プロが教えるわが家の防犯対策術!

B-CAS(ビーカス)を破ると法律違反と色々なサイトに書いてありますが、本当ですか。本当だとしたらなぜそうなのですか。そしてなぜ日本の地上デジタル放送だけこのB-CASをつけたのですか。
回答お願いします。

A 回答 (2件)

■法律


B-CASの様なコピープロテクトを解除するプログラムを作ってそれを商売にしたり配布した場合は3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金と著作権法120条の2に定められています。

自分で録画したものを自分で見るために複製しても著作者に実害はありません。
しかし「プロテクトを破った」事を立証するためには人に見せる必要があります。
その時点で120条に抵触し、著作者に実害を与える行為になります。

私的利用に関してはWIPO著作権条約第十条で例外規定が定められており、アメリカの「フェアユース規定」等のユーザーの権利を保障しています。
この規定が無い事は日本の法制度の不備だと思います。

■理由
ひとつは思想の自由に関連しての人格権。
作者は作品の公開の仕方を選ぶ権利があります。
放送のコピープロテクトは「この番組はTV公開用でネットで流してほしくない」という作者の意思で尊重すべきものです。
卑近な例では「彼女にだけ見せるつもりのラブレター」を掲示板に貼り出されたら書いた人は傷つくでしょ?

もうひとつは財産権。TV局や出版社は複製権を作者から金を出して買ってるわけだから他人に勝手にタダで配布されると困るということ。

■なぜ日本だけ?
諸外国のデジタル放送が普及を優先して現実的な規格にしたのに対して日本の規格作成が放送局や行政の天下り団体の利益優先で利用者不在で行われたことは問題です。

利用者にはデメリットだらけの仕組みですが、あえて弁護するなら映画会社が国別の映画の公開順を決めるときに政府が海賊版の取り締まりに熱心かが大きな基準になります。
中国や東欧の様に市場が大きくても流通の大半が海賊版で、さらにそれが輸出されて・・・となると公開は後回しになり、最悪配給されない事もありえます。

文明国の政府として著作権保護に勤めている姿勢をアピールしようという意図は分からないではないですが、i-Tunesの様な米国の先進的なサービスが日本ローカルの規制の為にサービスインが遅れるようでは本末転倒ですね。
    • good
    • 0

>B-CAS(ビーカス)を破ると法律違反と色々なサイトに書いてありますが、本当ですか。



まず、公式サイトの「B-CASってなに?」と「B-CASカードQ&A」を読まれることをお勧めします。↓

http://www.b-cas.co.jp/about.html

袋を破いた時点で、カード台紙に記載の「B-CASカード利用許諾契約約款」を株式会社ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズとの間で締結したことになるだけです。(法律違反とは関係ありません)


目的は、デジタル放送の有料放送、ペイ・パー・ビュー放送、自動表示メッセージ、番組の著作権保護、データ放送の双方向サービスですが、著作権保護のウエイトが高いと思います。

個人的には、NHKもB-CASで管理すると、受信料の不払い問題もすっきりすると思います。(技術的には可能)

近隣国から指摘されている、「電波越境侵入」の問題も解決すると思います。

ただし、1セグでトーンが取れなくなってきている、事実もあります。
(B-CASが不要)
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!