プロが教えるわが家の防犯対策術!

高圧電路の絶縁耐力試験では、その印加電圧は、交流で行う場合、公称電圧の1.15/1.1倍を最大使用電圧として、その1.5倍で求められますが、この1.15/1.1という乗数の根拠は何ですか? 様々な講習会で先生方に質問しましたが、答えられた方がいません。どうかお願いします。

A 回答 (4件)

参考URLの「電気供給約款取扱細則」によれば


公称電圧は
100V,200V:3.3kV,6.6kV:22kV, 33kV, 66kV, 77kV・・・で
低圧がキリの良い数値なのに、高圧以上ではなぜか1.1倍した値になっています。
高圧以上では、電圧降下(10%)を見込んで最長受電端で
キリの良い値になるようにしているようです。
このキリの良い電圧を基準電圧として
基準電圧=公称電圧/1.1
最大使用電圧=基準電圧×1.15倍・・・としたのでしょう。

戦後、電力会社の統合で、さまざまな規格、仕様の送電、配電網を
連結する際の歴史的な関係があるかもしれません。

参考URL:http://www.onyx.dti.ne.jp/~eses/page016.html,htt …
    • good
    • 5
この回答へのお礼

なるほど、1.1というのは電圧降下10%を見積もった値ということなのですね。1.1の意味がわかりました。どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/03/24 23:26

蛇足ですが



>ドンブリ勘定

実際の高圧配電線の送り出しは6.7-6.8程度だったと思います。
そこに電圧変動なども加わるのであながちドンブリ勘定とも言いがたいというか、
そこそこ妥当なところだと思いますよ。
それに、若干高目に裕度を見込むところあたりが安全を目指す電技らしいというか その辺は安全率と考えて、+αされていると思っておくくらいでよいかなと思います。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

なるほど、ごもっともなご意見です。ありがとうございました。

お礼日時:2007/03/25 22:05

ようは最大使用電圧が1.15/1.1なのはなぜか?


ということですね。

軽負荷時の電圧上昇を考慮していると思われます。
何らかの理由で極端に軽負荷もしくは無負荷になった場合に送り出し電圧がそのまま受電端に現れるとおもいます。
そのときの電圧はこれくらいになるだろうという乗数です。

電気設備技術基準・解釈のハンドブックや解説本が多く出版されています。その中に記載されれいるものがあるので見てください。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

1.1が最長受電端での10%の電圧降下であれば、1.15は無負荷時の電圧上昇15%ということでしょうか。もっともらしい乗数が、実は見積もりのドンブリ勘定の組み合わせというのは愉快ですね。どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/03/24 23:34

試験電圧の算定の基礎となる最大使用電圧は、通常の運転状態でその回路に加わる線間電圧の最大値です。



一般的には、1,000V以下の電路ではその電路の公称電圧の1.15倍、1,000Vを超える電路ではその電路の公称電圧の1.15/1.1倍とされています。

公称電圧×1.15/1.1倍=最大使用電圧
例 6600×1.15/1.1=6900

この回答への補足

早速のご回答ありがとうございます。ただ、私の知りたいのはその値とされている根拠です。よろしくお願いいたします。

補足日時:2007/03/23 20:23
    • good
    • 2

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!