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A級戦犯の方々の役職をみると、なぜ陸軍出身者が多いのでしょうか?
戦死された方が海軍は多かった為でしょうか?
歴史に疎い私にどなたか教えてください。

A 回答 (5件)

海軍は軍人が政治にタッチすることを禁止していたのに対して、陸軍は政治に深く関与していたことが大きな原因です。


A級戦犯は国家指導者中心としていたため、陸軍出身者が多いわけです。
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そういうことではありません。


よくA級戦犯の”A級”を最上級の意味と
誤解している人がいますが、
正しくは、A級とは極東国際軍事裁判のA条項のことで、
具体的には
”平和に対する罪、
すなわち宣戦を布告せる又は布告せざる侵略戦争、
もしくは国際法、条約、協定又は誓約に違反する戦争の
計画、準備、開始、または遂行・・共同謀議・・への参加”
した被告のことです。

ちなみにB級戦犯は、通常の戦争犯罪、
戦時国際法における交戦法規に違反行為をした被告のことで、
C級戦犯は、人道に対する罪、
大量殺人、奴隷化、捕虜の虐待、その他の非人道的行為を行った被告となります。

現代、戦犯という言葉は、むしろ極東軍事裁判所がC条項とする分野の
被告にたいして使うので、ユーゴ内戦とかの戦犯はこっちにあたりますし、
こっちのほうが極悪といえます。
だからA級よりもB、Cの方が問題とされるべき罪状でしょうが、
世間にはあまり理解されてませんね。
A級、平和に対する罪で裁かれたケースは
ニュールンベルクと極東裁判以外はほとんどありません。
国権を裁く法律がないので、法論理という意味でも、特異な罪状といえるでしょう。

さてA級戦犯になった海軍関係者は三名だけですが、
該当する罪状が、太平洋戦争の開戦に関することだけなので
当時の軍令部長と軍務局長、海軍大臣だけになるのは理屈です。
海軍が開戦に関わったのは戦争の最後の5年だけ。
対して、陸軍の場合、満州事変や上海事変なども対象になり
15年間に起こったすべての戦争行為の開始に関係しているので
当然、被告の数は多くなります。
軍の三役だけでなく、陸軍からは首相も二人出してますし、
関東軍関係者は戦争責任の最たるものです。
しかし当然有罪と思われる人物(石原)もなぜか数人は被告にすらなっておらず、
逆にあまり関係なさそうな人(広田)も選ばれているなど
A級戦犯の選定には、政治的判断がバリバリ働いていて、作為的な人選なのは明らか。

ただ戦死者が海軍が多かった(?、陸軍のほうが多いはずですが)からどうだ、ということはでは全くありません。
GHQが考慮するはずもなく、日本側も
何しろ兵隊に特攻をやらせ、民間人は放置か殺害すらした国家なのですから、
人命なんか歯牙にもかからんでしょう。
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とりあえず、靖国神社のサイトです。

このサイト自体今日発見したので、まだあまり読んでません(^^ゞ。
でも、A級戦犯についても書かれてるので、それをお読みになられては?
A,B,Cつってもアメリカが決めた事ですからね。それについて認識が無いのに、中国がA級戦犯を祭ってる靖国へ首相、外務大臣、官房長官は行くなってのも変な話です。

参考URL:http://www.yasukuni.or.jp/index2.html
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海軍がアメリカに協力的であったためです。


太平洋に消えた勝機: 本: 佐藤 晃
によれば、大陸で主に中国軍と戦っていた陸軍に対して、太平洋でアメリカ軍と戦ったのが海軍。陸軍は、「ちょっと 来て」と言われて、戦略も検討できないうちに、太平洋に連れて行かれたのが陸軍。
しかも、情報は海軍が握っていて、海軍の偽情報に踊らされてしまった。
一方海軍は途中から艦船保全策に走り、戦後をにらんだ。
戦前からのつきあいで、陸軍にはアメリカ通がいなかったのに対して、海軍にはアメリカ留学組が多く、陸軍が生け贄になった。

海軍がアメリカ軍と戦うまで、黙っていたかというと
上海事変は、日本第三艦隊と海軍陸戦部隊が始めたものであり、海南島の占領には積極的に関与しています。
また、最初に組織的な特攻を始めたのも海軍です。大西瀧治郎海軍中将
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この回答へのお礼

海軍と陸軍は仲がわるかったということですし、
今もそれを引きずっていることは聞きます。
「指揮官たちの特攻」を読んでも非常に心が痛い思いです。

お礼日時:2007/02/02 09:48

実は私も貴方と同じような疑問を感じて一年程前にこのスレに質問したことがあります。

その時10人程から回答を貰いましたがその時多くのひとが陸軍の方が残虐行為が多かったからでは無いかとの回答でした。しかし私の考えはそうではありません。海軍ははたして敢闘精神で戦争をしていたのか疑問です。真珠湾攻撃、レイテ沖海戦、等アメリカから見れば中途半端な攻撃しか出来ない海軍だなと舐められていたと思います。戦後アメリカの将軍が日本海軍の欠点として人事の硬直にあるといっていたそうです。
陸軍は情報戦とか後方撹乱とかアメリカから危険視されていたのではないかと思われます。シンガポール陥落の時英軍のインド兵全員を日本軍
の味方にしてしまう工作はアメリカも見過ごすことはできなかったでしょう。ルパング島の小野田少尉のように戦後約30年間戦争出来る教育
をしてきた陸軍の方を恐れた結果、戦犯が陸軍に偏っているとかんがえています。
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