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三相PWMインバータや、三相スイッチングコンバータでは高調波が発生しますが、なぜ第三次高調波成分は打ち消されて出現しなくなるのでしょうか?
フーリエ解析をしてみたものの良く分かりません。

お分かりの方はぜひ教えてください。

A 回答 (2件)

・三相それぞれの波形が同一


・各相で基本波の位相差が120度ずれている
という条件が成立していれば、
*各相の3n次高調波は同位相、同振幅
になります。
ここで、
・三相三線の線間電圧、線電流の総和は0
という条件から、
線間電圧、線電流には3n次の高調波成分は含まれないことになります。

で、
最初の「各相の波形が同じ、基本波の位相差が120度」の条件が満足されてない場合には3n次の高調波は残留しますし、
この条件が満足していても、Y結線の相電圧では3n次の高調波が含まれていることもあります。(その場合、3n次の成分からなる中性点間の電圧が発生します。)
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補足


三相PWM変換器制御の場合ですと、三相が同じ波形になっていれば、先に書いた理由で、三相の線間電圧には3n次の高調波は現れません。
ただし、先の中性点電圧と同様に、PWM制御した結果に3n次の好調派が含まれている場合、負荷の中点と変換器の中点(直流回路の中点)の間に電位差が生じます。
(逆にこれを利用して、積極的に3n次の高調波を盛り込んで、中性点間に電圧を発生させて、直流電圧の利用率を上げたりすることもあります。)
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