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動物細胞において、糖は、細胞質における解糖系によってピルビン酸になり、ピルビン酸はミトコンドリアでアセチルCoAとなってクエン酸回路に組み込まれます。
(ここまでで間違いがありましたらご指摘ください。)

ここで質問なのですが、植物は葉緑体で光合成によって糖を産生しますよね。その糖は細胞質へ送られた後どうなってしまうのですか?
動物と同じく解糖系→クエン酸回路…というプロセスを辿るのでしょうか?

色々な本を読んでみたのですが、「ミトコンドリア」に関する項目と「葉緑体」に関する項目を分けて解説している本が多く、これらの関係がいまいち理解できません。
ご回答よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

植物は,葉で昼間光合成をしましてその光合成産物のグルコースを葉緑体内にデンプンの形で貯蔵します。

このような葉などの器官をソース器官と呼びます。夜間に光合成が行われなくなりますと,ソース器官の葉緑体はこのデンプンをショ糖に変換しまして細胞質に送り出します。

細胞質内のショ糖濃度が高くなりますとショ糖は師管に運ばれ糖を必要とする器官(シンク器官)に運ばれます。これをショ糖転流と言います。このようにして植物全体にショ糖が行き渡ります。

エネルギーを必要としている器官・組織の細胞では,細胞質で再びショ糖をグルコースに分解しまして,動物と同じにミトコンドリアで呼吸に利用します。植物も夜間には酸素を吸い二酸化炭素を排出しているのです。

果実等のシンク器官では,送られてきましたショ糖をイネやジャガイモのように再びデンプンに変換したり,サトウキビやテンサイのようにショ糖そのままで貯蔵したりするわけです。
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この回答へのお礼

非常にわかりやすいご回答を有難うございます。
これまで理解できなかった内容がすっきりと解決しました。

お礼日時:2007/04/09 01:27

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