近と言っても1年前以上前)がなされました。


韓国主張崩れる
 【産経新聞ソウル26日=黒田勝弘】日韓の歴史認識問題で大きな争点になっている日韓併合条約(一九一〇年)につい て合法だったか不法だったかの問題をめぐり、このほど 米ハーバード大で開かれた国際学術会議で第三者の英国の 学者などから合法論が強く出され、国際舞台で不法論を 確定させようとした韓国側のもくろみは失敗に終わったという。
 会議参加者によると、合法論は国際法専門のJ・クロ フォード英ケンブリッジ大教授らから出され「自分で生 きていけない国について周辺の国が国際的秩序の観点か らその国を取り込むということは当時よくあったことで、日韓併合条約は国際法上は不法なものではなかった」と 述べた。
 また韓国側が不法論の根拠の一つにしている強制性の 問題についても「強制されたから不法という議論は第一次 世界大戦(一九一四-一八年)以降のもので当時としては 問題になるものではない」と主張した。
 この学術会議は米ハーバード大アジア・センター主催で十六-十七日開かれたが、韓国政府傘下の国際交流財 団が財政的に支援し韓国の学者の主導で準備された。
これまでハワイと東京で二回の討論会を開き、今回は韓 日米のほか英独の学者も加えいわば結論を出す総合学術 会議だった。
・・・・・ということで、当時の朝鮮半島は独立国ではなく、統治能力もないし民位も低く誰に支配されてもおかしくない状態でした。ロシアの支配になれば当然日本の地位も危なくなるところだした。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

国際法的に問題が無かったということは確かなようですね。
とても参考になりました。

お礼日時:2007/01/04 20:46

NO.6です。


日本語強制というのはまずありえないでしょう?
そもそも日本語を教えるにはもともと現地の言葉をこちらが覚えて、教えなければならないので、いきなり日本語で教育されても困るでしょう?むしろ通じません・・・。
たとえばアメリカが日本に英語教育を強制したとしてもアメリカ人が通じるように日本に教育しないので、日本から見れば、何を言ってるのかさっぱりなので教育のしようがないです・・。
実質上日本語を学びたいという朝鮮人は少なくなかったのではないでしょうか?日本本土のほうが豊かであったし、本土に出稼ぎにいったりする朝鮮人がいたわけですから。
創氏改名や戦地売春婦と一緒ですね、任意だったにも関わらず、反日でまとめるために強制だと大嘘をつくんですから。

そもそもハングルの歴史は日本人が1886年にハングルと中国漢字の混ざった新聞を書いたことが始まりとされています。併合前から日本語を強制するつもりなら新聞でいちいちわざわざハングルを用いるでしょうか?

同化政策についての話しは、もともと朝鮮人は土人で最貧国のひとつだったので、日本との同化政策はプラス以外何があるのでしょうか?そこの例を述べてください。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

戦地売春婦と同じにしている時点でとても曖昧だと思います。

お礼日時:2007/01/04 20:40

大学で旧植民地諸国(主に20世紀のアフリカ)についてちょっと勉強しました。



最初に少し気になったので、書いておくと、一言で植民地といっても、実際の政策は、宗主国・地域・時代によって大きく異なります。他の方の回答で触れられている中で一番古いのは、スペイン&ポルトガルのアメリカ大陸征服のようですが、これは16世紀の話です。これと戦前の日本の植民地政策を並べて考えるのは、年代の差から言えば、織田信長の政策と、昭和の日本の政策を並べて考えるようなものです。例えば「残酷か否か」といった問題を、現代の価値観で判断する事自体は何の問題もなく。織田信長の政策を、当時の価値観で評価しろ、と言いたいのではありません。しかし、「(例えば)戊辰戦争での幕府方を明治政府が扱った時のやり方は、織田信長の伊勢長島の一向一揆への対応に比べれば、まだ人道的だった」と誰かが主張しても、「だからなんだっての??」って事になるだけでしょう。少なくとも、まともな学者が言うような話ではありません。人権思想は、フランス革命前後に広がったし、民族自決という概念が、「理想」としては定着したのは第一次大戦後です。このような歴史の流れを飛び越えて、比較する意味ってなんでしょう??
あえて、すべての植民地支配の共通点を見つけるのならば、一番はっきりと目立つのは、支配する側は、植民地側の住民を「劣った者であり、自分達の支配は、劣った者に恩恵をもたらす」と考える、という事でしょう。

<欧米諸国の植民地政策について>
わりとマイナーな(?)ベルギーによるコンゴ支配についてちょっと書きます。コンゴの植民地化は、ベルギー政府の支援が得られず、国王が自らの費用で行った事から、国王の私有植民地である「コンゴ自由国」となりました。(1885年に国際的に承認される)ベルギー政府のコントロールが及ばなかった事もあり、徹底的な収奪を行いました。コンゴで産出するゴムは「自由国の所有=国王のもの」とされ、現地人に採集が義務付けられ、それを強要する為に、女性・子供を人質にとり、あるいはノルマに達さない罰として右手を切り落とす事までしました。ゴム採集の強制は、現地の軍隊(将校・下士官は白人、兵士は現地人)の任務とされ、そのうち、切り落とした手の数によって、現地人兵士のボーナスの額が決定されるようになり、採集される方は、それを逃れるために他人を殺して手を集めてくるようなことになった、という話まで伝わっています。このような政策が発覚して、国王は英米の反発を買い、かつベルギー国会でも「国の恥」として大問題になり、国王は1908年に政府に統治権を譲り、「ベルギー領コンゴ」となりました。

アフリカに置ける植民地政策の類型として、かなり乱暴な区分ではありますが、以下のようなものがよく使われます。
イギリスの「経験主義」:アフリカ人に教育を与えて訓練し、行政等の経験を積ませて、段階的に一定の範囲内で自治を与えていく。その為に植民地に教育機関を設け、更には、選ばれた者には自国への留学の機会も与える。

フランスの「同化主義」:フランス語・フランス文化に同化した者には、フランス人と同等の市民権を認め、植民地をフランス化していこうという政策。その一方で、フランス文化に同化しない現地人は、社会的・政治的な差別を受ける。(現実に市民権が認められる程同化した現地人の率が低いのは言うまでも無い。)

ベルギ-領コンゴでの「家父長主義」:アフリカ人は「子供」のようなもので、一定の庇護、教育は必要と考える。(その為、初等教育にはかなり力を入れたが、高等教育の機会はほぼゼロに近い)

日本の政策は、この中ではフランスの同化主義に一番近いです。但し、日本の方が初等教育から高等教育まで徹底していた事、日本の場合、同化しても、市民権は与えられなかった事、の2点は異なります。また、上の類型は、一応アフリカに関するものですが、その他の地域でもある程度当て嵌まります。インドに於いて、イギリスは、現地人植民地官僚を育成する為に、大学を含む高等教育機関を作りました。フランスの「フランス語普及政策」は、ベトナムなどでも見られます。

<朝鮮における日本語教育について>
台湾の事は良く知らないので、朝鮮の事だけ回答します。第一次朝鮮教育令(1911年)の頃から、教育の目的は「忠良なる国民を養成」する事とされ、国語(=日本語)教育が、朝鮮語の教育よりも重視されました。簡単に言えば「日本人に変えてしまえ」という事です。勿論、日本人に変えるからといって、日本人と同じ政治的権利を与える訳ではありません。(まぁ、仮に後50年植民地支配が続いていれば、どうなっていたかはわかりませんけどね。)そういう方針は、第三次朝鮮教育令(1938年)でよりはっきりと現れ、僅かな朝鮮語の授業(それも必修ではなく随意科目)が理屈上は可能な以外は、すべて日本での教育内容と同じになりました。尚、日本語の強制とは、そのような教育の場で、例えば、朝鮮語を使ったものに「罰札」をつけたりした事をいいます。(こういうやり方は、沖縄で行われた教育と同じですね。)また、1942年の国語常用運動に於いて「日本精神体得上、国語常用が絶対必要なる所以を理解せしむること。」、「大東亜共栄圏の中核たる皇国臣民として国語の習得常用が必須の資格要件たることを自覚せしむること」という方針が立てられ、日常生活でも日本語を使用させようとした事も含みます。しかし、日本語教育を受けていない大人達に、無理矢理日本語を話せと言っても無茶なのは言うまでもありません。そういう無茶に挑戦しようとした国が他にあるかと言われれば、私の知る限りでは、ないです。
尚、元々、「日本語の強制」というのは、そういう無茶を実行しようとした事を意味しています。創氏改名が強制された、というのは、例えば、「こんな事は誰も望んでいないんだが、自分も立場上は、創氏せざるをえない」と言った村長さんが検挙された、とかそういうのを、言っています。法定創氏以外は、法律上任意だったなんて、誰でも知っています。批判するなら、せめて相手の主張を理解しないと…。ハングルの歴史が19世紀から始まった、なんていうのは、ハングルの使用例が、いつの時代のものから残っているかを考えれば…

<大東亜共栄圏について>
どういう意味で「建前」というかは別として、アジアでの自国の権益を確実なものにしたい日本にとっては、アジア諸国が宗主国の影響を離れて自立するのは、目的に合致します。太平洋戦争中(1943年5月31日)の「大東亜政略指導大綱」で、独立を認める地域と、日本の領土に組み込む地域を分けたのも、当時の状況からして、ごく自然な発想でしょう。重要な資源のある所は、自分の領土として確保したいですからね。

尚、現地人の一部を、植民地支配の手足として使うのは、ほぼ共通した特徴です。日本の朝鮮支配の場合、気候や文化が似通っているので、欧米諸国のアジア・アフリカ支配に比べ、本国人官僚を呼ぶのは楽でしたが、それでも、日本人だけでは支配できず、朝鮮人を手足として使っており、これも同じです。
すべての旧宗主国が、植民地支配に対して旧植民地国から、謝罪を要求され、賠償に繋がりかねないので、経済援助をする約束に留めています。(2001年のダーバンでのダーバンで開かれた「人種差別反対世界会議」)これは、日韓基本条約締結時の日本のスタンスと同じです。旧植民地国で、植民地時代の教育制度が、近代教育の導入のきっかけになるのも、ほぼ共通項です。ここらへんについては、共通項は確かにあります。
本国からの投資が、結果的にその国の経済成長に寄与したりするのは、全ての植民地に当て嵌まる共通項では勿論ありませんが、日本に限った事ではありません。(例:イギリスによるインドでの鉄道建設。南アフリカでの鉱山開発。)
少なくとも、学問の世界では「植民地支配の結果(の一部)が、後の経済発展・社会発展につながる」というのは、さして珍しくもない話です。それを「いい事をした」とか「自分達の植民地支配は特別である」といったら、そりゃ、相当珍しい人だとは思います。(政治家なら、そういう事を言いたがる人は、日本以外にもいますけどね。)
    • good
    • 2
この回答へのお礼

丁寧で詳しいご回答に感謝申し上げます。


なにか、ふりだしに戻ったような感じがしたのですが、

●列強が植民地で愚民教育をしたというのは大袈裟
●日本が多額の資金を注入したところで珍しいことではない

ということでしょうか?




>イギリスの「経験主義」

はとても良心的(?)な政策なのですが、その経済主義とはいつの時代の政策で、最終目的として何のための政策だったのでしょうか?

>フランスの「同化主義」

に関しても、いつの時代の政策だったのでしょうか?

お礼日時:2007/01/06 05:56

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!